ワンちゃんのステージ別!犬に餌を与えるベストな時間と回数

ワンちゃんのステージ別!犬に餌を与えるベストな時間と回数

愛犬にとって、毎日の生活の中でも特に楽しみな時間の一つが「お食事タイム」です。愛犬が美味しそうにご飯を食べると、ついつい嬉しくなって、もっとあげたくなってしまうことはありませんか?でもフードの与えすぎは、肥満や病気のリスクを高める原因になってしまうことも…。適量を守って愛犬の健康を守りましょう!

ライフステージごとにフードの適正回数・量がある?

ライフステージとドッグフード

愛犬にとって適正なフードの回数・量は、ライフステージ毎に異なっていることをご存知でしょうか。

犬の年齢に合わせた回数・量のフードを与えることは、愛犬の成長や健康維持を助けるためにも大切です。今回の記事では、ライフステージ毎の餌の回数や与える時間、餌を選ぶポイントについてをご紹介します。

月齢3ヶ月までの愛犬

月齢3ヶ月までの子犬は、消化器官の発達が未熟な状態です。

そのため、一気に量の多い食事を与えてしまうと、消化不良の原因になってしまうことがあります。

食べやすいようにふやかしたドッグフード少量を、小分けにして与えるといった工夫が必要です。

一日の食事量は

一日に必要な食事量の目安は、犬種のサイズによっても異なってきます。

成犬時の体重が1kg〜5kg程度の超小型犬であれば、一日あたり65g程度を目安に与え、体重が5kg〜10kgの小型犬であれば一日あたり約145gの給餌が必要です。

成犬時の体重が10kg〜25kg程度の中型犬の場合は、一日あたり約215g、体重25〜45kgまで成長する大型犬種は、一日あたり385gを目安に与えるようにしましょう。

食事の回数は

1日のうち4回程度に分けて、フードを少量づつ与えることがポイントです。

時間帯としては、朝と昼、夕方と夜に与えると良いかもしれませんね。

子犬はまだ口も小さく、一度にたくさんのフードを食べることができません。与えるフードを小分けにすることで、発達の未熟な消化器官に負担をかけるのを避けることができます。ただし、回数だけにこだわるのではなく、一日の給餌量目安を子犬がしっかり食べているかを気にかけることが大切です。

特に、一度にたくさんの量を食べることができない小型犬や、食の細い子犬などは食事量に注意しましょう。もしあまりしっかりと食べていないようであれば、さらに食事を与える回数を小分けにして、子犬がしっかりと栄養が取れるように見守りましょう。

フード選びのポイントは

消化器官の発達が未熟な時期は、消化に良いフードを選ぶようにしましょう。

成犬用フードをふやかして与える人も時々いますが、成犬用のフードは子犬用フードに比べて、カロリーが抑えられていることが少なくありません。

子犬の成長をしっかりサポートするためにも、必要なたんぱく質や脂質が豊富に含まれている子犬用のフードを選ぶようにしたいですね。

月齢3ヶ月までの給餌に関する注意点とは

特に小型犬の子犬を飼育しているときに気をつけたいのが、空腹時に怒りやすい「低血糖症」です。

低血糖症とは、血液中の糖分濃度が急激に下がることによって痙攣や下半身の麻痺といった症状を引き起こす病気で、最悪の場合は死に至ることもあるため注意が必要です。

小型犬は一度に食べられる量が限られているため、運動をさせすぎたり散歩をした後に血中の糖分濃度が著しく下がって、低血糖症の症状が現れる場合があります。

空腹時間をなるべく作らないように、回数をこまめに分けて給餌することで、低血糖症の発症を防ぐことができます。

小型犬だけでなく、食が細い子犬も低血糖症にかかることがありますので、1日あたりの給餌量をしっかり把握して、子犬が空腹にならないような工夫を心がけましょう。

月齢3〜6ヶ月までの愛犬

月齢3ヶ月を過ぎると、次第に消化器官も発達し、歯もしっかりしてくるため、成犬と変らない通常のフードを食べられるようになっていきます。初めのうちはふやかして与えていたフードも、徐々にドライフードの状態で慣れさせていくようにしましょう。また、与えるフードの量が増え始めるのもこの時期からです。

一日の食事量は

生後3ヶ月以降は、今まで与えていた量より20g程フードの量が増えていきます。

生後3ヶ月〜6ヶ月の時期に必要な食事量は、愛犬が超小型犬種であれば約85g〜95g、小型犬種で。あれば約165g〜180gを目安として与えるようにしましょう

飼育しているのが中型犬種であれば1日あたり約235gのフードを必要とします。

大型犬種を飼っている場合には、1日に約405gのフードを与える目安にしましょう。

食事の回数は

生後3ヶ月の頃よりも食べられる量は増えていきますが、まだまだ成犬と同じというわけにはいきません。

消化器官に負担をかけないためにも、1日あたり必要な食事量を3回〜4回に分けて与えるようにしましょう。朝・昼・晩に分けて与えると良いですね。

フード選びのポイントは

生後3ヶ月以降の時期は、犬にとって大切な成長期です。発育に必要な栄養素がたっぷりと含まれた子犬用のフードを選んで与えるようにしましょう。質の良いタンパク源や、健康を助けるビタミンなどが入ったものを選びたいですね。

月齢3〜6ヶ月までの給餌に関する注意点とは

生後3ヶ月までふやかしていたフードを与えていたのが、この時期からは成犬と変らない状態のフードを食べられるようになってきます。しかし急にフードを切り替えると、子犬が吐いてしまうこともあるため、徐々に切り替えていく必要があります。

切り替え方としては、まずフードをふやかす時間を短くすることから始めまます。

数日の間、完全にふやけない状態で子犬にフードを与えて様子を見ましょう。子犬が何の問題も無くしっかりとフードを食べているようであれば、徐々にふやかす時間をどんどん短くしたフードを与えていきます。

次のステップとして、ふやかした状態のフードを、ドライな状態のフードを半々づつに混ぜて与えてみましょう。様子を見ながら徐々にドライフードの割合を増やしていけば、無理なくドライ状態のフードへ切り替えていけるでしょう。

ドライ状態のフードへ切り替えると、必然的に水分の摂取量がふやかしたフードに比べて少なくなります。しっかりと水分を取っているか見守るようにしましょう。

月齢6〜12ヶ月までの愛犬

月齢が6ヶ月〜12ヶ月の頃は、小型・中型犬であれば成長がピークに達する時期です。

立派な大人になるまであともう少し!

月齢6ヶ月を過ぎた頃も引き続き、栄養価の高い子犬用フードを与えるようにしましょう。

月齢12ヶ月に近づいてくると、成長がピークに達し、体重も安定してきます。

その頃を境に、与えているフードの量を減らしたり、成犬用のフードへ切り替えるようにします。 期間の初めと終わりで、与えるフード量の目安が異なってきますので、参考になさってくださいね。

一日の食事量は

月齢6ヶ月を過ぎた頃は、まだ成長期がピークを迎えている時期ですので、健康な体づくりのために豊富な栄養を必要とします。

月齢3ヶ月〜6ヶ月の頃に与えていたフードの量よりも、さらに量を増やして与えましょう。

目安としては、超小型犬であれば約95g、小型犬であれば約180gのフードを一日に与えます。中型犬であれば約255g、大型犬であれば約425gを一日の目安として与えるようにしましょう。

成犬に育つスピードは、小型であればあるほど早いといわれています。

そのため小型犬種は月齢8ヶ月目を過ぎたあたりから、体重が安定しあまり変化がなくなってくるでしょう。体重が安定してきたら、超小型は1日約85〜65g、小型犬は1日約165g〜155gと、ピーク時よりフード量を段階的に減らしていきましょう。

中型犬種は月齢10ヶ月頃まで成長期が続きますので、継続して一日あたり255gを目安にフードを与えていきます。10ヶ月を過ぎ、体重に変化が見られなくなってきたら、フードを約235gまで減らして与えましょう。

大型犬種は月齢10ヶ月始めまで、まだまだ成長期です。

フードの量をさらに約440gにまで増やして与えるようにしましょう。体重の増加がゆるやかになってきたら425g〜405gと段階的にフード量を減らしていくようにします。

食事の回数は

期間の初めごろは1日3回程度に分けて与えるのが理想的です。朝・昼・晩の時間帯に与えると良いでしょう。期間の終わりごろ、体重の変化がゆるやかになってくるタイミングで、朝・晩の1日2回に食事回数を減らします。

フード選びのポイントは

小型犬から大型犬に共通しているポイントは、体重の増加が安定してきたら、子犬用フードから成犬用フードへ切り替えるタイミングだということです。

月齢6ヶ月を過ぎたころは、まだ子犬用の栄養たっぷりなフードを必要としますが、体重が安定してきたにもかかわらず子犬用フードを与え続けると、カロリー過多になってしまいます。

愛犬の体重推移を把握し、適切なタイミングで成犬用のフードに切り替えられるようにしましょう。

月齢6〜12ヶ月までの給餌に関する注意点とは

この時期は、子犬用フードから成犬用フードに切り替える大切な時期ですが、急にフードを変えると愛犬の食欲が落ちたり、嘔吐や下痢をおこしたりすることがあります。

フードを切り替えるときには徐々に行うことがポイントです。

1週間〜10日ほど時間をかけて、子犬用フードと成犬用フードを混ぜて与え、少しづつ割合を成犬用フードに傾けていきましょう。

もししばらく与えても、嘔吐や下痢といった症状が治まらない場合には、アレルギー症状が起こっている可能性も考えられます。

別の成犬用フードに交換したり、アレルギー対応のフードに切り替えて様子を見てみましょう。

1歳〜6歳までの愛犬

1歳を過ぎると、小型犬や中型犬は立派な成犬です。

成長期のピークを迎え体重が安定していますので、1歳以降は肥満に気をつけながらフードを与えていきましょう。

一日の食事量は

成長期を過ぎた愛犬には、1日に必要な総カロリーを重視した食事量を与えることが大切です。カロリー計算をする際に考慮するのは、愛犬が必要とするカロリーと、摂取するカロリーのバランスです。

このバランスが崩れてしまうと、肥満傾向に傾いてしまう恐れがあります。

さらに肥満は、他の様々な病気を引き起こす原因になることもあります。

愛犬の運動量などを把握して、健康を維持できる最適な量を把握するようにしましょう。

食事の回数は

食事の回数は朝・晩の1日2回を目安に与えます。

ただし、体調不良や食欲不振によって食事量が落ちている時は、回数にこだわらずこまめに食事を与えるなどして、愛犬がしっかりと必要な栄養を摂取できるようにしましょう。

フード選びのポイントは

毎日与えるフードは、愛犬の健康や寿命に大きく影響を与える要素の一つです。

販売されている安価なフードの中には、残念ながら粗悪な原材料が使用されているものもあり、長期的に摂取しつづけると病気を引き起こす恐れのあるものも少なくありません。

愛犬が元気に長生きできるよう、安全な原材料を使用し、体に害のある人口保存料や添加物の含まれていないフードを選んであげたいですね。

1歳〜6歳までの給餌に関する注意点とは

特に注意したいのは、やはり食事の与えすぎによる肥満です。

愛犬が嬉しそうにご飯を食べていると、飼い主としてはついついもっとあげたくなってしまうもの。

愛犬の健康を第一に考えるなら、グッと我慢して、一日の適切な量を守って与えたいですね。

7歳以上の愛犬

シニア犬と呼ばれるライフステージ。大型犬だと7歳以上、小型犬や中型犬だと8歳以上からと言われています。この年齢になると、体毛に白い毛が増えてきたり、寝ている時間が多くなったり、歩き方に力が無くなったりと生活の様々な場面で変化が生じてきます。成犬期と比べて体力の衰えが見え始めますので、当然ながら消費するエネルギー量も減ってきます。

また、今までのフードをあまり食べなくなったり、食べても吐いてしまったりと食事の面でも変化が出てきます。このように7歳以上の年齢になってくると、愛犬の体がどんどん変化していきますので、与えるフードもそれに合わせたものが必要です。もし、高齢の愛犬に上で挙げたような変化が見られたのなら、食事の量や回数を見直したりフードの切り替えを検討したりする時期かもしれません。

一日の食事量は

シニア期の犬は成犬時と比べて運動量も減ってきますので、一日の食事量は減らしてあげた方がいいでしょう。運動量が減り、消費エネルギーも減っているのに、以前と変わらないカロリーの食事を与え続けていると肥満のキッカケになるかもしれません。

シニア犬の食事量の調整については急に量を変えたりしないでも良いでしょう。シニア期に入った当初はまだまだ食欲旺盛な子も多いと思いますので、食事量は変えずに、低カロリーなフードに徐々に切り替えてあげることをお勧めします。フードの食べ具合を見ながら、必要があれば量を調節してあげましょう。

食事の回数は

エサを与える回数についても、シニア期当初であればこれまでの回数を変える必要はありません。朝夕の2回与えていたなら、しばらくはそのままの食事回数で良いでしょう。

しかし、それから年を重ね犬もさらに高齢になってくると、一度にたくさんの餌を食べることは難しくなります。その時には食事の回数を3〜4に増やしてあげるといいかもしれません。ただ、全体の食事量が増えてしまわないように注意しましょう。

フード選びのポイントは

シニア犬のドッグフードを選ぶ際のポイントの一つは、「低カロリーなフードを選ぶ」ということです。消費するエネルギーが減ってきていますので、肥満の原因にならないようにそれまでよりカロリーを抑えたフードを選びたいところです。

二つ目のポイントは、「消化の良い良質なタンパク質を与える」ということ。高齢になってくると犬も筋肉量が減ってきます。体力を維持するためにもタンパク質の摂取は欠かせません。しかし、シニア犬は消化能力も弱ってきていますので、消化しやすいタンパク質が含まれたフードを選んであげましょう。

7歳以上の給餌に関する注意点とは

シニア期に入り、年齢を重ねるにつれて食べる量が減ってきたり、食欲がなくなったりしてきます。愛犬の食が細くなってきたと感じたら、次の方法を試してみましょう。

まずは「フードを温める」。これによりフードのにおいが広がり、食が細くなった犬の食欲を刺激して食い付きを良くします。

次に「ふやかす」。ドライフードを水でふやかすことでもフードのにおいを出すことができます。また、鶏ささみなどのゆで汁を加えることで、食い付きを良くする方法もあります。フードをふやかすことは、水分をあまり摂らなくなるシニア犬の脱水予防にも役立ちますよ。

老犬になると、えさを食べる時の姿勢を維持することが難しくなる場合もあります。頭を下げる動きが負担になるわけです。老犬が頭を下げずに食べられるように、台の上にえさを入れた食器を置いてあげると良いでしょう。こうすることで食べやすくなりますよ。

愛犬の健康を見守るのは飼い主としてのつとめ!

愛犬のためを思うなら、ライフステージに合わせたえさの与え方を知っておくことは大切ですね。家族の一員として周りを笑顔にしてくれる愛犬たち。彼らが最期まで健康で元気な姿を見守れるように、日頃から気を配ってあげましょう。

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