愛犬に残飯を与えるのは良いの?悪いの?徹底解説しました!

愛犬に残飯を与えるのは良いの?悪いの?徹底解説しました!

今回は愛犬に残飯を与えることについて調べてみました。まずは日本犬と欧米犬による違いがあるのでそのことについて説明します。それから犬に残飯を与えることのデメリット、そしてどうしても愛犬に残飯を与えたい場合はどうしたらいいかについて説明します。愛犬にどんな食事を与えようかと考えている飼い主さんはぜひ参考にしてくださいね!

犬に残飯を与えることについて

犬に残飯

昔の日本では、余ったご飯に味噌汁をかけて、そこに余った魚やお肉をほぐして入れたものを飼い犬に与えていた時代があります。つまり人間が食べ残した「残飯」を食べて生活していたのです。これは1970年代ごろまではごく普通のことで、それ以外のオプションはほぼなかったということができるでしょう。さて、戦後にドッグフードが日本にも入ってくると、一部の富裕層の間で犬の食事として使用されるようになりました。

一般市民にとっては「わざわざ犬のためにドッグフードを買う必要はない」と考えられてたものだったことでしょう。また犬のために専用の食事を作る経済的な余裕もなかったでしょうから、ほとんどの飼い犬は残飯処理を担当していたと考えることができます。しかし高度経済成長により、1975年ごろになると一般市民もドッグフードを購入するようになりました。

さて、現在では激安のドッグフードから高級なプレミアムドッグフードなど、非常にたくさんの種類のドッグフードが売られるようになっています。愛犬の健康に気をつかってできるだけ高額のドッグフードを購入する人がいれば、毎月の愛犬の食費にそんなにお金をかけてはいられないと、できるだけ安いドッグフードを購入する人もいます。さらにはドッグフードなどはそもそも贅沢なもので、飼い犬は昔のように人間が残した残飯処理をすればいいと考える人もいます。

日本犬と欧米犬の違い

飼い犬に残飯を与えても大丈夫かという点について説明する前に、日本犬と欧米犬に違いがあることも説明しなければなりません。それぞれの歴史を見てみると、残飯に対する適応力に違いが出てくるようです。

日本犬

日本犬秋田犬土佐犬など

日本犬は長い年月にわたって日本人と共に生活をしてきたため、日本人の食事への適応力がかなり発達しているようです。それで、欧米の犬種に比べると大腸が長く、穀類が消化しやすいという特徴があります。

日本犬には柴犬、縄文柴犬、秋田犬、甲斐犬、紀州犬などを挙げることができますが、これらの犬種は昔は狩猟にも使われたことのある犬たちです。日本では主にクマやイノシシ、シカやタヌキ、キジやカモなどを狩っていました。狩りで活躍した後は、獲物の肉や骨を大量にお腹いっぱい食べることができたことは容易に想像することができるでしょう。

ただ、欧米のように一年中狩猟に専念していたというわけではなく、農業が忙しい時期もあったので、その間は穀物を摂取することが多かったと考えることができます。これらの時期に残飯を食べて生活してきたため、穀物を食べながら体を維持できるように大腸が進化して長くなったと考えることができます。農業が一段落すると狩りに行って、獲物の肉や骨をたくさん食べることのできる生活を長年してきました。

日本犬ももともとは肉食動物なのでお肉からタンパク質などの栄養を取る必要がありますが、穀物に対する適応が欧米の犬に比べるとあるということが言えるでしょう。ただ穀物ばかりを与えていると栄養が足りなくなって病気になったり寿命が短くなる原因になってしまいます。

欧米犬

ボルゾイ欧米犬

欧米では主に狩猟や牧畜に飼い犬が用いられてきました。そのため、獲物などの肉や骨を大量に食べることのできる環境で長い年月を過ごしてきました。欧米犬は肉などのタンパク質が吸収しやすい体質で、大腸も日本犬に比べると短めなのが特徴です。体質的に穀物を与えられると、栄養成分の吸収が難しいというのが欧米犬の特徴のようです。もともと穀物を与えられてこなかったので仕方がないことですね。

欧米犬を日本に連れてきて、日本食の残飯を与えて飼育すると、確実に栄養不足になってしまいます。犬が必要とするタンパク質が少なすぎるため、どうしても寿命が短くなってしまい、元気のない犬が多いと言われるようになってしまいます。もともと肉食動物である上に、欧米でお肉をたくさん食べて生活してきた歴史があるので、穀物が多い日本食は体質的に合わないということができます。

残念ながら欧米犬にご飯と味噌汁に魚や肉をほぐして入れたような食事を与えて飼育するのは無理があります。タンパク質が豊富な食べ物、つまりお肉を与える必要があるということがわかります。

犬に残飯を与えることのデメリット

デメリット(リスク)

昔の飼い犬の食事を考えると、犬に残飯を与えることは問題ないように感じる人もいることでしょう。中にはドッグフードよりも残飯を食べて飼育される犬のほうが寿命が長いという噂もあるそうです。しかし実際は犬に残飯を与えることにはたくさんのデメリットがあります。そのデメリットをできるだけ挙げてみました。

寿命に影響する

残飯を与えられて飼育されていた時代の犬の中にも丈夫でそれなりに長生きしていたという例があるでしょうが、時代ごとの平均寿命を調べてみると、やはり昔に比べて現在のほうが確実に長生きする傾向にあります。

大幅な寿命の伸びは食生活に起因していた

ある調査によると、1980年ごろの犬の平均寿命は3歳程度だったようです。まだまだドッグフードが一般市民に普及していなかった時代ですね。その後1990年代になると平均寿命が10歳を超えるようになりました。さらに1998年以降の平均寿命は13歳~14歳まで劇的に延びています。

室内飼育にすることで事故が減少し、病気対策が可能

昔は屋外飼育がメインだったので交通事故やフィラリアなどの病気のために早いうちに死亡してしまう犬が多くいたということも考えられますし、現在での医療の発展や室内飼育で大切に飼われるようになったために寿命が延びたと考えることもできます。しかし、それでも食生活の変化を例外にすることはできません。残飯を与えていた時代から、より栄養バランスを考えて愛犬に合ったドッグフードを与えられるようになったために平均寿命が延びたと考えることもできます。

残飯を与えられていた時代と、ドッグフードがメインとなった現在の犬の平均寿命を比べてみると、やはり愛犬に残飯だけを与え続けるのはリスクが非常に高いということができるでしょう。

味が濃くて塩分が多い

塩(salt)

残飯をあたえることのデメリットとして、人間用に調理された料理には香辛料や塩、砂糖などの調味料が豊富に含まれているということが挙げられます。特に犬には与えてはいけないタマネギやニンニクが料理に使われていることが多くあるので注意が必要です。

人間用に調理されたものは犬にとっては味が濃すぎるということができます。塩分が多く含まれているため、高血圧や腎臓疾患などを引き起こすリスクが高くなってしまいます。また糖分が含まれているため、肥満のリスクが高くなってしまうことも考えられます。これらの濃くて塩分が多い残飯は飼い犬の体に負担をかけてしまうことになり、これらが寿命に影響を与えるとも言うことができます。

肥満になりやすい

いぬの肥満

残飯として犬が大量に食べることになるのが白米です。日本人の食卓に白米はなくてはならないものですよね。じつはこの白米には糖質が多く含まれているため、犬にとっては肥満の原因になる可能性が高くなってしまいます。また糖質を大量に摂取すると血糖値があがり、この状態が続くと膵臓のインシュリンの分泌が不足してしまいます。その結果、糖尿病にかかってしまう可能性が出てしまうので注意が必要です。

果物なども砂糖やブドウ糖が多く含まれているので、与える際には量に気を付ける必要があります。またヨーグルトを与える場合も加糖されたものではなく。無糖のものを与えるようにしましょう。糖質によって肥満になってしまうのを防ぐようにしましょう。

犬が食べると危険なものがある

日本人の食卓には非常に多種多様な食材が並びます。いろいろなものを好き嫌いなく食べて栄養を吸収したいものですが、人間が食べても大丈夫なものが犬にとっては安全でないということがあります。食材によっては命にかかわるもの、または過剰摂取することによって中毒になってしまうものもあるので注意が必要です。

ネギ類

犬にとって危険な食材の代表的なものに「タマネギ」や「ネギ」があります。アリルピロピルジスルファイドという成分が赤血球を壊してしまうため、急性の貧血や血尿を引き起こすので犬にとってはとても危険です。タマネギ中毒になると1日~5日ほどして貧血や黄疸、食欲不振や血尿などの症状が出て元気がなくなります。そして症状が進行すると呼吸困難、最悪死に至るということもあります。様々な料理にタマネギが使われているので注意が必要です。

ニラ」も犬に与えてはいけない食べ物です。ニラにも赤血球を壊して貧血症状をまねく成分が含まれています。下痢や嘔吐などの症状が出て、場合によっては死亡することもある犬にとっては危険な食材なので、ニラが含まれている残飯は与えないようにしましょう。

アボカド

アボカド」も、果実と種に含まれているペルシンという成分が中毒を引き起こすと言われています。どのくらいの量を食べると中毒になるかはわかっていませんが、中毒になると嘔吐、下痢、呼吸困難を引き起こします。また心臓血管系のトラブルの原因にもなり、場合によっては死に至ることもあるので、アボカドも犬に与えてはいけません。

これらのほかにも、エビやイカなどの甲殻類は与えすぎると消化不良を起こす可能性があったり、ソーセージやハムなどの加工品は塩分や香辛料が強すぎるため心臓や腎臓、胃腸に負担をかけてしまいます。マグネシウムが豊富に含まれている硬水のミネラルウォーターや煮干し、海苔、鰹節は下痢、尿路結石などのリスクを高めてしまいます。

犬が死亡する恐れがある食材や過剰摂取すると危険な食材が他にもたくさんあるので、しっかりと確認する必要があります。様々な食材が使われている残飯を与えることには危険が伴うということがわかります。

残飯で必要な栄養素を整えるのは難しい

必要栄養素不足

このように犬には与えてはいけない食材がたくさんあるので、残飯を与える際には注意が必要になります。また愛犬が必要とする栄養のバランスを調整することも難しく、手間とお金がかかってしまいます。残飯から危険な食材を取り除き、必要な栄養素を加えて与えるとなると、少し気が遠くなりそうですね。それならば最初から栄養バランスが考えられているドッグフードを与えたほうが愛犬にとってもいいということがわかるでしょう。

しつけに良くない

しつけに悪影響

残飯を与えることは犬のしつけに良くないと考える人も多くいます。人間のものを食べていいと勘違いすると、家族団らん中に食べ物をねだってきたり、見ていない時にテーブルにおいてあるものを食べてしまうということもあります。

また人間の食べ物に慣れてしまうとドッグフードを食べたがらなくなるということもあります。しつけに良くないので残飯は与えないと決めている飼い主さんもたくさんいます。

犬に残飯を与えたいという場合

それでも残飯を与えたいという場合は、残飯では不足してしまうタンパク質を補うようにしましょう。ただ炭水化物が中心の残飯とタンパク質はどちらもカロリーが高いので量に気を付けて与えないと肥満になってしまいます。また味付けが濃いので、味噌汁などは薄めて与えるなど工夫することもできるでしょう。

まとめ

犬に残飯を与えることについて調べてみましたがいかがでしたか?基本的に人間が食べるものを犬に与えることはおすすめできないことがわかりました。命にかかわる危険な食材もあるので、間違って食べてしまわないように気を付けたいですね。また日本犬と欧米犬の適応性の違いについても知ることができましたね。とくに欧米犬に残飯はやめたほうがよさそうです。

愛犬の健康のことを考えると、やはり栄養バランスの整ったドッグフードを与えることがベストだということがわかります。ドッグフードが切れてしまったなど緊急の場合は、犬が食べたら危険な食材が含まれていないかをしっかりと確認したうえで残飯を与えるようにしましょう。愛犬も大切な家族の一員です。愛犬に合った健康に良いものを日ごろから与えるようにしましょう!

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ドッグフードを選ぶときの考え方は愛犬のライフステージや健康状態で変わっていきます。何を与えるかは飼い主さんの責任です。大事な家族と長く一緒にいるためにどういう食事をどうやって与えるかを一緒に考えていきましょう!

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