プーリーってどんな犬?基礎知識とおすすめドッグフード2選!

プーリーってどんな犬?基礎知識とおすすめドッグフード2選!

まるでモップのような被毛で全身が覆われているプーリー。 とても特殊な被毛を持っている牧畜犬です。 ドッグショーでも活躍している犬種ですが、日本ではまだまだ珍しい犬種ともいえるでしょう。 今回は、そんなプーリーの魅力や特徴、そしておすすめのドッグフードなどをご紹介します♪

プーリーって?

corded puli panting - hungarian herding dog laying down on white background

「大きなモップが動いている!?」とびっくりされちゃうくらい、全身がモップのような被毛で覆われている犬種、それがプーリーです。

一見、どこに顔があるのかわからないくらい、ドレッドヘアーのような被毛で全体が覆われています。

プーリーは、ハンガリーが原産国の牧畜犬です。

もともとは、牧畜犬として働いていました。

名前の「プーリー」というのは、ハンガリー語で「リーダー」を意味しているそうです。

とても優秀で賢く、集中力の高い犬種です。

現在は、その賢さゆえに警察犬としても活躍しています。

またペットとして飼育されていたり、ドッグショーでも活躍しています。

ただ、その被毛のお手入れが簡単ではないので、飼育は簡単ではありません。

それもあって、日本では希少な犬種になります。

でもひと目見たら、その独特の風貌は忘れられないくらい、強い印象を与えますよね。

プーリーの歴史

プーリーはとても古い血統を引いている犬種で、今から1000年以上も前に、遊牧民族とともに中央アジアからハンガリーにはいった犬が祖先犬であるとされています。

その頃から、プーリーは中型犬の牧羊犬で、とくに家畜をまとめる仕事をしていました。

家畜を守るために、群れから離れてしまった羊を見つけると、その羊の上にのっかったり、背中をかんだりして群れの中に引き戻すこともしたようです。

また、プーリーは、見た目が似ていて同じくハンガリーが原産のコモンドールとともに家畜を守ることもあります。

そのときには、昼間にはプーリーが家畜を見守り、夜間はコモンドールが家畜を見守るというように、順番に家畜の面倒を見ていたようです。

また、オオカミやクマといった家畜を襲おうとする獣がいるとプーリーがそれを周りに知らせて、警告を発します。

すると、より大きな体格をしているコモンドールが外敵を追い払う、というように連携して、ともに家畜を守っていたようです。

そんなプーリーは、遊牧民たちにとってとても貴重な存在でした。

遊牧民たちの年収にも引けをとらないほどの価値をもっていたようです。 そして完全防水ともいえる被毛は、水中でも活躍し、ご主人が猟をして、水中に撃ち落とした獲物を取ってくるという仕事もしていたようです。

ハンガリーで暮らす遊牧民たちにとって、信頼できるパートナーとしてともに生き抜いてきた歴史があるんですね。

そんな中、17世紀に入りますと、フランスやドイツからきた牧羊犬とプーリーの交雑がこなわれるようになります。

その結果生まれた犬は「プーミー」と呼ばれて、プーリーは徐々に人気をなくして、純粋なプーリーの数が減ってしまい、別滅の危機に立たされました。

また20世紀に入ってからは、伝統的な遊牧は行われなくなっていて、代わりに集約農業が行われていたようで、プーリーも牧畜犬としてではなく、家庭犬として飼育されていました。

その絶滅の危機から脱出するために、1912年にプーリーを復元するためのプログラムが建てられて、1915年にはスタンダードが定められて個体数を増やす努力がなされました。

しかし、第二次世界大戦の影響もあり、ハンガリー国内ではほとんど姿が見られなくなったようです。

しかし、アメリカにいたブリーダーたちの努力の甲斐あって、現在でもプーリーの存在が残されることとなりました。

牧畜犬としての仕事がほとんど必要なくなった今、プーリーはドッグショーに登場したり、家庭犬として飼育される事が多くなりましたが、やはり被毛のお手入れの大変さもあり、珍しい犬種となっています。

しかし、そのユニークな姿と魅力的な性格、賢さゆえに、プーリーを愛する人たちは世界中にいますよ。

プーリーの特徴

Full length portrait of Hungarian shepherd dog on red background

なんといってもプーリー最大の特徴は、まるでモップのような被毛ですよね。

あの被毛は、見た目が魅力的、というだけでなく、牧畜犬として活躍していたプーリーにとってプラスとなる機能を果たしていました。

それは、屋外の厳しい天候にも対応できるという点があります。

雨風だけでなく、雪といった厳しい天候の中でも耐え抜き、仕事をする事ができるのです。

ほとんど完璧な防水力があるといわれています。

また、直射日光からも体を保護します。

そして、じつはあの縄状の被毛は冬は暖かく保温効果があるのはもちろん、夏は涼しいという特徴があるんです。

屋外で働く犬にとっては素晴らしい保護服ですよね。

そして、分厚い鎧のように、外部からの攻撃や刺激から体を保護することもできます。

では、そんなプーリーの被毛や体型などの特徴について、さらに詳しく見てみましょう。

モップのような縄上の被毛

プーリーの最大の特徴でもある被毛は、珍しい縄状の毛で、コーデッドコートと呼ばれます。

人間でいうと、ドレッドヘアーのようですよね。

この被毛は、ダブルコートでやわらかい綿の毛の下毛と、荒い波上になっている上毛でできています。

でも、どうしてそのダブルコートが珍しい縄状のコーデッドコートになるのでしょうか?

それは、やらかい下毛が抜けると、それが上毛に絡みつくからです。

その絡んでいったものが塊になって、それをさいていくと、ドレッドヘアーのような仕上がりになる、というわけです。

つまり、あの長い縄状の被毛のやく半分くらいは、実際に生えている毛ではなくて、もう抜け落ちている下毛が絡まっているものだったのです。

自然と、縄状の被毛になりますが、ドッグショーに登場するような状態になるまでには4、5年はかかると言われています。

個体によって毛質がいろいろ違うので、できあがる被毛の仕上がりも変わってきます。

プーリーの独特の被毛というのは、簡単にできあがるものではないんですね~。

この被毛のお手入れが、プーリーの飼育の一番の難しさと言われるところです。

とはいえ、これはドッグショーなどで見るプーリーの被毛を維持する場合の話です。

もし、この被毛の特徴を持たなくてもいい、という場合であれば、トリミングをしてしまえば割とお手入れも簡単で、カットするとまるでプードルのようです。

プードルよりもちょっと被毛の量が多くて、巻き毛をもつ中型犬という見た目になります。

ただし、ダブルコートなのでトリミングに加えて、こまめな被毛のお手入れが必要ですね。

パワフルな中型犬

two dogs jumping - corded puli - hungarian herding dogs on white background

プーリーの大きさですが、アメリカのケネルクラブでは理想体高をオスが43cm、メスが42cmとしています。

体重は10~15kgほどで、中型犬となります。

プーリーは、じつは走るのがとても早いんです。

脚はそれほど長くはないのですが、小回りがきき、瞬時に方向転換します。

持久力にも長けています。

見た目からすると、あまり運動が得意そうには見えませんけど、じつはパワフルでそして俊敏なんですね。

それでアジリティーにも向いていますよ。

運動能力が高く、持久力もある犬種なので、飼育するならば1日に1時間異常のお散歩が必要となります。

それに付き合うことのできる体力と時間のある人が飼育しなければいけません。

被毛の特徴を残したプーリーは、全身がコーデッドコートで覆われているので、お顔がよく見えませんけど、目は丸くてアーモンド形をしています。

暗色の瞳を持つ個体が多いです。

そして目は輝いています。

被毛の中から、鼻先が見えるのですが、鼻は小さくて黒いです。

そして耳もどこにあるのかよくわかりませんけど、ちゃんとありますよ。

耳はたれ耳になっていて、頭の半分くらいの長さがあるんです。

耳にもドレッドヘアーのような被毛が生えているので、頭全体に大きなモップをかぶっているかのような見た目をしていますね。

日本ではまだまだ珍しい犬種

プーリーは、日本ではまだまだ珍しい犬種になります。

日本には数十頭しかいないといわれています。

そして、その被毛のお手入れというのは素人が簡単にできるわけではありません。

プーリーの最大の特徴のドレッドヘアーを作るためには、それなりの根気と努力が必要になってきます。

例えば、子犬のときにはブラッシングができますが、このブラッシングも皮膚を刺激するために行なうもので、大きいブラシを使います。

そして、生後5ヶ月を過ぎた頃から毛がまとまってくる、つまり毛玉ができてきますので、ブラッシングはもうできません。

そして10ヶ月をすぎると、今度は縄状になってきます。

ここからがプーリーの被毛のお手入れの本番となります。

この絡んでまとまってきた被毛を、毛先から根元までさくようにして、一本一本、ドレッドヘアーのようにしていきます。

この”裂く”作業を、被毛が伸びていくに従って行なうのです。

これは、やはり専門の技術や知識を持つ方が行なうもので、飼育する際にはブリーダーさんから教えてもらうことになります。

より細く縄状にまかれているほどよいとされています。

年齢が上がるについれて、その被毛が伸びていき、地面につくほどにまでなります。

もちろん、そこまでいくためにはかなりの手間と時間をかける必要があります。

そして、シャンプーがこれまた大変なのです。

独特の巻かれた被毛を清潔に保つためにはシャンプーも必要です。

シャンプーのときには、縄状になっている一本一本の束を、揉み洗いするように洗います。

束をほぐすことはしません。

防水性抜群の被毛を濡らすのでさえ、簡単ではありません。

それも、水圧をかけると抜けてしまうくらい水圧には弱いので、浴槽の中にお湯をはって、その中で揉み洗いをして、そのあと洗面器でお湯をかけてすすぐという方法を使います。

つまり、シャワーは使えません。

乾かすのもかなりの時間がかかります。

もし、自然乾燥させようとするなら、晴れた暖かい日であっても3~4日、冬場では約1週間もかかるほどです。

一般には、タオルドライをして、ボックスドライヤーなどで乾かします。

もし、プーリーのもつ独特の被毛を維持したいという場合には、基本的には自分でこれらのお手入れを行う必要があるのです。

シャンプーは1日がかりになる、と思っておいたほうが良いでしょう。

なぜなら、ペットショップにトリミングをお願いしても、プーリーのトリミングの技術をもつトリマーさんが少ないことや、大変な作業とわかっているので、取り扱ってもらえないこともあるからです。

そして、やってもらえたとしても約3万円ほどの料金がかかる場合が少なくありませんので、プーリーのスタンダードの被毛を維持したいという方は、被毛のお手入れにはかなりのお金と、そしてお手入れに関する知識と努力が必要であるということを覚えておきましょう。

しかし、もし縄状のこのスタンダードの被毛でなくても良い、ということであれば、トリミングで短く被毛をカットしてもらえば、シャンプーも楽ちんですし、トリミングも安くしてもらうことができるでしょう。

とはいえ、被毛はすぐに毛玉になるので、自宅で定期的にブラッシングすることや、1ヶ月から最低2ヶ月に一度はトリミングをしてもらうとよいでしょう。

短くカットすると、もこもこの毛量の多いプードルのような可愛い見た目になりますよ。

ちなみに、覚えておきたい点として、短くカットしてしまうと、それ以上被毛が伸びないということもあります。

それは、プーリーは被毛の生え変わりがほとんどないからです。

なので、やはり特徴的な縄状の被毛をもつプーリーがいい、という場合には、最初からこの美しい被毛を作り上げ、維持するための知識と覚悟が必要なんですね。

プーリーの寿命

プーリーの寿命は、12~16年ほどといわれています。

中型犬としては一般的ですね。

基本的に、元気で活発で、健康的な犬です。

もしプーリーを家に迎え入れるのであれば、その子犬や親犬の目が輝いているか、活発に走り回っているかなどを確認しましょう。

また、毛ヅヤを見たり、被毛が美しいドレッドになっているかも見ると良いでしょう。

そのようにして、プーリーの健康状態を確認してから引き取ることにしましょう。

プーリーの性格

Closeup of cute Hungarian Komondor

プーリーは、とても活動的で、また忠実な犬種として知られています。

見た目は、ボリュームのある被毛があるので動きが早そうには見えませんが、じつはとても身軽で俊敏な動きをします。

そして、飼い主さんに対しては忠実で訓練性もあるので、競技会などでも活躍できます。

飼い主さんとの絆がとても深くなる犬種ですが、見知らぬ人への警戒心はあります。

とくに、牧畜犬として外敵から家畜を守る仕事をしてきましたので、テリトリーを守ろうとする意識が強く、家族や家を外敵から守ろうとします。

たとえその相手が、自分よりも大きくても、外敵を追い払おうとして、自分がケガを負うこともあります。

それくらい、とても勇気があり、保護意識の強い犬種です。

ですから、番犬としてはとても信頼できる存在となります。

もし、他人が家に近づこうとするなら、家族や家に危害を加えないとわかるまではずっと警戒し続けますので、まだ信頼されていない人を不用意に近づけないほうが良いでしょう。

とても遊び好きで、大人になっても子犬のような活発さを持ち続けます。

とはいえ、頑固なところもあります。

それで、甘やかしてしまうと、気ままで頑固な性格になってしまうので、子犬のときから主従関係はしっかりとさせ、また服従訓練を行いましょう。

独立心がありますので、成長してからの訓練は少し難しくなります。

それで、子犬のときから信頼関係を築き、服従訓練を一貫して毅然としたかたちで行うようにするのが良いといわれています。

判断力に優れていますし、賢く物覚えが良いので、しつけは主従関係ができていればそれほど難しくはありません。

飼い主にはとても忠実なので、飼い主さんが上位者として信頼されることができれば、とても優秀なパートナーとして動いてくれることでしょう。

プーリーのかかりやすい病気

Sick sad Maltese dog receive injection in vet clinic

プーリーは基本的に健康で、元気な犬種です。

しかし、その特徴ゆえに皮膚炎になりやすかったり、また股関節形成不全やぶどう膜炎といった病気に注意する必要があります。

では、それらについて症状や予防方法を確認してみましょう。

皮膚炎

愛犬が体を痒がっているとしたら、とても心配になりますね。

皮膚病の中には、アレルギーによる皮膚炎や、ノミやダニが原因の皮膚炎、また皮膚疾患による皮膚炎があります。

食物が原因になってアレルギー皮膚炎を発症することもありますし、遺伝的な素因によるアレルギー、またノミやダニによって痒がっているということもあります。

まずは、原因を突き止めることが必要です。

予防としては、愛犬が使用しているタオル、室内の布類を定期的に洗濯して、清潔を保つことができます。

また、日頃の適度な運動によってストレスを解消させるたり、食事によって免疫力を高めるということも皮膚バリア機能の向上に繋がります。

ブドウ膜炎

ブドウ膜炎は、ウイルスや細菌が原因の目の病気です。

角膜炎、水晶体の病気などのが原因になることもあります。

涙や目やにが増えたり、目を開けづらそうにして細めているという症状が見られます。

もし、いつもよりも涙が溢れている、目やにが多い、目をこすっているとか細めているという異変があれば、すぐに病院に行きましょう。

また、被毛が目にかかっている状態だと確認できませんので、普段は前髪はゴムなどで束ねて、目にかからないようにしておくという飼い主さんもいらっしゃいますよ。

股関節形成不全

股関節の発育異常によって起こるのが、股関節形成不全です。

ジャンプや階段の上り下りをいやがったり、ウサギ跳びのように歩いたり、モンローウォークといわれる左右に腰を揺らしながら歩くような症状が見られます。

生後6ヶ月ごろからその徴候が見られることが多いです。

成長期に過剰な栄養を与えないことや、過激な運動をさせないように注意しましょう。

プーリーのおすすめドッグフード2選!

Healthy dog food, isolated on white

プーリーはとても活発な犬種なので、その元気をしっかりとサポートしてくれるフードを与えたいですね。

また皮膚炎にになりやすいということなので、皮膚バリア機能を高めてくれる食事もおすすめです。

では、そんな願いを叶えてくれるフードをご紹介します。

アボ・ダーム

ドッグフード『アボダーム』

こちらは、栄養価が最も高いフルーツとして知られるアボカドを使用したフードです。

アボカドに含まれる豊富なビタミンやミネラルが、皮膚や被毛の健康をサポートしてくれます。

また、アボカドに含まれる酸化しにくい亜鉛が腸まで届くので、アレルギー性皮膚炎や炎症の消炎効果を期待できます。

皮膚トラブルで悩んでいるプーリーの飼い主さんであれば、一度試してみる価値はあるかもしれませんよ。

カナガン

カナガン ドッグフードチキン

ドッグフードの中で、人気と売上の両方がNO.1と言っても良い商品ですね。

容量/価格 2kg/¥4,968(税込)
原産国 イギリス
メイン食材 チキン
対応年齢 全犬種、全年齢対応

カナガンは、穀物不使用のフードとして人気です。

人間でも食べられるほどの高品質な肉、魚、野菜を使っています。

カナガンドッグフードにたくさん使用されている乾燥チキンには、タンパク質だけでなくビタミンやリン、またセレンといった免疫力を保つ栄養素がたくさん含まれているので、内側から免疫力を向上させて、健康をサポートしてくれます。

そしてサーモンオイルのコンディションを整え、海藻なども美しい毛並みと皮膚を保つ助けになります。

そして、関節疾患を抱えやすいプーリーにもうれしい、コンドロイチンやグルコサミンが含まれていますよ。

まとめ

corded puli - hungarian herding dog laying down with reflection on white background

日本には数十頭ほどしかいない、希少な犬種プーリー。

モップのような見た目の被毛は、時間と努力をかけて作られるものだったんですね。

遊牧民たちの生活を支えた、とても優秀な牧畜犬として生きてきました。

とてもユニークな見た目と、魅力的な性格で、今でも多くの人を惹きつけています。

一生に一度は会ってみたい犬種の一つですね!

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