ペキニーズってどんな犬?基礎知識とおすすめドッグフード3選!

ペキニーズってどんな犬?基礎知識とおすすめドッグフード3選!

中国で生まれた、てくてく歩く仕草がかわいい、短足で鼻ぺちゃでくりくりした目が特徴のペキニーズ。癒し系で室内外に適した性格なので一人暮らしの方にもおすすめの犬種です。この記事では、そんなペキニーズの特徴や性格、かかりやすい病気などからおすすめのドッグフードを紹介していきたいと思います。

ペキニーズって?

Adult Pekingese posing on a nature  background

鼻ぺちゃで丸顔のくりくりした目がかわいいペキニーズは、中国で生まれた世界中で人気の犬種です。

ふわふわな被毛とゆったりとした動き方が愛嬌満点で癒し系ですので、ストレス社会で頑張っている方にはおすすめの犬種です。

そんな癒し系な見た目や振る舞いに加えて、飼いやすい性格も日本人のライフスタイルに合っているんです。

運動量が多くないので、ペキニーズのような小型犬をマンションなどの室内で飼うことがブームになっている現在の時代の流れにぴったりマッチした犬種だといえるでしょう。

とはいっても、ずっと室内にいるとストレスが溜まってしまったり、肥満になってしまったりするので、軽めの散歩には連れ出してあげることも大切ですよ。

しかし、ペキニーズは運動があまり好きではなく、暑さに弱い犬種なので、ストレスが溜まらない限り室内でできるような運動や遊びを取り入れれば大丈夫かもしれません。

優雅な振る舞いからも感じさせるように、プライドが高く負けず嫌いなところがあるので、忍耐強くしつけていく必要があるでしょう。

そんなペキニーズの特徴や性格、かかりやすい病気などからおすすめのドッグフードを紹介していきたいと思います。

ペキニーズの歴史

ペキニーズの生まれた国は中国で、英語ではPekingeseと表記します。

ペキニーズの動き方からも気品が感じられるように、ペキニーズはとっても高貴な生い立ちなんです。

ペキニーズの起源はいまだに明らかになっていませんが、ラサアプソやチベタンスパニエルが祖先ではないかと考えられています。

シルクロードなどから中国に入ってきたものとされていますが、その歴史は長く8世紀ごろの資料にペキニーズの存在が記録されており、犬種そのものの成り立ちとしては紀元前からペキニーズという犬種として存在していたのではないかといわれています。

ペキニーズはかつて神聖な犬として、皇帝と皇族が宮廷内でのみ飼育することを許されていたという、とても崇高な犬種でした。

なぜかというと、ペキニーズの容姿が獅子(ライオン)に似ていたからです。

顔の周りのふさふさした被毛やその顔つきから「獅子犬」や「太陽犬」としてとても大切に扱われていました。

当時獅子は、チベットからの影響で中国にも取り入れられた仏教思想の中でとても神聖視されていた生き物でした。

それで、獅子に似たペキニーズもとても神聖なものとして扱われていたんです。

皇帝や皇族以外がこの犬種を手に入れようとしたこともあったようですが、そのような人は当時もっとも厳しい処罰だった死罪に処されるほどでした。

門外不出で大切にされていた犬種だったので、より多くの人々から神聖視されるようになっていった理由もわかりますね。

さらにペキニーズが高貴な犬であるという印象を強めたのは皇帝の葬儀の時です。

皇帝の棺を墓場まで運ぶときにそれを率いていったのはペキニーズでした。

ペキニーズを深く寵愛したことでも知られる「西太后」の1911年の葬儀の時にペキニーズの愛犬「モータン」が先導役に選ばれたというエピソードも有名です。

そんなペキニーズの活躍の場が中国の宮廷から世界へと広がっていったのには戦争の歴史が深くかかわってきます。

1860年にイギリス軍が中国に攻め込み、ついに宮廷へと足を踏み入れようとしたとき、中国の宮廷内から神聖な犬が奪われてはならないと、無数のペキニーズが中国人自らの手によって殺されました。

しかし、イギリス軍が足を踏み入れた、無数のペキニーズの死体が転がる宮廷内から、生存していた5匹のペキニーズが戦利品として奪われ、イギリスのビクトリア女王へと献上されました。

こうして、中国国内からは絶滅してしまったペキニーズでしたが、イギリスからヨーロッパ全体、アメリカへと分布を拡大し、世界中で人気な犬種となっていったのです。

日本でも比較的手に入れやすい犬種としてなじみの深いペキニーズですが、神聖視されていた崇高な存在であったという過去から、種の存続が危ぶまれるまでの大虐殺を生き延びたという波乱万丈な歴史を持つ犬だったんですね。

癒し系の見た目からは想像ができないような過去ですが、ペキニーズの性格や特徴がそのようにして形作られていったというのはとても興味深いのではないでしょうか。

ペキニーズの特徴

pekinese dog

ペキニーズはコンパクトなスタイルをしていて、足の長さや体長、体高のバランスの良い犬種です。

体高は20センチほどですが、体重は3.2から6.4キログラムほどですが、オスは5キログラムでメスは5.4キログラムまでが健康な体型とされています。

小型犬の体格ではあるものの骨格がしっかりとしているため、他の犬種よりもずっしりと重い体重になっています。

身体の形は、前足の付近が太く、後足の付近は細めなので、人間で言うと「逆三角形」な体つきをしています。

これを「洋ナシ」のような体型と表現されることもあるようです。

被毛にも特徴があり、そのふわふわしたフォルムは豊富な被毛の量が大きな要因となっています。

毛質がまっすぐで長めの上毛と分厚く密度の高い下毛のダブルコートで、首から胸にかけてライオンのような豊富な飾り毛を蓄えています。

耳や尻尾、胸、指、脚の後ろにも長い飾り毛があるのが特徴です。

毛色は、ホワイト、クリーム、ゴールド、レッド、ブラック、グレイ、サーブル、ブラックアンドタンなどの幅広い色が認められています。

鼻ぺちゃ

Pekingese dog, isolated on white background

ペキニーズは短頭種と呼ばれる、マズルがとても短い犬種です。

短頭種のなかまには、「シーズー」や「パグ」、「ブルドッグ」などがおり、どれも鼻が短く、横から見ると目と鼻の先がとても近いのが特徴です。

短頭種はくりくりで大きな目の犬種が多く、ウルウルした瞳がとても印象的です。

短頭種の中でも特に鼻が短いのがペキニーズだといわれています。

ローリング歩様

ペキニーズのスタンダードとして西太后が定めたものに「前足が曲がっていること」というものが含まれています。

皇帝のそばから離れることがないように、自由に歩き回ることが難しいような特徴を持った者同士を交配させていったことがここから予測できますが、ペキニーズは前足が短く、がに股なので、通常の犬の歩様ではなく、前足を回しながら進んでいく歩様になります。

身体を左右に揺らしながら歩いていくさまがかわいらしいですが、これを「ローリング歩様」といいます。

長くふわふわの被毛が揺れながらコロコロと歩くので、これもペキニーズの魅力をさらに増していますね。

ペキニーズの寿命

ペキニーズの寿命は12歳から15歳といわれています。

一般的な小型犬の寿命と同じか、少し長いくらいの寿命です。

ただし個体差がありますので、他の犬と同じように飼い主さんがこまめに健康チェックをしたり検診に連れて行ったりすることが長生きには欠かせません。

遺伝的疾患は少ない犬種ではありますが、しっかりケアしてあげたいですね。

ペキニーズの性格

Pekingese dog isolated on a white background

ペキニーズは勇敢で気高くプライドの高い犬種ではありますが、マイペースであまり犬らしくない様子から「猫のような犬」と表現されることが多いようです。

犬でありながらも、抱っこされるのを嫌がる個体が多く、人に媚びない個体や、独占欲が強いものなど、猫らしさ全開の性格をしています。

猫アレルギーがあるものの猫が飼いたいという方や、犬のべたべたしてくるところが苦手という方にはもってこいの性格をしていますね。

ペキニーズのかかりやすい病気

Male veterinarian wrapping a bandage on Pekinese s hurt paw in ambulant

ペキニーズは遺伝的な疾患が比較的少ない犬種ではありますが、かかりやすい病気がいくつか存在します。

・椎間板ヘルニア ・鼻腔狭窄 ・チェリーアイ

です。

以上の病気に関して、原因や症状の見分け方、対策方法などを紹介していきたいと思います。

椎間板ヘルニア

椎間板は背骨の骨と骨との間にあるクッションのような働きをするゼリー状の組織で、それが何らかの要因により逸脱し、脊髄を圧迫してしまうゆえに四肢に麻痺が起きたり、排泄が困難になったりしてしまう病気です。

ヘルニアという言葉は「体内のある器官が、本来あるべき場所からはみ出している状態のこと」を指すので、椎間板ヘルニア以外にも「鼠径ヘルニア」や「臍ヘルニア」という病気が存在し、それらは管やへそがあるべき場所からはみ出してしまっている状態のことを指しています。

椎間板ヘルニアになってしまう要因は大きくふたつあり、「加齢」と「遺伝」です。

加齢とともに椎間板の外側の、比較的硬い繊維質な部分に亀裂が入るようになり、その部分をゼリー状の内容物が内側から押し上げるようにして神経を圧迫してしまうことがあります。

また、遺伝によるものは「軟骨異栄養症」という遺伝子が、本来ゼリー状の椎間板内部の組織を硬くしてしまうので外側の繊維質の部分を圧迫し、亀裂からはみ出した内部の組織が神経を圧迫してしまうことによって生じるものです。

胴長の犬種は椎間板ヘルニアになりやすい「軟骨異栄養症」の遺伝子を持っているものが多いようです。

大型犬や小型犬での発症率の違いはあまりなく、健康な体型の維持や無理な体制をとらせないような生活環境を整えてあげることが予防に有効とされています。

起きる症状としては、前肢か後肢にまひが生じたり、歩様が足を擦るような仕方に変化したり、普段していた動作や運動をしなくなったりということが見られるようです。

上記のような症状が見られたら、背中を触って嫌がらないかを確認しましょう。

背中を触られることを嫌がるようであれば椎間板ヘルニアを発症している可能性が高いですので、早めに医療機関に連れて行って検査を受けることをおすすめいたします。

鼻腔狭窄

鼻腔狭窄とは、鼻の穴とその奥の鼻腔と呼ばれる空間が狭くなってしまった状態のことを指します。

このような症状は鼻の短い短頭種に起きやすく、外鼻孔の狭窄、扁桃の腫大、軟口蓋過長、喉頭小嚢の外反、声門裂の狭窄、喉頭/気管虚脱などを併発する場合には**「短頭種気道症候群」**と呼ばれることもあります。

短頭種として鼻が短くなるように種の交配を繰り返していった結果、鼻を覆う軟部組織の大きさはそのままに鼻が短くなっていった個体が存在するようになりました。

それらがペキニーズ、ブルドッグ、フレンチブルドッグ、パグ、ボストンテリア、ボクサー、キャバリアキングチャールズスパニエル、シーズーなどで、口元の皮膚がたるみやすく、鼻の周りの余ってしまった軟部組織が鼻腔をふさぐような形状になってしまうことによって鼻腔狭窄や短頭種気道症候群として知られる様々な症状を引き起こしてしまっているようです。

これらの症状は生まれつきに発症してしまうものなので、予防方法は残念ながらありません。

しかし、鼻腔狭窄として知られる症状が出るかどうかは個体によって違いますので、以下のような点をチェックするようにしましょう。

鼻腔狭窄になっていると、鼻の穴が狭まっていることが目視できたり、呼吸の時にグーグーという音が鼻から鳴ったり、鼻水がよく飛んだり、呼吸が荒くなったり、熱中症にかかりやすくなったりします。

上記のような症状が深刻化すると、呼吸困難や失神などを引き起こしてしまうことがありますが、そのような症状は脳に悪影響を及ぼすおそれがありますので、医療機関で検査ののち、外科的な手術によって治療する必要があるでしょう。

予防方法はありませんが、重篤な事態を防ぐために鼻腔をさらに狭めてしまうようなアレルギー性のペットフードや植物を避けることによって病気と付き合いながら重篤化を避けていくことができるでしょう。

チェリーアイ

チェリーアイとは、犬の目頭の内側にある、瞬膜とも呼ばれる人間にはない第三のまぶたにある「第三眼瞼腺」が腫大して赤く腫れあがった状態のことを指します。

第三眼瞼腺は涙の約30%を分泌している部分ですが、この部分を固定する結合組織が先天的に無い個体や結合組織が弱い個体がペキニーズやビーグル、アメリカンコッカースパニエル、ブルドッグ、セントバーナード、チワワなどに多く見られるようです。

そのような個体がチェリーアイを発症しやすいといわれていますが、ほかにも外傷的な要因で引き起こされることもある病気です。

チェリーアイを発症すると、目頭が赤く腫れあがった状態になるので、視野が狭くなったり、赤く腫れあがった部分が目を刺激し不快感を抱いたり、他の結膜炎や角膜炎などの症状を引き起こしたりするようになります。

ペキニーズは遺伝的な要因のほか、鼻が短く目が大きいので、ものが目に入ったりぶつかったりすることが頻発する犬種です。

目の高さにぶつかりそうなものがないかをよく確認し、それを取り除いたりカバーを付けたりすることによって予防するようにしましょう。

いずれも治療には早期発見、早期対処が必須であり、内科的治療や外科的な治療によってチェリーアイを解決することができます。

症状がみられるようであれば、早めに医療機関に連れていくようにしましょう。

ペキニーズのおすすめドッグフード3選!

Healthy dog food on wooden background

ここまででペキニーズの特徴や性格、かかりやすい病気について考えることができましたが、ペキニーズが健康で長生きするためにどのようなドッグフードを選べばよいのでしょうか。

ペキニーズの特徴から考えられるドッグフードの条件は以下のようなものです。

・運動量が多くないので、カロリーや脂質の高すぎないもの ・椎間板ヘルニアを予防するため、肥満対策に効果のあるもの ・アレルギー反応が出にくいもの

アレルギー反応に関しては個体差があるので、今回は異なった原材料をメインのたんぱく質源として使用している三種類を紹介していきたいと思います。

アランズナチュラルドッグフード

アランズナチュラルドッグフード(ラム)

肉類に低カロリーな「生ラム肉」を使用している肥満解消に役立つドッグフード!

容量/価格 2kg / ¥3,960(税抜)
原産国 イギリス
メイン食材 生ラム肉
対応年齢 全犬種、7ヶ月~

アランズナチュラルドッグフードは、ナチュラルドッグフードというイギリスの会社が製造しているドッグフードです。

原材料が8種類だけと、シンプルな構成の中に無添加かつ最適な栄養バランスを実現しているドッグフードです。

主なタンパク質源としてラム肉が55%も使用されていますが、たんぱく質が多すぎないので、運動量が多くないペキニーズにも肥満の心配をあまり抱かず給餌できます。

また、短頭種気道症候群を悪化させるアレルギー反応が起きにくいように、小麦、大豆、乳製品、とうもろこし、牛肉、豚肉といったアレルゲンになりやすい食材を一切使用していません。

カロリーも低めですので、ペキニーズにぴったりですね。

ティンバーウルフ

ティンバーウルフ

野生の犬たちの自然界における食事を研究し、それを再現したフードです!

ティンバーウルフは、肉と魚を原材料の80%に使用しており、残りの20%が果物と野菜で構成されています。

野生の食物バランスに近いとされているので、アレルギー対策や免疫機能向上に期待ができるフードです。

さらにプレバイオティクスとプロバイオティクスが配合されているので、腸内環境の改善に強い効果を発揮します。

カロリーが高めなのが少し気になりますが、あげる量を調整することによって肥満を対策することができます。

ファインペッツ

ファインペッツ

安全性の高さに定評があるドッグフードです!

容量/価格 1.5kg / ¥3,142(税込)
原産国 オランダ
メイン食材 鹿肉、鶏肉
対応年齢 全犬種、全年齢対応

ここまで、ラム肉と魚を主原料とするドッグフードを消化してきましたが、ファインペッツはメイン食材に鹿肉を使用しています。

鹿肉はアレルギー対策に効果があるばかりではなく、低カロリーで高たんぱく、鉄分が豊富なのが特徴のタンパク質源です。

また、オメガ6脂肪酸ががんの予防や肥満対策に効果を発揮します。

ほかにも鶏肉が使用されているので、高たんぱく・低脂質の食生活を実現することができます。

また、サーモンオイルやフラクトオリゴ糖が含まれているため、免疫機能の向上や便通の改善などの効果も期待することができるでしょう。

比較的カロリーが高いフードですが、給餌量が記載されているので、それの通りに与えていけば極度に太ったりすることはないでしょう。

まとめ

pekinese dog

いかがだったでしょうか。

ペキニーズの優雅な振る舞いや気高い性格、特徴的なローリング歩様などには、中国で皇族の犬として寵愛され、神聖なものとして大切に扱われ続けてきた歴史が深く影響を及ぼしているということがわかりました。

中国から他国にわたることがないようにと戦争中に無数のペキニーズが命を失ったことはとても残念ですが、生き残った5匹がヨーロッパを通じて現在でも日本にまで親しまれる子孫を生み出していった歴史も山あり谷ありで興味深いですね。

そんなペキニーズですが、運動量が多くない犬種で、人間に媚びないタイプなので肥満にならないように注意が必要な犬種でもあります。

短頭種として鼻腔狭窄や短頭種気道症候群を発症する可能性が高いので、アレルギー物質を摂取して悪化することのないようにも注意が必要です。

そんなペキニーズには、アランズナチュラルドッグフードティンバーウルフファインペッツの三種類のドッグフードがおすすめです。

アレルゲンによっでも違いますが、健康で長生きできるようなドッグフードを選んで、ペキニーズとの生活を楽しんでくださいね。

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