ブービエ・デ・フランダースってどんな犬?基礎知識とおすすめドッグフード3選!

ブービエ・デ・フランダースってどんな犬?基礎知識とおすすめドッグフード3選!

みなさんはフランダースの犬のアニメを見たことがありますか? そこに登場する、主人公とネロといつも一緒にいる犬のパトラッシュのモデルとなったのがブービエ・デ・フランダースだと言われています。 でもわたしたちのパトラッシュは立ち耳の大型犬ですが、本物のブービエ・デ・フランダースはなんだか見た目が全然違う!? 今回は、ブービエ・デ・フランダースという穏やかで知性や勇気に満ちた魅力的な犬種をご紹介します。

ブービエ・デ・フランダースって?

Close-up of Bouvier des Flandres, 2 years old, in front of white background

多くの日本人にとって「フランダースの犬」はとてもよく知られていて、人気のアニメです。

その作品では、貧しくも前を向いて生きる少年ネロと、ネロといつも一緒にいてネロを励ます忠実な老犬パトラッシュが登場します。

そのパトラッシュを見て、忠実で賢い大型犬と一緒に生活することを夢見てきた方も少なくないのではないでしょうか?

そんなパトラッシュのモデル犬として知られているのが、ブービエ・デ・フランダースなんです。

ブービエ・デ・フランダースはベルギーが原産の、牧畜や運搬、番犬などの仕事をしていた作業犬です。

ベルギーのフランドル地方が起源であるとされています。

フランドル地方というのは、ベルギーとフランスの国境に近いところです。

フランドル地方を意味する「Flandres」を英語読みすると、「フランダース」となり、「ブービエ」というのは、フランス語で「牛飼い」という意味です。

それで、ブービエ・デ・フランダースという名前は、フランドル地方の牛追い犬という意味があります。

日本の人気アニメ「フランダースの犬」を知っている人たちは、あのパトラッシュのモデル犬だということで、ブービエ・デ・フランダースを見ると大抵はかなり驚きます。

なぜなら、その外見はアニメのパトラッシュとはまるで違うのです!

パトラッシュは、立ち耳でセントバーナードのような色の被毛を持つ犬でした。

しかし、ブービエ・デ・フランダースはもぎゃもぎゃの被毛に覆われた真っ黒な犬です。

どうして、そんなに違うのでしょうか?

それは、日本でフランダースの犬がアニメ化されるときに、原作で描かれていたインうとは違うデザインに変えられたからだそうです。

もともとの原作は、イギリスのウィーダという作家が19世紀に書いて、1872年に発行されています。

日本でこの作品が最初にアニメ化されたのは1975年で、1992年に全24話が日本テレビ系列で放送されています。

そのときに、アニメの監督の「子供向けのアニメなのに登場するのが真っ黒な犬じゃかわいくない」という要望があり、なんとパトラッシュは毛色も体型も変えられ、日本版の新しいパトラッシュが登場することになったそうです。

それで、原作に登場するパトラッシュと、フランダースの犬のアニメを見ていた日本人が知っているパトラッシュは全然見た目が違うというわけです。

とはいえ、原作でのパトラッシュのモデルとなっているのはブービエ・デ・フランダースだと言われています。

1986年に、この作品の舞台となっているホーボケンにネロとパトラッシュの銅像が建てられたのですが、もちろん、その銅像のパトラッシュの見た目はブービエ・デ・フランダースです。

では、そんなブービエ・デ・フランダースはどんな歴史をもつ犬種なのでしょうか?

ブービエ・デ・フランダースの歴史

ブービエ・デ・フランダースの起源については詳しいことがわかっていません。

しかし、16世紀頃にスペインから来た犬と、土着犬を交配して生まれたと考えられています。

近縁は、アイリッシュ・ウルフハウンド、シュナウザー系、またマスティフ系などがあげられています。

17世紀に作家ウィダーが、ベルギーのフランドル地方のホーボケンを舞台にに書いた「フランダースの犬」のモデル犬として知られていますが、その頃にはまだ現在のような外見ではなかったのでは、といも言われていて、もしかしたらパトラッシュのモデルはベルジアン・タービュレンではないかという意見もでています。

本当のところはよくわかっていませんが、今のところブービエ・デ・フランダースがパトラッシュのモデル犬、という意見が一番広まっています。

ブービエ・デ・フランダースはもともと、その名前が表しているとおり、牧牛犬として働いていました。

フランドル地方の牛飼い人たちは、家畜の群れを上手に誘導してくれる優秀な犬を持つことをめざして選択繁殖を行っていたようです。

それで、ブービエ・デ・フランダースの繁殖の際には、とくに肉体的なクオリティーや行動能力の高さが優先されていたようです。

そのことがあって、現在のような作業犬としての優秀な犬種として発達していったわけですね。

また、ブービエ・デ・フランダースは、運搬犬としてバター製造につかう機会を動かすことなどにも使われていたそうです。

パトラッシュも、荷車を引く仕事をしていましたね。

その後、農業用具がどんどんと発達したことでそのお仕事がなくなりましたが、その後も農場や農園などで番犬として飼育されていたようです。

とても優秀な牧牛犬としてしられていたブービエ・デ・フランダースですが、1912年になって初めて犬種としてみとめられ、登録されています。

その後、世界中から注目されることとなり作業犬として以外にも飼育されるようになりました。

とくに、この頃にはベルギーやフランスではかなり人気でポピュラーな犬種となっていたようです。

しかし、彼らにとっても試練となったのが第一次世界大戦の勃発です。

この犬種は勇敢で大胆で、知性にも溢れていることから、防衛犬または警察犬としても活躍することもありました。

この犬種は、警察犬としての適性があり、鋭い嗅覚や強く発達した体、また頭の良さや決断力があるとされていて、監視役や連絡犬として働くことができるそうです。

それで、第一次世界大戦中は軍用犬として働いたそうです。

フランス軍の医療物資を運び、戦場の中を走っていたのです。

しかし、やはりその中で多くのブービエ・デ・フランダースが命を落とすことになります。

また、彼らの故郷の地は戦争で焼け、ほとんどの個体が失われてしまいました。

そのような悲しい歴史の中、生き残った数少ない個体たちがいて、それらをもとに繁殖されることとなり、ブービエ・デ・フランダースが再生されることとなります。

そして、ドッグショーにも出場することができるまでになりました。

ドッグショーでも活躍するようになったブービエ・デ・フランダースですが、ベルギー国内での繁殖は、この犬種が本来もっている作業犬としての能力を大切にしたものとなっています。

それで、ドッグショーで優勝するための繁殖というよりも、ブービエ・デ・フランダースが現役の作業犬として働くための優れた能力を残すための繁殖がなされているというわけですね。

現在でもベルギー国内では、ブービエ・デ・フランダースは警察犬として、また盲導犬や救護犬として活躍していて、その素晴らしい能力が認められて賞をもらうこともあります。

しかし、ドッグショーなどではチャンピオン犬として称号をもらうことはないようです。

ブービエ・デ・フランダースの特徴

Bouvier des Flandres sitting, isolated on white

ブービエ・デ・フランダースの見た目は、日本人がアニメで知っているパトラッシュとは全然違います。

まずその真っ黒なモジャモジャの毛がとても印象的ですよね。

多きさは、体高がオスは62~68cmほど、メスは59~65cmほどで大型犬に分類されていますよ。

全体としては、厚みのある体型をしていて力強く、筋肉が発達しています。

穏やかな中に、輝きのある眼差しを持ち、知性や勇敢さがあふれています。

作業犬としてとても優秀で賢い犬種ですね。

長い眉毛とヒゲが特徴的!

見た目の特徴として、長い眉毛とひげがあります。

全身にももじゃもじゃの被毛がありますが、顔中にも長い被毛が生えているので、なかなか表情が見えないといった感じです。

しかし、まあるい小さめの瞳はとっても愛らしく、輝きをもっています。

普段、被毛が目に入ってしまうと眼病になりやすいので、リボンなどで留めておくか、トリミングをしてあげると良いでしょう。

ブービエ・デ・フランダースがもつ被毛はダブルコートで、柔らかい下毛と粗めの上毛があります。

大型犬ですし、長い被毛を持つのでシャンプーも簡単ではありません。

また被毛はほうっておくと伸びてしまいますので、定期的なトリミングとシャンプーに連れていきましょう。

普段は、ブラッシングをして抜け毛を取り除き、通気性を保ちましょう。

毛色は、ブラック、グレー、フォーン、グレーブリンドル、ブレーブラックオーバーレイといった、バリエーションがあrます。

一般的には、グレーの毛色が多いですね。

この被毛のおかげで、屋外の荒れた天候の中でも仕事をすることができます。

筋肉質な大型犬

ブービエ・デ・フランダースは長い被毛なので、体型がよくわからないのですが、じつはとっても筋肉質で力強い体つきをしています。

かといって、動きが重いということはなく、作業犬として優秀で、体力のある犬種であることが頷けます。

体高と体長がほとんど同じくらいなので、スクエア型の体型です。

胴は少し短めですね。

ずんぐりとしていて、とくに四肢が発達していて力強いといった体つきです。

耳は三角形に垂れています。

作業犬として断耳と断尾されていたこともありますが、現在ではほとんど行われていません。

JKCでは、オスの理想サイズを体高65cmで体重が約35~40kg、メスは体高が62cmで体重が約27~35kgとしています。

ブービエ・デ・フランダースの寿命

寿命は、だいたい10~12歳といわれています。

大型犬なので、平均的な寿命です。

優秀な作業犬で、とても体力があり屋外で走って働き続ける事ができるほどに活発ですので、飼育の際には、毎日運動のための時間を取り分けてあげる必要があります。

そうしないと、ストレスで問題行動をおこしたり、あるいは健康を損なうこともあるかもしれません。

寒さには強いですが、暑さには弱いですし、仲間意識が強い犬種なので、家族と一緒に過ごせる室内飼育がおすすめです。

もちろん、寿命には個体差がありますが、環境と食事などでも犬の寿命は変わりますので、ぜひこの犬種の特性に合った環境で、できるだけ長く元気でいてくれるように飼育したいですね。

ブービエ・デ・フランダースの性格

Bouvier des Flandres dog lying against white background

牧牛犬として繁殖される犬種たちは、その多くが外敵に立ち向かっていくための勇気や体力などの能力の高さがとくに重要視されてきました。

それで、ブービエ・デ・フランダースも勇気があり、敵に対しては立ち向かっていくことができる活発な性格をしています。

とはいえ、自分の主人や子どもたちにはとっても忠実なんです。

そして穏やかで、愛情深く、辛抱強い性質を持ちます。

飼い主さんが、「待て」といったら、「良し」と言われるまでひたすら待ち続けるほど、辛抱強く、忠実なんです。

いくら他の人が「良し!」といったところで、絶対に動かないくらい信頼できる性格をしているんですよ!

素晴らしいですね。

ただ、先ほどの述べたとおり外敵に対しては立ち向かっていく攻撃性もあり、家族を守ろうとするときには、強く行動します。

自分の飼い主さんやその家族に対する強い忠実さがありますので、とても頼もしいパートナーになってくれること間違いなしです。

そして、とても賢く、判断能力にも長けています。

だからこそ、軍用犬としても活躍しましたし、今でも警察犬、救助犬、盲導犬として活躍することができるんですね。

作業意欲が旺盛でもあります。

体力もとてもありますので、運動がたくさん必要な犬種です。

飼育するとしたら、最低1日に1時間以上のお散歩を2回はする必要があります。

できるなら、2時間位は歩くとよいでしょう。

ドッグスポーツや激しい運動というよりも、単純な運動のほうが良いようです。

長いリードをつけて公園やドッグランなどで走らせてあげると良いでしょう。

激しい運動が必要ないとはいえ、とくに体力のある犬種なので、飼育する人も体力と時間がある人でないと、この犬種が必要とする運動量を毎日満たすことは難しいでしょう。

とても賢いので訓練性の高い犬種ですが、成犬になると頑固な面もでてくるようです。

それで、子犬のときからおトイレや食事、散歩のときのしつけを行っておきましょう。

子犬のときはとくに活発で元気いっぱいです。

ときに、興奮しているときなんかに遊んで軽く歯を当てる犬もいるようですが、それは牧牛犬種が牛追いのときにやっていることで、もしそのような性質が現れたら子犬のときにやめさせておきましょう。

飼い主さんや家族に対する愛情が深く、そばにいたがります。

パトラッシュもいつもネロのそばにいましたよね。

お留守番もできますが、いつも一人っきりにさせておくのではなく、できるだけ一緒に過ごすことができるように、室内で飼育することがおすすめです。

とくに厚い被毛を持ちますので、夏場が苦手です。

高温多湿になる日本では、温度管理のできる室内で飼育するのが良いでしょう。

ブービエ・デ・フランダースのかかりやすい病気

beautiful veterinary doctor checking dogs ear

うれしいことに、基本的に遺伝性の疾患の少ない犬種です。

しかし、知っておきたい病気や大型犬がかかりやすい病気などがあります。

では、そのいくつかをご紹介します。

股関節形成不全

発育段階で股関節が異常を起こしてしまう病気です。

特に大型犬や超大型犬によく見られます。

症状としては、腰をふるように歩いてたり、運動を嫌がったり、いつも同じ方向で横座りをしていたり、走るときにうさぎ跳びのように走るといったものが上げられます。

遺伝的素因による発症もあれば、成長期に運動のしすぎや栄養が偏ることによって引き起こるとも考えられています。

それで、予防としては成長期に過剰な栄養を与えないようにすることができます。

また、もし股関節形成不全が起こってしまった場合には、体重管理を徹底して肥満にならないように気をつけます。

そして日頃の生活のなかで、関節に負担をかけるようなすべりやすい床に滑り止め加工をすることや、ジャンプなどはさせないようにします。

胃捻転

とくに、胸の深い大型犬で多いと言われているのが胃捻転です。

胃捻転がおきたら、早く治療しないと死に至ります。

胃捻転の原因ははっきりと分かっていませんが、加齢やストレスなどでも発症リスクが高まるといわれています。

また、食事に関しては食後や水を飲んだ後に運動をさせないことや、早口や一度に大量の食事をさせないことで、リスクを減らせると考えられています。

食後の数時間以内に発症する事が多く、症状としては元気がなくなる、気持ち悪そうにしている、吐き気がある、よだれを垂らす、呼吸が苦しそうになる、腹痛から背中を丸めているなどが見られます。

最初は歩けるとしても、次第に自分で立てなくなり、急激に悪化してそのままにしているとショック死します。

それで、愛犬の様子が変だなと思って様子を観察していたところ、急に状態が悪くなって病院にいったけど間に合わなかったということも少なくないようです。

自然には治らないので、食事のとり方や食後の運動をさせないように気をつけながら、ちょっとでも変だなと思ったら早く動物病院に行きましょう。

眼瞼外反・内反

瞼が反り返ってしまう病気です。

多くの原因拝殿的素因によるもので、1歳ごろまでに症状が見られます。

その他に、角膜炎や結膜炎の後遺症などで起こることもあります。

症状としては、目やにや涙が増えて、目を気にして前足でこすろうとします。

予防は難しいので、愛犬の様子をよく観察するとともに、定期検診をして早期の治療をしましょう。

ブービエ・デ・フランダースのおすすめドッグフード3選!

Natural, organic dogs food in a bowl with ingredients zucchini, carrot and raw meat

活発で、運動量の多いブービエ・デ・フランダースの筋肉質な大きな体を支えるために、良質なタンパク質をたくさん含んだフードを与えたいですよね。

ということで、活発な大型犬におすすめのフードをいくつかご紹介します。

ネルソンズ

ネルソンズ

愛犬の健康を気遣いグレインフリーの商品として安心できるドッグフードです!

容量/価格 2kg / ¥3,960(税抜)
原産国 イギリス
メイン食材 チキン
対応年齢 全犬種、生後7ヶ月~7歳

とくに中型犬、大型犬向けのドッグフードで、原材料の48%が良質なチキンが使用されています。

粒が大きいので早食い防止にもなり、胃捻転などが心配なブービエ・デ・フランダースにもうれしいですよね。

また、オリゴ糖が入っているので腸内環境をととのえてくれますよ。

アカナ (アダルトラージブリード)

アカナ

高品質なナチュラルフードとして人気の高いドッグフードです!

容量/価格 340g / ¥1,188(税込)
原産国 カナダ
メイン食材 鶏肉
対応年齢 全犬種、全年齢対応

大型犬用のドッグフードです。

原材料の60%がお肉が使われていて、炭水化物も低GI食品が使われているので、肥満対策もできるフードとなっています。

人間でも食べられるほどの高品質の材料を使用していますし、犬の自然な食事を考えて作られています。

アカナの商品にはラインナップがいっぱいあって、なんと原材料の75%も肉を使用しているものもありますので、活発なブービエ・デ・フランダースのために新鮮な肉や魚をたっぷりと与えたいという飼い主さんにおすすめです。

まとめ

Bouvier des Flandres and American Cocker Spaniel sitting together, isolated on white

なんといっても、飼い主や家族への固い忠誠心、そして従順さが素晴らしいブービエ・デ・フランダース。

フランダースの犬の中でも、パトラッシュはいつもネロのそばにいましたね。

パトラッシュのモデルとなっているブービエ・デ・フランダースは、とても信頼でき、責任感もあり、飼い主や家族への愛情がとても深い犬種です。

現在でも、優秀な作業犬として働いています。

飼育するとなると、運動のためにたくさんの時間をとる必要がありますし、大型犬を訓練することには経験や知識が必要になりますが、それができれば、最高の信頼できるパートナーになってくれることでしょう。

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