愛犬が疲れているかも?ビタミンB1の効果とサプリメント6選!

愛犬が疲れているかも?ビタミンB1の効果とサプリメント6選!

犬にも人間にも必要な栄養素に「タンパク質・ビタミン・脂質・炭水化物・ミネラル」の5つがあります。ビタミンは、犬が生きていくために必要不可欠なものになっています。今回は最も大事な栄養素ビタミンB12の効果、不足するとどうなるのかについても説明します。そしてビタミンB1が含まれているサプリメントをいくつか紹介します。

ビタミンについて

Close up vitamins and supplements on white background with a brown bottle. Including Vitamin c, vitamin E, vitamin D3, salmon oil, fish oil and co enzyme Q10 capsules.

「ビタミン」は「タンパク質」、「脂質」、「炭水化物」、「ミネラル」と並んで5大栄養素とされています。これに「水」を加えて6大栄養素ともされていますが、ビタミンは犬が生きていくために必要不可欠な栄養素であることがわかります。

ビタミンには脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンの2種類があります。脂溶性ビタミンは脂に溶ける特徴があり、臓器に入り込んで体内に蓄積されます。そのため、脂溶性ビタミンをたくさん取るとビタミンの過剰摂取になり体に悪影響を及ぼすことがあります。脂溶性ビタミンにはビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKがあります。

その一方で水溶性ビタミンは水に溶ける特徴があるので、たくさん摂取しても余分のビタミンはおしっこと一緒に体外に排出されます。水溶性ビタミンをたくさん摂ってもビタミンの過剰摂取にはなりません。水溶性ビタミンにはビタミンC、ビタミンB群があります。ビタミンB群にはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB4、ビタミンB5、ビタミンB6、ビタミンB7、ビタミンB9、ビタミンB12があります。

それぞれのビタミンに特徴と効果がありますが、今回はビタミンB1について説明します。ビタミンB1の効果、不足するとどうなるのか、そしてビタミンB1の摂取方法について見てみましょう。さらにビタミンB1を含むおすすめのサプリメントを紹介します。愛犬にビタミンB1を与えたいと考えている飼い主さん、ぜひ参考にしてみてください。

ビタミンB1について

Foods rich in vitamin B1(Thiamine). Top view

ビタミンB1はチアミン、サイアミン、アノイリンとも呼ばれる水溶性ビタミンに分類される生理活性物質です。先ほども述べたように、水溶性ビタミンなので犬の体内に蓄積されることはなく、余分のビタミンB1はおしっこと一緒に体内に流れ出てしまうので、必要な量を毎日摂取する必要があります。

ビタミンB1の効果

ビタミンB1はそれだけではエネルギー源にはなりませんが、犬の神経系統を正常に保つために必要とされ、さらに炭水化物を消化するのをサポートする大切な栄養素です。炭水化物が分解されるとブドウ糖(グルコース)ができ、そこからエネルギーが作り出されます。エネルギーによって体が動き、脳が働きます。特に脳が利用できるエネルギー源はブドウ糖だけだと言われているので、ビタミンB1の働きはとても重要だということがわかります。

さらにビタミンB1の働きは神経伝達物質であるアセチルコリンの合成にも関与しています。このアセチルコリンは自律神経の働きと関係があり、体内にあるたくさんの機能をコントロールします。これらの機能の中には、記憶力、血圧や脈拍数の調整、筋肉の緊張や収縮などが挙げられます。このように神経系の機能を正常に保つために欠かせない栄養素なので、「神経系のビタミン」とも呼ばれています。

エネルギーが生まれるときには乳酸も発生します。ビタミンB1はこの乳酸を再びエネルギー源に変える働きもします。ビタミンB1によって乳酸が溜まらないようにするので、疲労回復効果があるともされています。わたしたち人間でもそうですが、夏バテにはビタミンB1がたくさん含まれた食事が疲労回復に効果的です。

ビタミンB1が不足するのはなぜか

・食事バランスが安定しない

手作り食を与えている場合は特に、栄養が偏った食事になりやすくなります。白米や小麦粉などをたくさん使った食事だと、ビタミンB1が少ないため、だんだんとビタミンB1は不足してきてやがて欠乏症になってしまいます。またビタミンB1がブドウ糖からエネルギーを作り出されるときに必要だと述べましたが、この際にはマグネシウムも必要となります。それで、マグネシウムが不足しているとビタミンB1の欠乏に繋がってしまいます。

・糖分を含んだ食べ物をあげている

ブドウ糖からエネルギーを作るわけですが、このブドウ糖をたくさん取るとビタミンB1がたくさん使われるため、欠乏することがあります。ブドウ糖は甘いものに含まれているので、愛犬に甘いものを与えるとビタミンB1が不足してしまう原因になりかねません。糖分が含まれている人間の食べ物をあげる習慣は付けないように気を付けましょう。少量だとしても思った以上に糖分が含まれていることがあるので注意が必要です。

またビタミンB1を破壊してしまう「チアミナーゼ」という酵素に気を付ける必要があります。チアミナーゼが含まれる食材を与えると、ビタミンB1が分解され、ビタミンB1を体内に摂取できなくなる「急性ビタミンB1欠乏症」になってしまいます。犬にイカを与えると腰を抜かすという人がいますが、これはイカに「チアミナーゼ」が含まれているからです。チアミナーゼがビタミンB1を分解してしまい、神経系の機能に障害を及ぼすため歩行障害や腰を抜かすといった症状に繋がります。

「チアミナーゼ」はイカの他にもカニやエビなどの甲殻類、タコ、イカ、貝などの魚介類にも含まれているので注意が必要です。チアミナーゼは熱に弱いので、与える食事に火を通しておくと安心ですね。

ビタミンB1が不足するとどうなるのか

ビタミンB1は脚気を予防する因子として発見され、オリザニンと名付けられたこともあります。それで、ビタミンB1が不足すると脚気(かっけ)になりやすいとされています。脚気とはビタミン欠乏症の1つで、神経の障害を起こし、動悸、息切れ、倦怠感、脱毛、足の麻痺などの症状が出ます。そのまま放置しておくと心不全により死んでしまうこともある危険な病気です。江戸時代から昭和の初めに良く聞かれた病気ですが、現在でも偏った食事を続けているとかかることがあるので注意が必要です。

ビタミンB1の不足によって起こる症状には、疲れやすくなる、心臓肥大、食欲不振、体重減少、筋力の低下、視力障害、発育障害、神経の麻痺なども挙げることができます。

またビタミンB1の不足によって食糞行動をとることもあると言われています。もちろん食糞には様々な原因がありますが、もしもビタミンB1不足が原因の場合は、ビタミンB1を補給してあげることによって解決することができます。

ビタミンB1を過剰に摂取するとどうなるのか

ビタミンB1は水溶性ビタミンなので水に溶けるため、過剰に摂取した分はおしっこと一緒に体外に排出されます。そのため過剰に摂取したからといって体内に悪影響を及ぼすといったことは報告されていません。ビタミンB1を含む食材は積極的に与えることができるということができるでしょう。

ビタミンB1を摂取する方法

Group of piglets suckling from mother pig on animal farm on pasture summertime

ビタミンB1が多く含まれている食材には「豚肉」、「鳥レバー」、「鮭」、「卵黄」、「玄米」、「大豆」、「インゲン豆」などがあります。炭水化物とバランスよく取り入れることによって効果を発揮します。

ビタミンB1は水に溶けやすく熱に弱いので、手作り食を与えるときは調理方法に注意を払いましょう。食材を水につけっぱなしにしたり、茹でた後に茹で汁を捨ててしまうと栄養分が失われてしまいます。ビタミンB1含有量の多い食材を使用し、茹で汁ごと使用して調理するなど工夫することによってビタミンB1を愛犬に与えることができます。

普段与えるドッグフードや工夫した手作り食で一定量のビタミンB1を毎日与えることが難しい場合は、ビタミンB1を含むサプリメントがおすすめです。無理なく確実にビタミンB1を補給することができるので飼い主さんにとってもありがたい方法だと言えるでしょう。

ビタミンB1が含まれているサプリメント

アズミラ 犬猫用サプリメント Bコンプレックス50

ビタミンB1の他に、イノシトール、コリン、葉酸を含むタイムリリース型の50mgカプセルです。カプセルごと与えることもできますし、カプセルを外して中身を普段の食事に混ぜて与えることもできます。

成分は、1カプセル当たり葉酸400mg、ビタミンB1(チアミンCHL)50mg、ビタミンB2(リボフラミン)50mg、ナイアシナマイド50mg、ビタミンB6(ピリドキシンHCI)50mcg、コリンビタートレイト100mg、イノシトール50mg、PABA50mg、アルファルファ10mg、オランダガラシ10mg、レシチン10mg、ビタミンB1250mcg、ビオチン60mcg、パントテン酸カルシウム50mgです。

1日に与える量は小型犬が1/2~1カプセル、中型犬と大型犬は2~4カプセルです。ひどいストレスなどでビタミンB1が不足している場合は2倍量を与えることができます。1日に与える量を2回に分けるのが理想的だとされています。

C&R ビタミンBコンプレックス

ビタミンBにグルコースをブレンドし、消化吸収しやすいサプリメントとして設計されました。栄養バランスを整えたい時におすすめのサプリメントです。ビタミンB群は水溶性ビタミンなので過剰摂取の心配なく積極的に与えることができます。

原材料はビタミンB1 、ビタミンB2 、ビタミンB6 、ビタミンB12 、カルシウム 、天然バニラ香料 、グルコース 、ナイアシン、ビオチン、ビタミンD、葉酸です。一日に与えることのできる量は、体重4.5kgまではティースプーン1/2杯、13.5kgまではティースプーン1杯、27kgまではティースプーン1杯半、40.5kgまではティースプーン2杯、40.5kg以上はティースプーン2杯半です。そのまま与えても、普段の食事に混ぜて与えても構いません。

ブリュワーズイースト&ガーリック リノール酸

ブリューワーズイースト&ガーリックにオメガ3・6・9脂肪酸が配合されたサプリメントです。ビタミンB1の補給はもちろん、皮膚と被毛の健康と美しさもサポートします。成分はビール酵母・ニンニク・乳清・ビーフレバー・フラックスシード・ステアリン酸マグネシウム・加工穀類服酸物・シリカアエロゲル・ナイアシン・チアミン・他となっています。1粒当たりのビタミンB1の含有量は100mcgです。体重5kgごとに2粒づつ与えることができます。

Vitapet Tablets

おやつのような食べやすさでビタミンやミネラルを補うことができるサプリメントです。内容成分はモルトデキストリン・カルシウム・モンモリナイト・マイクロクリスタリンセルロース・ナチュラルフレーバー・乳奨・無脂肪ドライミルク・ビール酵母・レシチン・硫黄第一鉄・ナイアシン・ステアリン酸マグネシウム・穀物副産物粒状加工品・ステアリン酸・ビタミンE・硫酸亜鉛・他となっています。

ビタミンB1の含有量は1粒当たり0.819mgで、1日に与えることのできる量は体重5kg以下で1/2錠とされています。

GENDAI ザ・ビタミン

犬が必要とする各種ビタミンとビオチンが入っている栄養補助食です。日ごろからのビタミン補給におすすめのサプリメントです。原材料は乳糖、ビタミンE、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB2、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB6、葉酸、ビタミンB12、ビオチン、ビタミンD3となっています。

DHC 犬用 パーフェクトビタミン オールカバー

10種類のビタミンをバランスよく配合した犬用のサプリメントです。チキン&ポーク風味でおやつ感覚で与えることができます。原材料は還元麦芽糖水飴、ビール酵母、チキンエキス末、ポークエキス末、セルロース、ビタミンE、微粒二酸化ケイ素、ステアリン酸Ca、ビタミンA、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、ビタミンD3、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB1、葉酸、ビタミンB12となっています。

ビタミンB1の含有量は0.11mgで、その他のビタミンとともにバランスよく補給することができます。与え方は、体重5kg未満の場合1粒、体重5~10kgの場合2粒、体重10~20kgの場合3粒、体重20kg以上の場合4粒を与えます。そのまま与えてもフードに混ぜて与えても構いません。

まとめ

犬が必要とする栄養素のひとつであるビタミンB1について調べてみましたがいかがでしたか?「神経のビタミン」とも呼ばれていて、神経系の機能に欠かすことのできない栄養素だということがわかりました。愛犬が元気で生きていくために欠かすことのできない大切な栄養素、しかも蓄積されないので毎日の食事やサプリメントで補給しなければなりません。

特に夏の暑い時期は、愛犬も夏バテでぐったりしてしまうことがあるでしょう。そんなときはビタミンB1を補給して疲労回復できるようにしてあげましょう。ビタミンB1の含まれているサプリメントを探す際にはぜひ参考にしてくださいね!

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