【病気から守りたい】犬の免疫力の仕組みや強化する方法を知ろう!

【病気から守りたい】犬の免疫力の仕組みや強化する方法を知ろう!

健康と切り離すことの出来ない免疫力ですが、残念ながら、様々な原因で低下してしまうことがあります。今回の記事では、免疫力が低下する原因についてまとめました。また、愛犬の免疫力を守り、向上させる方法をご紹介します。

愛犬の免疫力を強化!いつまでも元気でいてもらおう!

飼い主と犬

人間にも犬にも、病原体やウイルスなどから体を守ったり、悪い細胞を除去するために、免疫システムという貴重な自己防衛機能が備わっています。

免疫力には、大きく分けると「自然免疫」と「獲得免疫」の2種類があります。自然免疫とは、生まれつき体に備わっている免疫力です。一方、獲得免疫とは、一度感染したウイルスや病原体を学習して、体が次の攻撃に備えて獲得してくれる免疫力です。

例えば人間の場合、おたふくかぜは生涯で一度しかかかりません。「獲得免疫」のおかげで、免疫力が体を守ってくれるからです。免疫力が低下すると、感染症になりやすくなり、ガンなど発症リスクが高まるなど、色んな病気にかかりやすくなります。

このように、健康と切り離すことの出来ない免疫力ですが、残念ながら、様々な原因で低下してしまうことがあります。免疫力によって発症が抑えられていた「ウイルス性疾患」や「アレルギー」、「歯周病」や「感染症」などにかかりやすくなります。

今回の記事では、免疫力が低下する原因についてまとめました。また、愛犬の免疫力を守り、向上させる方法をご紹介します。

犬の免疫力が低下する原因

犬の元気がない

では、そもそも犬の免疫力はなぜ低下してしまうのでしょうか。代表的な5つの要因について解説します。

ストレス

ワンちゃんは非常に繊細な生き物なので、ストレスを抱えやすい傾向があります。特に寂しさを感じるとストレスになります。長時間の留守番や、家で一緒にいるのにかまってもらえずに退屈していると、ストレスを感じるようです。

また、子供が成長して家を出て行ったり、飼い主の結婚や子供の出産によって家族が増えたりと、家族構成が変わることによっても、ストレスを感じることがあります。

さらには、犬や猫などの新しいペットを飼い始めると、飼い主の愛情を独り占め出来なくなって、感情的に落ち込んでしまうというケースもあります。

こうした精神的にかかるストレスによって、体内の自律神経が乱れてしまうと、結果として免疫力の低下に繋がります。

粗悪なドックフード

ドッグフードやおやつ、おもちゃ

正しい食習慣は健康にとって欠かせない要素ですが、愛家に合わないドックフードを食べさせていると、消化不良やアレルギー反応を引き起こして、免疫力の低下を引き起こすことがあります。

犬は肉食動物なので、「とうもろこし」や「小麦」などの穀類の消化が苦手です。また、同じタンパク源であっても、「鶏肉」や「牛肉」などの肉類から摂取できる動物性タンパク質はしっかり消化できても、「大豆」などの植物性タンパク質は消化しにくいようです。

消化しにくい食材がたくさん入ったドックフードを食べ続けていると、胃腸に負担がかかってしまうために、消化不良を起こし、免疫力の低下に繋がります。

また、犬の40%は何らかの食物アレルギーをもっていると言われているので、アレルゲンとなる食材を食べてしまい、体調を崩してしまうことも多くあります。

加えて、ドックフードの中には添加物が多く含まれているものも少なくありません。例えば、フードの酸化を防ぐために、強力な抗酸化作用のある人工の合成酸化防止剤が使われているドックフードがあります。

さらに、ワンちゃんの嗜好性を向上させるために、着色料や着香料が含まれている物もあります。こうした、人工の添加物はワンちゃんの体に悪い影響を与える恐れがあり、犬の体にとって負担になるので、免疫システムに影響を及ぼします。

おすすめドッグフードランキング2018【選び方と考え方のすべて】

ドッグフードを選ぶときの考え方は愛犬のライフステージや健康状態で変わっていきます。何を与えるかは飼い主さんの責任です。大事な家族と長く一緒にいるためにどういう食事をどうやって与えるかを一緒に考えていきましょう!

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睡眠不足

眠い犬

睡眠不足も免疫力が低下する大きな要因の一つです。もともと、犬は人間と比較すると眠りが浅い時間が多く、睡眠不足に陥りやすい生き物です。1日の平均睡眠時間は12時間から15時間と長く眠っているワンちゃんですが、全体の8割はレム睡眠という浅い眠りです。

睡眠不足になると、食欲が減退するので、十分な栄養素を摂取することが難しくなります。また、活動量も低下するので、運動不足にもなります。

犬が睡眠不足に陥る原因の一つは、人間の生活に合わせて生活習慣が乱れることです。犬は夜行性でないので、夜にしっかり眠る必要があります。しかし、飼い主が起きていると物音ですぐに起こされてしまうので、ワンちゃんはぐっすり眠ることができません。

また、飼い主が家にいる時間が不規則だと、ワンちゃんは飼い主の家にいる時間に合わせて活動しようとするために、生活習慣が乱れてしまいます。結果として、規則正しく就寝して体を休めることが難しくなり、免疫力の低下をまねきます。

加齢

オールド・ドッグ

犬も人間と同じように、年齢と共に免疫力が低下して、感染症やストレスへの対応能力が低下します。

米国の研究機関で行われたある調査によると、80匹のラブラトールレトリバーを用いて10年回にわたり「酸化ストレスマーカー」などを計測した所、犬は加齢と共に、酸化ストレスや炎症レベルが上昇し、細胞損傷の低下が見られるということが判明しました。

研究論文の筆頭著者である「アレクサンダー博士」は、「犬も人間のように、年齢を重ねるにつれ、低レベルの炎症および細胞に損傷を受けることが分かりました」とのべています。つまり、老化するにつれて、少しの影響で体にダメージを受けやすくなるのです。

また、加齢によって、消化器官が衰えはじめると、食事から摂取した栄養素をきちんと分解して吸収することが難しくなるので、食事から本来摂取できる免疫力の向上に役立つ栄養も上手に体内に取り入れることができなくなります。

腸内環境の悪化

犬の健康

免疫細胞の70%近くは、腸内に存在していると言われているので、腸内環境と免疫力には密接な関連があります。免疫力を向上させるためには、消化器官の働きを向上させて、栄養をしっかりと吸収するために、腸の機能を高めることが重要です。

しかし、腸内の善玉菌の数が減少すると、その分悪玉菌が優勢になってしまうので、腸内環境が乱れてしまいます。腸内環境が悪化すると、免疫力低下の原因となります。

また、悪玉菌はガンなどの命に関わる深刻な病気を引き起こす有害物質を発生させます。この悪玉菌が生み出す有害物質は血液を通してワンちゃんの体中にばらまかれてしまいます。

腸内環境が悪化する原因には、不規則な生活やストレス、乱れた食習慣や運動不足、そして加齢と、生活上のほとんど全ての面が関係しています。

犬の免疫力を向上させる方法

犬と飼い主の関係

では、ワンちゃんの健康を守っている「免疫力」を向上させるために、飼い主には何ができるのでしょうか。免疫力向上に役立つ習慣についてご紹介します。

正しい食習慣を保つ

愛犬の健康な体を作るためには、食事から良質な栄養をしっかり摂取させる必要があります。消化に良く、免疫力の向上に役立つ食材をしっかり食べることが大切です。特に以下の4つの食材は、ワンちゃんの免疫力をサポートするのに効果的な食材です。

1. 野菜 野菜には、ワンちゃんの免疫力をサポートする効果が期待できます。例えば、「にんじん」には、血液を浄化させる栄養素がたっぷり含まれており、血液中の有害物質を取り除く効果があります。

また、「キャベツ」に含まれている「イソチオンアナート」という成分は、発がん性物質を取り除く働きがあります。また、キャベツにはビタミンCが豊富なので、免疫力を向上させる効果があります。

加えて、「さやいんげん」には免疫力に欠かせない必須脂肪酸である「オメガ3脂肪酸」が含まれていますし、「ヒヨコマメ」などの豆類には、食物繊維がたっぷり含まれているので、腸内環境の改善に役立ちます。

2. 動物性タンパク質 肉類や魚に含まれている「動物性タンパク質」をしっかり摂取することも、自己免疫力の向上に役立ちます。

例えば、鶏肉や鶏の内臓には、犬の体を温める働きがあり、消化器官の機能を向上させて免疫力を高める効果が期待できます。また、鶏のレバーには貧血を改善する効果があり、ハツ肉には心臓を強化する効果が期待できます。

魚から摂取できる動物性タンパク質も重要です。「イワシ」や「アジ」、「さんま」などの青魚に含まれている「DHA」や「EPA」は、オメガ3脂肪酸と呼ばれる必須脂肪酸の一つで、免疫力を高めてくれる働きがあります。

同様に、「鮭(シャケ)」や「鱈(タラ)」にもオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。ドックフードの中には、必須脂肪酸をしっかり摂取できるように「サーモンオイル」や「サーモンエキス」を配合している商品もあります。

3. きのこ類 「菌活」というキャッチコピーできのこを販売している業者があるように、きのこは菌そのものを食べられる唯一の食材で、人間の体にもワンちゃんの体にもとっても良い食材です。

例えば、きのこ類には「β‐グルカン」という物質が含まれていますが、抗ガン作用があるので、免疫細胞である「NK細胞」を強化して免疫力の向上をサポートしてくれる働きがあります。

また、きのこ類には、ガンの発生や老化を防ぐ「抑制作用」を持って活性酸素が含まれています。食物繊維も豊富に含まれているので、腸内を清潔に保つのにも役立ちます。

4. ヨーグルト 免疫力を向上させるのに効果的な一つの方法として、腸内の善玉菌の数を増やして腸内環境を改善するという方法があります。善玉菌を増やす効果的な方法の一つが乳酸菌を取り入れることです。乳酸菌には、老廃物や有害物質の排出を助ける働きもあります。

ご存じの通り、ヨーグルトには乳酸菌がたっぷり含まれています。しかし、残念なことに、一般的なヨーグルトに含まれている乳酸菌の多くは、大腸にまで届くことなく死んでしまいます。

ワンちゃんのお腹にしっかり乳酸菌を届けるためには、「生きたまま腸に届く」と書かれているような機能性ヨーグルトがお勧めです。

注意が必要な点として、過度にヨーグルトを食べさせてしまうと、お腹がゆるくなってしまう危険性があるので、愛犬の体調を観察しながら少しずつ与えるようにしましょう。肝心なのは、毎日継続して与えることなので、少量ずつ毎日続けるようにしましょう。

腸内環境を整えるサプリメントを活用する

犬サプリメント

免疫力と腸内環境には密接な関係があるので、腸内環境を整えることは免疫力を向上させる点で欠かせない大切な要素です。しかし、食事からだけで十分な栄養を摂取するのは簡単なことではありません。

そんな時には、「サプリメント」を活用することも有効な手段の一つです。犬の免疫力を向上させるのに役立つのは、「乳酸菌」、「キングアガリクス」、「エンザミン」、「ビタミンE」、「ビオチン」などです。

特に「乳酸菌」以外は、食事から摂取することが難しい栄養素なので、サプリメントで摂取するのが効率的です。

ただ、あれもこれもと過剰に摂取するのは逆効果です。過剰に摂取しても、体外に排出される栄養素であれば問題はありませんが、体内に蓄積してしまうと、病気の原因になってしまう可能性すらあります。

ドックフードに含まれている栄養素も考慮に入れて、本当に必要としているサプリメントだけ使用するようにしましょう。

持病があって治療中の場合には、処方されている薬との相性や、病気に与える影響も考慮する必要があるので、獣医に必ず相談するようにしましょう。

ストレスを軽減する

悲しそうな犬

犬にとって、寂しさがストレスに繋がっているので、愛犬とのスキンシップを積極的に増やすことによって、ワンちゃんが感じるストレスを軽減してあげることができます。

特に、ワンちゃんがあくびをしたり、尻尾を振っている場合には、飼い主にかまって欲しいというサインである可能性があります。一緒に遊んであげたり、しっかり撫でてスキンシップを取ることによって、ワンちゃんが愛情を感じられるようにしてあげましょう。

運動不足もストレスに関係します。愛犬が噛みつき行為をしたり、突然飛びついたりする場合、散歩の量が十分でなく、運動不足に陥っている可能性があります。体力が有り余ってしまっている状態です。

犬種や年齢によって、ワンちゃんが必要とする運動量は異なるので、一概に適切な散歩量を規定することはできません。しかし、尻尾を振る動作などは散歩に連れて行って欲しいという意思表示である場合があります。

運動不足を示す兆候が表れている場合には、散歩の時間をのばしたり、回数を増やす必要があるかもしれません。忙しくて、より多くの時間を散歩に取り分けることが難しい場合には、散歩コースを変えるだけでも、いつもと違う刺激を受けて、気分転換になります。

生活環境の変化はワンちゃんにとってストレスとなるので、不必要に模様替えを繰り返すことはやめましょう。特に、フードボウルやトイレなど愛犬の生活エリアは、最初に適切な場所を決めたら動かさないようにしましょう。

新しいペットを家に迎えた場合、相性によっては不快に感じる時もあります。飼い主としては早く仲良くなって欲しいと思いますが、無理に近づけないようにしましょう。

必要であれば、最初のうちは別々の部屋にゲージを置くことができるかもしれません。また、散歩も別々に行くなど、工夫が必要かもしれません。

?み癖のある犬の場合には、犬ガムなどの長時間噛めるものを与えると効果があります。本来、犬は狩りをした獲物を長時間良く噛んで食べていました。ドックフードはすぐに食べ終わってしまうので、食べ足りないと感じてしまわないように工夫しましょう。

紫外線を浴びる

紫外線

ワンちゃんの体は、紫外線を浴びることによって「セロトニン」というホルモン物質を分泌すると言われています。「セロトニン」は幸せホルモンとも呼ばれ、気持ちを落ち着かせたり、幸福感を向上させる作用があるとされています。

それだけでなく、「セロトニン」は体内時計とも関係しています。太陽の光を浴びることで、体内時計を修正することができます。可能なら、朝日を浴びながら、ゆっくりと散歩することで、「セロトニン」の分泌を促すことができます。

他にも紫外線には「インフルエンザ」や「ウイルス」などの病原菌を殺菌する効果があります。皮膚の殺菌や菌の予防にも効果的です。

紫外線を浴びることには、注意も必要です。皮膚が弱いワンちゃんの場合には、紫外線を浴びることで皮膚にダメージを受けてしまいます。また、紫外線を過度に浴びてしまうと、白内障の発症リスクを高めてしまいます。適度に紫外線を浴びるようにしましょう。

まとめ

犬の健康

免疫力はさまざまな病気から愛犬を守る、大切な自己防衛システムです。しかし、犬も人間と同じように、生活リズムの乱れや食生活、ストレスや老化などの影響によって、自然と免疫力は低下してしまいます。

しかし、ちょっとした工夫で、犬の免疫力を低下させる原因を排除すれば、ワンちゃんの免疫力を維持し、病気で苦しむリスクを軽減することができます。最近では、手軽に使うことのできる「サプリメント」なども充実しています。

大切な家族の一員であるワンちゃんが、いつまでも元気に生活できるように、愛犬の免疫力を強化しましょう。

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