老犬の特徴とかかえやすい眼のトラブル、涙やけについて考えよう!

老犬の特徴とかかえやすい眼のトラブル、涙やけについて考えよう!

愛犬もシニア世代になってくると、人間同様、老化現象が少しづつ現れてきます。今回は特に老犬の特徴やかかえやすい眼のトラブル、涙やけについて考えてみたいと思います!

犬は何歳からシニア犬になる?

老犬

近年、犬の平均寿命は伸びています。一般社団法人・ペットフード協会の全国犬猫飼育実体調査の報告によると、2014年の調査では14.17歳、2015年調査では14.85歳と少しづつ平均寿命が伸びていることが分かります。

では、シニア犬と呼ばれるのは、何歳頃が目安なのでしょうか?

犬はよく最初の1年で大人になる、と言われています。犬の年齢は一般的に犬種は関係なく、1歳が人間の17歳と換算され、1年ごとに4歳づつ加算していく方法が採用されています。 小型犬や中型犬の場合、10歳の時に人間の年齢では60歳程度になっており、大型犬の場合は、すでに8歳の時に60歳を過ぎていると言われています。

シニア世代になってくると、人間同様、老化現象が少しづつ現れてきます。それには白髪が出始めることや被毛が薄くなること、肌の乾燥、肌のべたつきなどの外見の変化に加え、体臭、口臭、耳が遠くなる、目が見えにくくなるなどの症状が現れることもあります。

また、行動にも変化があらわれ、散歩に行きたがらなくなることや運動量が減ること、足腰が震える、頻尿になる、長く寝るなどの変化が生じるケースもあります。

そんなシニア世代の愛犬に特に気を付けたいのが、「涙やけ」です。シニア世代の涙やけに注意すべき理由についてみてみましょう。

老犬は目の病気にかかりやすい

老犬

犬の目は被毛やほこりなど外的な刺激を受けやすいことに加え、シニア犬になると加齢により新陣代謝が衰え、目に必要な栄養素が届きにくくなり、目の病気にかかりやすい状態となっています。

老犬がかかりやすい目の病気とは?

若くても目の病気にかかりますが、老犬になるとさらにその確率は高くなります。一般的に以下の目の病気にかかりやすくなっています。

白内障

シニア犬がかかりやすい目の病気として「白内障」があります。白内障は人間も高齢になるとかかりやすい目の病気の一種で、水晶体が濁ってしまい、重度の場合は失明する危険性もあります。ただし、目が白く濁ってくる目の病気には「核硬化症」というものもあります。この病気は、目が見えなくなることがありません。

素人ではどちらの病気か判断しにくいので、動物病院を受診するようにしましょう。点眼薬などで治療を行うのが一般的です。しかし、重度の場合は手術が必要なケースもあります。

角膜炎

角膜に痛みが伴い炎症を起こす「角膜炎」は、眼球が痛むため、まばたきを何度も繰り返したり、前足で目をこするなどいつもと異なる行動をします。角膜炎は痛みを伴うだけでなく、涙や目ヤニがでやすいため、涙やけを生じる可能性もあります。

動物病院を受診すると、点眼薬を処方されるでしょう。治療中は、エリザベスカラーなどの着用が必要となるかもしれません。

結膜炎

眼球の白目からまぶたをつなぐ膜・結膜の異常「結膜炎」は、人間同様、犬もかかりやすい目の病気です。まぶたの周りが痛んだり、かゆくなることで黄色や茶色の目ヤニがでたり、まぶたやその周辺が腫れるなどの症状が現れます。

また、白目が充血したり、大量の涙が出るため涙やけにもつながります。結膜炎は、毛やシャンプーが目に入るだけでもかかってしまいます。また、ウイルスに感染していることも考えられます。もし目の周りの毛が長いなら、まずカットしましょう。そして、点眼薬と軟膏を処方してもらい治療しましょう。ウイルスに感染しているようなら、抗生物質が含まれている点眼薬や軟膏の治療が必要となります。

緑内障

「緑内障」には2種類あり、それぞれ原因が異なっています。原発性緑内障の場合、生まれつきの目の構造が関係しており、高齢になってから発祥する病気です。特にシーズや柴犬など生まれつき目の中の房水と呼ばれる、水を体外へ排出する出口が狭い犬種がかかりやすい傾向にあります。

一方、続発性緑内障の場合、他の目の疾患が原因で引き起こされると言われています。目の充血や角膜などの炎症が原因で目が痛み、涙が溢れ出て涙やけとなることもあります。早期発見で治療を早い段階で行うことができれば、症状を改善することは可能です。しかし、慢性化していると視力を失う危険性もあります。

老犬の涙やけの原因とは?

涙やけ

老犬の涙やけの原因には、上記でみた目の疾患に加え、「流涙症」という病気も関係しています。そもそも涙やけは、涙が大量にでることで生じます。涙はアルカリ性のため、被毛に濡れた涙が付いていることで空気に触れて酸化し、赤茶色に変色することが涙やけです。

特に目が大きくて鼻が短い特徴のある小型犬がかかりやすい傾向にあります。具体的にはマルチーズやシーズ、トイプードル、ポメラニアン、チワワ、パグなどが挙げられます。では、流涙症を引き起こす原因とは何でしょうか?

過剰な涙が分泌される「流涙症」の原因とは?

涙やけ

過剰な涙が分泌される「流涙症」には、さまざまな原因がありますが、涙がでる仕組みは同じです。涙は、上まぶたの裏にある涙腺で作られ、結膜から分泌することで目が潤い、目に入った汚れなどを流せるようになっています。つまり、涙は目を守り保護するという役割があります。

涙は、鼻涙管を通って目頭から鼻へと排出されるようになっていますが、鼻涙管が詰まってしまうと涙が排出できずに目から涙が溢れてしまい、涙やけとなってしまいます。涙が溢れてしまう原因には、次のようなものが挙げられます。

目に毛やゴミなどが入っている場合

風が強い日の散歩やホコリ、花粉などの異物が目に入り刺激を与えると、目ヤニが多くでたり、涙が過剰に分泌する可能性があります。また、室内にいても室内のハウスダストや花粉が影響することもあります。

花粉症などのアレルギー症状の場合

花粉や食事のアレルゲンが原因でアレルギー症状を引き起こすこともあります。特に毎日与えているドックフードやおやつが身体に合わないことが、涙やけの原因で一番多いと言われています。そのようなケースの場合、フードを変えるだけで涙やけが改善されます。

生まれつき鼻涙管に異常がある場合

鼻涙管が生まれつき短い犬種や目が大きくて飛び出ている犬種は、涙やけにかかりやすい傾向にあります。特に小型犬に多く、チワワ、マルチーズ、シーズー、ヨークシャーテリア、パグ、ポメラニアン、ブルドッグなどは流涙症になりやすいと言えるでしょう。 また、少しづつ鼻涙管が狭くなってしまうこともあります。

食事に問題がある場合

普段食べているドックフードやおやつが、涙やけに大きく関係していることがあります。ドックフードやおやつに使用されているタンパク質や添加物などの栄養素や原材料が、アレルギー反応を引き起こし、目がかゆくなったり涙が過剰に分泌します。

おしっこなどの環境トラブルがある場合

犬のおしっこ

特にシニア世代になってから涙やけが続いていることには、おしっこの量が少なくなり、身体の老廃物が目や耳、毛穴などの身体中の穴からにじみでていることが原因となっている可能性があります。 寝起きだけでなく、いつでも色が濃いおしっこをしているなら、水分が不足していることが考えられます。シニア犬になると運動量が減るため、水分の摂取量も少しづつ減ってきます。ですから、涙やけ予防として新鮮な水がいつでも飲めるような環境を整えてあげましょう。

また、ドライフードを与えていると水分不足になりがちです。もし愛犬が水をあまり飲まないようなら、フードをぬるま湯でふやかし水分も一緒に摂取できるよう工夫しましょう。また、ドッグフードの上に、生野菜をトッピングしたり、野菜やお肉・魚などを煮込んだスープをかけてあげるなら水分をたくさん摂取できるでしょう。

シニア世代になると”タンパク質”を多く必要とする!

オールド・ドッグ

犬は、タンパク質を多く必要とする動物です。子どもの時から若い時にかけては、タンパク質を消化することや吸収することは問題なく行えても、だんだん年を重ねてくると、消化しにくいタンパク質が老廃物となって体内に蓄積されやすくなってしまいます。

シニア犬になると、人間のように新陣代謝も落ちてきて、身体全体の機能も少しづつ低下しています。しかし、今まで涙やけの症状がなかったのに、頻繫に涙が溢れているようになっているなら、消化器官に負担がかかっていることが考えられます。

消化しにくいタンパク質が含まれているフードを与えていると、老廃物が体外へ排出されず、涙管や鼻涙管が詰まる原因となり、涙やけが生じる可能性が高くなります。

シニア世代になってから涙やけの症状が現れ初めているなら、いつも与えているフードのタンパク質が消化・吸収できずに身体が辛くなってきていることのサインです。是非、消化がよく吸収しやすい良質なタンパク質を原材料としているドックフードやおやつに切り替えるようにしましょう。フードが消化できないことは、涙やけだけでなく、身体にも大きな負担がかかっており、大きな疾患につながる危険性も潜んでいますので、愛犬の様子をみながらフードを切り替えましょう。

犬もシニア世代になると免疫力が低下する!

老犬

犬も人間同様、年齢と共に免疫力が低下してきます。そのため、今まで涙が溢れだして涙やけをしたことがない愛犬でも、シニア世代になってから涙やけが発症することもあります。目の疾患やフードの影響、アレルギーなどが原因として考えられますが、同時に免疫力が低下していることも影響していると言えるでしょう。

ドックフードやおやつの添加物による影響

ドックフードやおやつに使用されている添加物やタンパク質などの栄養素、その他さまざまな原材料に対してアレルギー反応を示す犬は少なくありません。目ヤニが多くでたり、目がかゆくなったりして、涙が過剰に分泌されます。

特に市販されている安価なドライフードには、人工添加物がたっぷり使用されています。長期間保存するために保存料や、粗悪な原材料を使用しているために着色料や香料を使い、酸化防止剤の油脂でコーティングしています。

すべての添加物が体に悪いというわけではありませんが、体に悪影響を及ぼすことは確かです。悪影響を及ぼす添加物は体内で分解されないため、体内に蓄積され、鼻涙管を詰まらせて、目ヤニや涙の分泌量を増やします。そして、添加物に汚染された涙はドロドロとなり涙管な鼻涙管をふさいでしまい、涙が目から溢れてしまい、涙やけを引き起こす原因となります。

ですから、涙やけを改善させるために、まずいつも与えているドックフードやおやつを見直してみることは大切です。

では、どのようにシニア世代に合ったフードを選べばよいのでしょうか?

涙やけを改善できるドックフードの選び方とは?

ドッグフード

安全なドックフード伴いドックフードやおやつが問題となって、涙管や鼻涙管を詰まらせているなら、ドックフードやおやつを変えるだけで涙やけを改善することが可能です。その際、愛犬の体質に合ったものを選びましょう。

では、どのように安全なドックフードやおやつを選べばよいのでしょうか?涙やけを改善できるドックフードの選び方についてみてみましょう。

1、添加物を使用していないこと。

安価ドックフードやおやつは、コストを抑えるために化学調味料や酸化防止剤、着色料、香料、保存剤など多くの人工添加物を使用しています。特にBHTやBHAなどと記載されている酸化防止剤には、発がん性物質があります。

人工添加物を長期間にわたって摂り続けていることや、過剰摂取は涙管や鼻涙管を詰まらせ、涙やけを引き起こすします。なぜなら、人口添加物は消化吸収が悪く、体内で分解できないため老廃物として蓄積されていくからです。

添加物は涙やけでなく、大きな疾患など体調悪化にも影響を及ぼすので、無添加のドックフードやおやつを選ぶようにしましょう。

2、肉副産物を原材料として使用していないこと。

市販の安いドックフードやおやつは、質の低い植物性のタンパク質を原材料として使用しています。 たとえば、原材料に○○副産物や4Dミート、肉粉などと表記されているものは、人間が食べることができない破棄寸前の部分を粉にして使用しています。それには内臓、肝臓、腎臓、肺などの臓器類に加え、鶏のとさか、爪、くちばし、皮、皮膚、どこの部位を細かくしているのか分からないミートミール、何魚か分からないフィッシュミール、大量の農薬を使用している野菜なども含まれています。

それらには良質なタンパク質は含まれていない粗悪なものです。そのため、犬の体内では消化することができず、添加物同様、鼻涙管を詰まらせる原因となり、涙やけを引き起こします。

動物性タンパク質を源としていること。

犬は肉食動物に該当します。そのため、小麦やトウモロコシなどの穀類を原材料とする”植物性タンパク質”よりも、肉や魚を原材料とする”動物性タンパク質”を好みます。

また、犬の体は植物性タンパク質の消化率が悪く、アレルギー反応を示す犬も多くいます。ですから、原材料の表記を確認する際、先頭に肉や魚の表記が記載されているフードを選ぶようにしましょう。

4、低カロリーであること。

高カロリーのドックフードは肥満の原因になるだけでなく、過剰摂取した脂質が体内に溜まって老廃物となり、鼻涙管を詰まらせて涙やけを引き起こす原因となります。特に小型犬の場合、質の良いドックフードやおやつを与えていても、高カロリーフードである場合もあるので、愛犬の体調に合ったフードを選ぶようにしましょう。

また、少しでも愛犬の負担を減らすために、小麦やトウモロコシなどの穀類を使用していないグレインフリーフードや、グルテンフリーフードを選ぶようにしましょう。

良質なドライフードの成分とは?

ドッグフード

ドライフードを選ぶ際に原材料を確認することに加え、成分表も確認することでさらに安全なフードを選べます。成分表の記載も義務付けられており数字で記載されていので、選ぶ際の参考にしましょう。

では、良質なドライフードに含まれているべき成分とは何でしょうか?ひとつづ確認していましょう。

粗タンパク質

ドライフード成分表の最初に記載されていることが多い粗タンパク質は、22%以上含まれていることが望ましいです。粗タンパク質は、犬の骨、血、毛、筋肉、皮膚などを形成するために欠かせない成分です。もしこの成分が少ないと健康を害してしまう危険性があります。

粗脂肪

粗脂肪は、8%以上含まれていることが望ましいです。粗脂肪は、毛並みやツヤに欠かせない成分です。また、ビタミンの吸収をサポートしたり、エネルギーにもなる成分です。

粗灰分

粗灰分は、5~10%含まれているべきです。粗灰分は、身体の調子を整えるカルシウム、カリウム、ナトリウム、銅、鉄、亜鉛などのミネラル成分のことです。

粗繊維

粗繊維は5%以下のフードが望ましいです。粗繊維は、排便を促す成分です。もし5%以上配合されていると下痢になる可能性があるので注意が必要です。

おすすめドッグフードランキング2018【選び方と考え方のすべて】

ドッグフードを選ぶときの考え方は愛犬のライフステージや健康状態で変わっていきます。何を与えるかは飼い主さんの責任です。大事な家族と長く一緒にいるためにどういう食事をどうやって与えるかを一緒に考えていきましょう!

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