愛犬が皮膚や粘膜が不調かも?ビタミンB2の効果とサプリメント5選

愛犬が皮膚や粘膜が不調かも?ビタミンB2の効果とサプリメント5選

犬にも人間にも必要な栄養素に「タンパク質・ビタミン・脂質・炭水化物・ミネラル」の5つがあります。ビタミンは、犬が生きていくために必要不可欠なものになっています。今回は最も大事な栄養素ビタミンB2の効果、不足するとどうなるのかについても説明します。そしてビタミンB2が含まれているサプリメントをいくつか紹介します。

犬が必要とする栄養素について

Close up vitamins and supplements on white background with a brown bottle. Including Vitamin c, vitamin E, vitamin D3, salmon oil, fish oil and co enzyme Q10 capsules.

人間と同じく、犬も生きていくために栄養素を必要としています。6大栄養素として挙げられているのが「タンパク質」、「脂質」、「炭水化物」、「ミネラル」、「ビタミン」そして「水」です。これらをバランスよく与えることによって愛犬は成長し、健康を保つことができます。飼い犬の場合は飼い主が与える食事だけで生きていくことになるので、栄養価のある食事を与えることは飼い主の大きな責任だということができます。

各栄養素にそれぞれの働きがあり、どれも必要不可欠なものですが、今回はその中のビタミンについて調べてみました。どうぞ参考にしてくださいね。

犬が必要とするビタミン

犬が必要とするビタミンは、AAFCO(米国飼料検査官協会)によるとビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB群だということです。もちろんビタミンCも必要ですが、じつは犬は肝臓でビタミンCを合成し、蓄積することができるので、あえてサプリメントなどを使用して摂取する必要はないようです。もちろん老犬になるとビタミンCを合成する能力が低下してしまうので、その場合はビタミンCの摂取を助けてあげる必要があります。ビタミンKも体内で合成できるとされています。

さて、ビタミンにもそれぞれの働きがあります。ビタミンAは皮膚や粘膜の健康維持をサポートし、目を守って夜間の視力を維持します。ビタミンDは丈夫な骨の形成を助けます。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の健康維持をサポートします。ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維持を助け、ビタミンEと共に抗酸化作用があります。ビタミンKは出血を抑える役目を果たします。

そしてビタミンB群(B1、B2、B12)は糖質や脂質からのエネルギー生産を助け、皮膚や粘膜の健康維持、また赤血球の形成をサポートします。

このようにビタミンはそれ自体が体をつくったりエネルギーになるわけではありませんが、「タンパク質」、「脂質」、「炭水化物」といった3大栄養素が十分機能するために欠かすことのできない栄養素だということが言えます。

「脂溶性ビタミン」と「水溶性ビタミン」

ビタミンには「脂溶性ビタミン」と「水溶性ビタミン」があります。脂溶性ビタミンは脂に溶ける性質を持っていて、体内に蓄積されます。健康のために必要なビタミンでも、大量に摂取するとビタミン過剰症になって、身体に悪影響を及ぼすことがあります。脂溶性ビタミンにはビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKがありますが、例えばビタミンAを過剰摂取すると食欲不振、成長率低下、骨の異常、関節炎、体重減少、免疫機能低下などの症状が出ると言われています。

このように脂溶性ビタミンは過剰摂取すると中毒になって体に悪影響を及ぼすので、摂取量には注意を払わなければいけません。「目に良いから」とか「骨を強くするため」、または「老化防止のため」などといって大量に与えてしまうと、逆効果になってしまったり、最悪の場合は死に至ることもあり得ます。普段の食事はもちろんですが、特にサプリメントを与えるときは成分量をしっかりと確認する必要があります。

水溶性ビタミンは水に溶けておしっこと一緒に体外に排出されるという特徴があります。ビタミンB群やビタミンCが水溶性のビタミンになります。脂溶性ビタミンとは違って、体内に蓄積されずに排出されてしまうので、毎日の食事などでバランスよく補給する必要があります。大量に摂取したとしても余剰分が排出されるので、不足はいけませんが過剰摂取を心配する必要なく与えることができます。

ただ、ビタミンCに関しては、体内で合成されるので、わざわざサプリメントなどで補給する必要はないでしょう。また過剰摂取するとシュウ酸カルシウム尿石症を引き起こす可能性があるので、もしもビタミンCを与えたい場合は獣医さんに相談するといいでしょう。

ビタミンB2について

Vitamin B2 text in white capsules frame on blue background. Pill with thiamine, thiamin. Dietary supplements and medication

さて、今回はビタミンの中でも、「発育のビタミン」とも呼ばれているビタミンB2についてさらに詳しく調べてみます。

ビタミンB2の効果

ビタミンB2はリボフラビンとも呼ばれており、水溶性ビタミンのひとつです。細胞の再生を促すとても重要な働きをしているので、愛犬の成長には欠かせない栄養成分だということができます。ビタミンAとともに、皮膚や粘膜の健康に役立ち、傷が治るのを助けます。またビタミンB1が糖質をエネルギーに変えるのを助けるのに対して、ビタミンB2は脂質をエネルギーに変えるのを助けます。つまり脂質をたくさん摂っても、ビタミンB2が無ければ意味がないということです。

ビタミンB2には皮膚の健康維持や被毛の質を高める効果があります。また成長に欠かせない栄養素のひとつで、ホルモン調整などの働きもします。

「発育のビタミン」とも呼ばれていて、特に妊娠中や成長期には通常よりも多めに必要とします。また離乳前の子犬は母乳からたくさんのビタミンB2を摂取するので、授乳中の母犬は通常の約5倍のビタミンB2が必要だとも言われています。

またビタミンB2は、ビタミンB6の働きをサポートします。ビタミンB6はタンパク質の生成や分解、また脂質の代謝に深くかかわっています。しかしビタミンB6が活性型ビタミンになるにはビタミンB2を必要としています。

健康な成犬が必要とするビタミンB2の量は、体重1kg当たり1日50μgだとされています。これは牛レバー約1.6g、またはドライイースト約1.3gで摂取することができる量です。水溶性のビタミンなので、体内で使われなかった分はおしっこと一緒に体外に排出されるので、過剰症の心配はありません

ビタミンB2が不足すると

たくさん摂取しても必要ない分はおしっこと一緒に流れ出るので、過剰摂取の心配はありませんが、体内に蓄積されないということは、毎日の食事で定期的に摂取し続ける必要があるということです。油断しているとビタミンB2が不足してしまうということになりかねませんが、もしもビタミンB2が不足したらどんな影響が及ぶのでしょうか。

・ビタミンB2の欠乏症

成長期の犬の場合は成長障害や筋肉虚弱などの影響が出ます。また、皮膚炎や角膜白濁、不整脈や低血糖症、脂肪肝、突然死なども報告されています。また妊娠中の母犬のビタミンB2が不足すると、胎児の成長に悪影響を及ぼしてしまい、奇形のリスクもあります。

これほどまでの悪影響ではなくても、皮膚や粘膜の調子が悪くなり、口内炎や肌荒れ、脱毛などの症状がでたらビタミンB2の不足を疑うことができます。ビタミンB2の不足によって大事に至ることがないように、意識的に摂取する必要があるということができます。

ビタミンB2を摂取する方法

毎日小分けにして与えることは現実的だとは言えません。油断するとつい忘れてしまい、いつの間にかビタミンB2が不足していることにもなってしまいます。そこで、毎日与えることのできるサプリメントがおすすめです。サプリメントを習慣化させることによって、ビタミンB2の不足を避けることができます。また子犬の時や妊娠中など、特にビタミンB2が必要な時などにサプリメントは役立ちます。

ビタミンB2が含まれている食材

鯖ビタミンB2

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ビタミンB2は乳製品、内臓、筋肉、卵、緑黄色野菜、酵母、脱脂乳、油かす類に含まれています。ビタミンB2が豊富に含まれている食材としては特にレバー、ウナギ、サンマ、イワシ、サバ、卵、納豆、ヨーグルト、海苔などが挙げられます。これらの食材を使って食事を用意したり、普段の食事のトッピングに使うことによってビタミンB2の補給をすることができます。

ビタミンB2を含むサプリメントが効果的なのはなぜか

水溶性のビタミンであるビタミンB2は、体内に蓄積されることなく、おしっこと一緒に体外に排出されてしまうため、毎日摂取する必要があります。

また脂肪の代謝が活発であればあるほどビタミンB2が必要とされます。代謝が早い成分でもあるので、1回で大量に摂取するよりも、1日2回などに分けて与えることが有効だと言えます。

ビタミンB2が含まれているサプリメント

現代製薬 ザ・ビタミン 犬用

いつもの食事に混ぜるだけで簡単にビタミン補給ができる栄養補助食です。全犬種、オールステージに対応していて、愛犬が必要とする各種ビタミンと、それに加えて犬に必要とされているビオチンも含まれています。健康維持に必要なビタミン補給に安心して与えることのできる国産のサプリメントです。

原材料は乳糖、ビタミンE、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB2、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB6、葉酸、ビタミンB12、ビオチン、ビタミンD3です。ビタミンB2は0.5g中0.2mgとなっています。

与え方は子犬の場合は添付スプーンすりきり1~2杯、5kg以下の成犬は添付スプーンすりきり1杯、5~20kgの成犬は添付スプーンすりきり2杯、20kg以上の成犬は添付スプーンすりきり4杯を1日に1回から数回に分けて与えます。食事やミルクに混ぜて与えることができます。添付スプーンすりきり1杯は約0.5gです。

ナルヘソ フクシン

人間の癌専門医が開発した副腎の健康サポートのためのサプリメントです。副腎で消費しやすいビタミンとミネラルが豊富に含まれています。含有成分にはナトリウム、リン、鉄、カルシウム、マグネシウム、銅、亜鉛、マンガン、セレン、ビタミンB2、ビタミンB6、他ビタミンB群各種、ビタミンC、E他多種多様な栄養素が含まれています。

原材料はアガリクス、アセロラ アニス、アボカド、亜麻、イチヂク、イニャメ、海草、花粉、カムカム、カロテン、クロロフィル、麹、酵母、ココナッツ、ゴマ、小麦、スイカ、大豆、タンポポ、天然鉱石、杜仲抹茶、ニンジン、ニンニク、ぬか、胚芽、パイナップル、ハトムギ、バナナ、パパイア、パルミット、ブラジル人参、プロメライン、ホマロッサ、マルメロ、マンゴ、メロン、ヤーコンなどで、栄養がたっぷりと詰まっています。

C&R ビタミンBコンプレックス 犬猫用

オーストラリア原産のビタミン補給を目的としたサプリメントです。グルコースもブレンドして消化と吸収がしやすいように設計されました。人間用食品基準をクリアした原材料のみを使用しており、保存料の添加もしていないので安心して愛犬に与えることができます。

原材料はブドウ糖、ビタミンB6、ビタミンB1、グルコン酸カルシウム、天然バニラフレーバー、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB12です。1kgあたりのビタミンB2の含有量は1.25gになっています。

Azmira(アズミラ)Bコンプレックス

アメリカ原産の犬用・猫用サプリメントです。原材料は重酒石酸コリン、ニコチンアミド、塩酸チアミン、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、パントテン酸、イノシトール、パラアミノ安息香酸、アルファルファ、オランダガラシ、レシチン、ビオチン、ビタミンB12で、1カプセルあたりのビタミンB2の含有量は50mgです。

1日量の目安は小型犬が1/4~1/2カプセル、中・大型犬は1~2カプセルで、2回に分けて与えるのが理想的です。カプセルをそのまま直接与えるか、カプセルの中身だけをフードに混ぜ合わせて与えることができます。

サイペット タウビタB

タウリンとビタミンB群を配合した液状サプリメントです。タウリンとビタミンB群を補給して愛犬の元気を取り戻すことができます。原材料はタウリン、チアミン(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、パントテン酸(ビタミンB5)、ピリドキシン(ビタミンB6)、ソルビン酸カリウム、還元水飴、水です。ビタミンB2の含有量は740mg/60mlです。

液状なので水に混ぜたりスポイトで直接愛犬に与えることができます。飲みやすいように甘味になっています。

まとめ

ビタミンB2が含まれているサプリメントについてまとめてみましたがいかがでしたか?

「発育のビタミン」とも呼ばれていて、愛犬の成長に欠かせないビタミンB2は、水溶性なので過剰摂取の心配なく積極的に与えることができます。しっかりと与えないと不足気味になりますから、意識してビタミンB2の補給をして、いつまでも愛犬には元気でいて欲しいものですね!

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