愛犬に長生きしてほしい!食べ物のことを考えていますか?

愛犬に長生きしてほしい!食べ物のことを考えていますか?

人間にとっても、ワンちゃんにとっても、食生活は健康的に生活を送るうえで、最も重要な要素の一つです。愛犬を長生きさせるために、飼い主としてどんな点に気を付けるべきなのか、食べ物に焦点を当ててまとめました。

愛犬に長生きしてほしい気をつけたい食べ物を徹底調査!

飼い主と犬

人間にとっても、ワンちゃんにとっても、食生活は健康的に生活を送るうえで、最も重要な要素の一つです。長年病気に悩まされていたワンちゃんが、食生活を改善しただけで症状が改善することも少なくありません。

しかし、色々な情報が溢れている現代において、人間のための健康法でさえ、時代と共に大きく変わってしまいます。一昔前にブームになった健康法が、新しい医学上の知見によって、全く効果がないどころか、逆に健康に悪いことが明らかになることもあります。

ワンちゃんのための健康法についても同じことが言えます。そのため、ワンちゃんの健康管理をしっかりと行なうためには、正しい知識が欠かせません。特に、毎日の食事に関する正しい知識は、ワンちゃんの健康をサポートし、元気で長生きてもらうのに役立ちます。

それで、今回の記事では、愛犬を長生きさせるために、飼い主としてどんな点に気を付けるべきなのか、食べ物に焦点を当ててまとめました。愛犬を一日でも長生きさせる食事とは、どんな食事なのでしょうか。

食事と寿命の関係性について

老犬

犬の食事環境は、ここ数十年の間に大きく変化しました。一昔前は、犬の食事は人間が食べ残した残飯でした。ご飯に味噌汁をかけたぶっかけ飯や、料理の時に野菜や肉の切れ端を残しておいて、犬に与えることもありました。

しかし、現代では、犬にとって必要な栄養を考えて作られたドックフードがたくさん販売されています。犬のライフステージに合わせたり、健康状態に応じてドックフードを選ぶことができます。また、犬種別に設計されているドックフードもあります。

こうした、ドックフードの普及に伴って、犬の平均寿命は飛躍的に延びています。「一般社団法人ペットフード協会」によって行なわれたある調査によると、昭和58年には「7.5歳」だった平均寿命が、平成26年には「14.17歳」にまで延びていました。

たった30年余りの間に、犬の寿命はなんと2倍にまで延びているのです。この変化はもちろん食事の影響だけでなく、他の要素も関係しています。

例えば、ペットを家族の一員として大切に育てる人が増え、ワンちゃんを室内で飼育する家庭が増えるなど、住環境の変化も大きく関係しています。一般的に、屋外で飼育するよりも室内で飼う方が、寒暖差などの負担がないので長生きすると言われています。

また、人間と同じように、医療技術の飛躍的な進歩によって、かつては命を落としていたような病気を治療することが可能になりました。精密な検査を行える動物病院も増え、健康状態を正確に把握できることも、犬の寿命を延ばすことに大きく貢献しています。

しかし、昭和62年の時点で、たった20%だったドックフードの定着率は、今では90%以上にまで急上昇し、平均寿命の飛躍的な向上との相関関係が認めらます。このように、食事の変化に応じて、犬の寿命は確かに延びているのです。

人間と同じ物を食べさせる危険性について

欲しがる犬

ペットフードの普及と犬の寿命との関係性について考えると、人間の食べ物がワンちゃんの寿命に悪い影響を与えていたことが分かります。しかし、愛犬にねだられて、ついつい自分の食べている食事をワンちゃんに食べさせてしまう人は少なくありません。

なぜ、人間の食べ物は、ワンちゃんの健康に悪い影響を与えるのでしょうか。ワンちゃんに人間の食べ物を絶対にあげてはいけない3つの理由を解説します。

必要な栄養素が異なる

犬の食事

犬と人間では体のつくりが違うので、必要な栄養素が全く異なります。人間が「米」や「パン」などの炭水化物を主食として生活しているのに対し、犬は本来肉食の生き物なので、鶏肉などから摂取できる「動物性タンパク質」を最も必要としています。

また、犬はブドウ糖から「ビタミンC」を合成できるので、食事で摂取する必要はありませんが、人間は体内で作り出せないので食事から摂取しなければなりません。一方、犬は「カルシウム」を人間と比較すると14倍も必要としています。

人間の食事には、ドックフードに比べて、糖分や脂肪分が多く含まれているので、肥満になってしまう可能性もあります。ビスケットやクッキーなどの甘いお菓子をあげると、砂糖やバターが多く含まれているので、犬にとってはカロリーオーバーになってしまいます。

加えて、消化器官の違いについても考慮する必要があります。人間が穀類などの炭水化物を、時間をかけて消化できる長い腸を持っています。しかし、犬の腸は短いので、肉を効率良く消化できる反面、穀類などの消化には適していません。

そのため、ごはんに味噌汁などの、人間と同じ食べ物を与えていると、消化器官に負担をかけてしまいます。結果として、消化不良を起こして、下痢や嘔吐を引き起こす可能性があります。

塩分の取り過ぎになる

塩

必要とする栄養素が異なることと関連している点ですが、犬と人間では必要とする塩分の量に違いがあります。一般的に成人した人が一日当たり9g程度の塩分を必要としているのに対し、犬が必要としているのはたった3gと、人間のおよそ1/3ほどの塩分で十分です。

塩分には、体内の浸透圧を調整するなどの重要な働きがあり、人間の場合には、特にたくさんの汗をかく夏場には、水分の補給だけでなく、塩分もしっかり摂取することが勧められます。

しかし、人間とは異なり、犬は基本的に汗をかきません。汗線が発達しているのは肉球の部分だけです。そのため、食事から塩分を摂取する必要はあまりありません。

犬にとっても塩分は大切な栄養素なので、塩分が不足すると落ち着きがなくなり、食欲の低下や脱力を引き起こします。しかし、過剰に摂取すると、臓器に負担がかかるので、心臓病や腎臓病などの命に関わる深刻な病気を誘発する危険性があります。

人間の食事には、塩分が多く含まれているので、犬に食べさせると過剰摂取になり易く、ワンちゃんの寿命を縮めてしまう原因になってしまいます。

危険な成分が含まれている

危険な成分

人間の食べ物の中には、犬にとって有害な成分がたくさん含まれています。良く知られているのは、たまねぎやニンニクなどのねぎ類です。

たまねぎの中に含まれている「n-プロピルジスルフィド」という成分を犬が食べると、体内で消化される過程において「酵素フリーラジカル」という物質が発生し、これが赤血球を破壊してしまいます。

ねぎ類はいろんな料理に使用されているので、自分の食事を与える習慣があると、間違って食べさせてしまう危険性があります。

ハンバーグやミートボールの中に、たまねぎが使用されているのをうっかり忘れてしまうことがあります。また、買ってきたお惣菜や加工食品、おやつの中に、実はたまねぎエキスが含まれているという場合もあります。

たまねぎ以外にも、「チョコレート」や「コーヒー」、「エビ」や「カニ」、「タコ」や「イカ」など、危険性のある食材はたくさんあります。そのため、間違って愛犬に食べさせてしまうことを避けるには、人間の食べ物は一切あげない習慣を確立するのが賢明です。

ドックフード選びの基準

ドッグフード

では、愛犬を長生きさせるために、どんな点に注意してドックフードを選ぶべきなのでしょうか。ドックフードを選ぶための基準になる4つのポイントをご紹介します。

新鮮な状態をキープできるか

フレッシュじゃないドッグフード

ドックフードには、愛家の嗜好性を向上させるために、「動物性油脂」などの脂でコーティングされている物が多くあります。しかし、そうした油脂類は酸化に弱いという特徴があります。

酸化したドックフードを食べ続けていると、「過酸化脂肪」が体内に蓄積してしまい、動脈硬化やアレルギーの原因となります。それで、ドックフードの酸化がしっかりと防げる商品を選ぶ必要があります。

開封した瞬間からドックフードは酸化しはじめます。開封後は1ヶ月を目安に使いきるようにしましょう。小型犬を飼っているなど、食事量が少ない場合は、小分けになっているパッケージを購入すると、いつでも新鮮な状態で愛犬に食べさせることができます。

良くある間違いの一つとして、開封後のドックフードを冷蔵庫で保存している人がいます。しかし、ドックフードを冷蔵庫にしまっていると、給餌している際に外気に触れると、温度差によって生じる結露によって、残りのフードが湿気ってしまう恐れがあります。

一度水分を含んでしまったドックフードは、細菌が繁殖しやすいため、カビや雑菌が発生しやすくなります。密閉出来る保存容器などを利用して、風通しの良い日陰で保存するようにしましょう。

加えて、酸化防止剤についても注意しましょう。ドックフードによっては、発がん性が指摘されている人工の酸化防止剤が使用されています。酸化防止能力の点では非常に優れていますが、愛犬の健康にとっては有害です。

ドックフードの酸化はしっかり防ぐ必要がありますが、危険性の高い添加物ではなく、「ローズマリー抽出物」や「クエン酸」など、天然由来の安全な酸化防止剤が使用されているドックフードを選ぶようにしましょう。

栄養バランスに注目

元気なわんこ

ドックフードは、犬の必要とする栄養素を考慮して製造されていますが、中には製造コストを抑えるために、栄養価の乏しい粗悪な原料が使用されている場合も少なくありません。

それで、栄養バランスに注目する必要があります。犬にとって最も大切なのはタンパク質なので、良質な肉類がたっぷり使用されていて、タンパク質をしっかり摂取できるドックフードを選びましょう。

また、免疫力を向上させるためには「ビタミン」や「ミネラル」などの栄養素も大切です。野菜や果物などいろんな食材がバランス良く使用されているかどうか、原材料や成分表を参考に確認するようにしましょう。

腸内環境を改善

犬のケア

安価で購入できるドックフードの多くは、徹底したコストカットを行なうために、少しでも安く仕入れることが可能な原料を使って製造しています。そのため、「小麦」や「とうもろこし」など、犬にとって消化性の悪い食材が使用されています。

また、粗悪な材料を使用しているために、ワンちゃんの嗜好性を向上させる目的で、添加物をたくさん使用しています。着香料や甘味料を使って、匂いや強い味付けでワンちゃんの味覚を誤魔化しているのです。

そうしたお腹に負担がかかるドックフードを食べ続けていると、消化酵素やお腹の中の善玉菌が不足してしまい、腸内環境が悪化して行きます。

腸内環境が悪化してしまうと、食欲不振に陥り、便秘や下痢などの便通の乱れが生じます。また、皮膚アレルギーを発症したり、毛並みが悪くなるなど、外見上にも変化が表れます。

それだけでなく、胃腸の働きが悪くなると、食物から体内に必要な栄養素を十分に吸収できなくなるので、免疫力が低下したり、体に負担がかかってしまうことに関連して老化が進むなど、寿命に影響を与えかねない健康上の問題を引き起こします。

そのため、愛犬を長生きさせるためには、腸内環境を改善して、胃腸の状態を良くすることがとても重要です。

ワンちゃんの消化器官に負担をかけないように、グレインフリーで添加物不使用のドックフードを選ぶようにしましょう。また、「ビートパルプ」が含まれていると、過剰に摂取した食物繊維によって便秘になってしまう可能性があるので避けましょう。

加えて、整腸作用のある食材が使用されている、ドックフードやサプリメントを食べさせるのも効果的です。例えば、「フラクトオリゴ糖」には、「ビフィズス菌」を活性化させて、腸内の善玉菌を増加させる効果が期待できます。

また、「LG21」や「ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株」など、「プロバイオティクス」を摂取することによって、「乳酸菌」などの微生物を取り入れることも、お腹の調子を整えるのに役立ちます。

食生活だけでなく、年齢と共に腸内環境は悪化していく傾向があるので、特にシニア犬を飼っている方は、愛犬の腸内環境を改善できるドックフードを選ぶようにしましょう。

肥満に注意

太った犬

すこし「ふっくら」しているくらいの方が、可愛いと感じる飼い主も多くいます。しかし、肥満になってしまうと、健康上のトラブルを抱える可能性が高くなり、結果として寿命を短くしてしまう原因になります。

例えば、肥満になって体重が増加すると、足腰に負担がかかるので、「椎間板ヘルニア」や「股関節形成不全」などの病気を発症しやすくなります。また、「糖尿病」や「高血圧」、「脂肪肝」や「肝硬変」などの、いわゆる生活習慣病にかかり易くなります。

一説によると、肥満気味の犬は適正体重の犬と比べて、15%も寿命が短くなると言われています。平均寿命が12歳の犬だと、太っているという理由だけで、2年も早く一生を終える可能性があるのです。

人間と同じように、肥満になる原因の多くは、運動不足と食べすぎです。ドックフードによって、カロリーが異なるので、食事量だけでなく、摂取カロリーに注意を払う必要があります。間食として与える「おやつ」なども例外ではありません。

摂取カロリーと消費カロリーのバランスが重要になります。それで、愛犬の年齢や活動量を考慮して、必要なカロリーを計算することが必要です。一般的に、必要とするカロリーは「(体重×30+70)×(ライフステージごとに考慮した)指数」で求めることが可能です。

成長期の子犬は、多くのエネルギーを必要とするので指数は「3」とします。体重管理が必要な犬は「1」です。運動量の低下したシニア犬の指数は「1.2」とします。

例えば、肥満気味の体重5kgの犬であれば、「(5×30+70)×1.2=264」なので、264kcalを目安に給餌することができます。また、体重0.5kgの子犬であれば、「(0.5×30+70)×3=255」で、255kcalが適切な摂取カロリーになります。

「おやつ」まで含めた、全ての食事の総摂取カロリーを、計算したカロリーに抑えることによって、食べ過ぎを防ぐことができます。

また、犬によっては、遺伝的に肥満になり易い犬種が存在します。例えば、「コーギー」や「ダックスフント」、「ビーグル」や「柴犬」、「ラブラドールレトリバー」や「ゴールデンレトリバー」は太り易い傾向があります。

これらの犬種は、かつて使役犬などで活躍した犬たちで、活発な性格をしているために、運動量も多く食欲旺盛です。そのため、食事量をセーブすることが難しく、好きなだけ食べてしまうことにより、肥満になり易いと考えられています。

加えて、去勢手術や避妊手術を行うと、ホルモンバランスに変化が生じ、食欲が増える一方で、活動量は低下する傾向があります。その結果、食事量が変わっていないのに、太り易くなってしまいます。

犬は自分の意志で食事制限を行なったり、適切な食事量を考えたり出来ないので、愛犬が肥満になる全ての責任は、飼い主にあると言っても過言ではありません。

犬にとって、たった1kg体重が増加しただけで、人間の10kgに相当するそうです。わずかな体重増加が大きな影響を与えるので、十分な栄養が摂取できるのは当然として、摂取カロリーを適正に保てるように、カロリーに注意してドックフードを選ぶようにしましょう。

おすすめドッグフードランキング2018【選び方と考え方のすべて】

ドッグフードを選ぶときの考え方は愛犬のライフステージや健康状態で変わっていきます。何を与えるかは飼い主さんの責任です。大事な家族と長く一緒にいるためにどういう食事をどうやって与えるかを一緒に考えていきましょう!

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まとめ

犬と飼い主

犬にとっても、健康の秘訣は正しい食習慣にあります。この機会に、大切な家族の一員であるワンちゃんと少しでも長く生活を楽しむことができるように、愛犬の食事を見直してみるのはいかがでしょうか。

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