ドッグフードの賞味期限切れは大丈夫?飼い主さんはここに注意しよう!

ドッグフードに賞味期限ってあるの?買い置きしたりして賞味期限が切れてしまったフードをわんちゃんに与えていませんか?今回はドッグフードの賞味期限と管理方法についてまとめました!

ドッグフードの管理で愛犬の健康を考えよう

ドッグフードの賞味期限

愛犬は家族の一員です。人より寿命が短いと分かっていても、可能な限り長生きしてほしいもの。

そんな愛犬の健康を握っているのは、何と言っても食べ物です。

愛犬の健康を気にかけておられる方は多いはずです。愛犬が食べるドッグフードが、その寿命を左右しているといっても過言ではありません。

基本的には、ワンちゃんが新鮮で健康的なフードを食べていれば長生きできます。個体差もありすべてが同じ結果になるわけではありませんが、安くて粗悪なフードを与えているのでもない限り、ワンちゃんはドライフードで健康を維持できるはずです。

しかしそのフードの賞味期限が切れていた場合、私たちはどう対応すればよいでしょうか?

フードの期限が切れていた場合

買い置きしておいたことが仇となって、新しいパッケージを何気なく見てみたら期限が切れていた、という場面も無きにしも非ずです。

この場合、そのままワンちゃんに与えてしまっても大丈夫なのでしょうか?

未開封の場合

ドッグフードの賞味期限は、未開封の場合長持ちするものがほとんどです。製品にもよりますが、一年以上もつものも珍しくありません。

人間の食品でも、乾燥したものやドライタイプになると、かなりの期間保存がきくのと同じです。未開封であれば、フードそのものがワンちゃんに危険ということはありません。

しかしやはり、購入から数年が経過していたり、明らかに異臭や変色が見られる場合は、すぐに処分しましょう。

開封後の場合

開封してから問題となるのは、酸化と風味がなくなることです。酸化して成分が変質すると、ワンちゃんに有害な影響を与える場合があります。

製造会社も動物に有害な成分を入れたりはしていないはずですが、保管状況や設定された期限を大幅に超過した場合、一般的に考えてそこまでの安全は保障できないでしょう。

油分や栄養素の変質が進んでいる場合、ワンちゃんの消化器官に負担がかかり、胃腸を弱らせる原因になります。

また、風味がなくなるのも意外と大きな問題です。

犬は香りで食べるといいます。実際、犬の嗅覚は人間よりもはるかに優れているのをご存知でしょう。

それに対し、人間のように味覚で食べ物を味わう能力は発達していません。ですから、香りがなくなった食べ物は、人にとって味のない食べ物と同じに感じられるようです。

そうなるとフードを食べることがストレスとなり、見向きしなくなるかもしれません。食べ物に関するしつけも難しくなるかもしれません。

いずれにしても、期限が切れて香りが落ち、栄養素が変化してしまったフードを食べるのは、犬にとって食習慣としてもストレス面で考えても良くありません。

加えて、特に夏場はカビや雑菌が繁殖しやすくなります。開封後の場合は余計に気を付けるべきですが、期限が切れるまで放っておいた開封済みのフードがどれほど衛生的か、残念ながら安全性を保証するものは何もありません。

犬は雑食ですので、ある程度の抵抗力を持ち合わせているとはいえ、カビや雑菌を取り入れていると長生きできる確率は下がっていくでしょう。新鮮で清潔なフードの代わりにはならないのです。

缶詰めフードの場合

缶詰めフードは、未開封であれば、パッケージに隙間の多いドライタイプよりも長持ちします。

缶詰の食品が人間用でも数年保管できるのと同じように、適切な環境で保管されていれば数年は優にもつものも少なくありません。

しかし、過度の長期間となると問題です。缶に使われている素材の成分が溶け出し、内容物に混ざる危険が考えられます。

これがどれほど有害かについての指針があるわけではありませんが、金属製の缶が健康に良くないのは想像に難くありません。やはり新鮮な内に消費するのが望ましいでしょう。

しかも、この缶詰めタイプの場合、開封後は極端に消費期限が短くなります。すぐに密閉容器に移したとしても、3日以上経ったものを与えるのは衛生的に危険です。

密閉容器にいれて冷蔵庫に入れたとしても、どんなに長くても2日以内に使い切り、臭いや色に異常が見られる場合は迷わずに捨ててください。

犬は雑食とはいえ、野生で生きていない私たちのペットは、病変に対する耐性や処理能力を持ち合わせていません。腐ったものを与えれば、当然胃腸に負担がかかり苦しみます。

自分から体調不良を説明できないワンちゃんたちは、私たちを全面的に信頼して身をゆだねているのです。

開封後のその他の危険

ドライフードは比較的長期保存が可能です。しかしそれも、未開封を前提とした話です。開封後は様々なリスクを抱えることになります。

最大の原因は、前述の酸化です。一旦開けてしまうと、栄養素や安全性に変化が無くても、酸化が進みます。

健康的な食習慣という意味では、ワンちゃんの食欲を減退させる酸化は、非常に身近で手ごわい問題です。

しかも、風味の劣化が早まるだけではありません。

時間が経ってしまうとそれに応じてカビの発生や、虫がわく可能性もあります。ドッグフードは風味や栄養素の補助として油分を多く含んでいますので、空気にさらされたフードはゴキブリやその他の虫、カビの繁殖にうってつけの環境でしかありません。

特に夏場は痛むスピードは速く、虫も多いのでよりリスクが高まります。

ドッグフードのパッケージには、「開封後はなるべく早く使い切るようにしてください」等と表記され、開封後の明確な賞味期限が分からないケースも多々あります。

実際、どれほど経過すれば動物に危険かなどという検証も行われていないと考えられます。保証する意義もなく定めようのない期限とも言えますが、そのような場合は、標準的なドライフードなら1か月以内を目安に、無添加の自然派フードなら2週間以内を目安に使い切るようにしましょう。

ドッグフードのパッケージのサイズにも色々あります。安いからと言って大きい袋をいくつも買うと、劣化したフードを長期間愛犬に食べさせることになります。可能な限り新鮮なドッグフードを準備してあげるようにしましょう。

無添加で化合物不使用などを謳う製品ならば、保存料などが入っていないためさらに短く管理していくことも必要です。

陥りがちな管理ミス

確かに、フードは7〜8キロ、あるいは10キロ以上のパッケージで買う方がお得です。複数頭を世話しておられる方や、食欲旺盛な大型犬を飼育されている方にはその方が実際的でしょう。

しかし、それには前述のような劣化したフードの危険が伴うのも事実です。大きな袋ともなると、小分けにしたところで保管しておく場所も限られますし、手間もかかります。

ですので、必要以上に大きいパッケージを購入するのではなく、長くても一か月以内に消費し切れるサイズを見極めてください。ドライフードなら直射日光の届かない比較的涼しいところで管理している限り、急激に腐敗していくことはないはずです。

一か月以内で消費する場合でも、何袋もまとめ買いしておいて自宅保管するより、可能ならその都度新品を補給する方が理論上安全です。

もちろん、今のままで消化器系や食欲などの病変や異常が見られないのなら、それほど急務ではないとも言えます。しかし、繰り返しになりますが愛犬の寿命をほぼ握っているのは食生活です。

何をどう食べるかでワンちゃんたちの健康はいとも簡単に左右されてしまします。家族でもあるワンちゃんたちには、できるだけ健康的な食事をしてほしいものです。

おやつに関しても同じです。超ハードな牛皮ガム等であれば消費期限も長いものがほとんどですが、ささみやジャーキー系のソフトなタイプは水分含有量が多く、それだけ長期保存には向いていないということになります。

おやつは毎日与えてはいない場合が多く、意外にも開封後のしてから長期間経っていることも珍しくありません。あまり食べないものや使わないものは処分するのも賢明です。新たに購入する場合は、できるだけ小分けのパッケージに入ったものを選ぶと安全です。

フードを長持ちさせる成分

もちろん、賞味期限が記載されているものも多くあります。大抵は1年程度の期限を設けている製品が多いようです。

ドライタイプですから長めの期限を持っていますが、そもそもこれだけ長期間保存が可能なのは、単に水分が少ないからだけではなく、保存料や防腐剤を使用しているからです。

ここで、保存料に使われる成分を一通り見てみましょう。酸化防止剤とも、抗酸化剤とも呼ばれます。

エトキシキン

エトキシキンは毒性が強く、人用の食品添加物としては認可されていません。

毒性の強さから農薬としても登録されてない成分です。主に外国産のドッグフードや、それ以外には畜産動物・養殖魚用飼料の添加物として使用されているようです。

日本では、「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」(ペットフード安全法)が平成21年6月1日に施行されたことに伴って、添加剤の種類や規制値が農水省令で決められています。

エトキシキンのドッグフードへの添加量の上限は75ppmとあり、ある程度他国の基準を参考に定められているようです。

アメリカのFDA獣医療センターは、ドッグフードに添加されているエトキシキンがアレルギー反応、皮膚病問題、主要臓器の障害、異常行動問題、癌などの副作用を誘発すると犬のオーナーから報告を受けている、と発表しています。

それで同センターはペットフード製造業者に対し、自発的にドッグフード中のエトキシキンの最大限の使用量を150ppmから75ppmに減らすように指示しています。体に有害で毒性がありますが、保存料として優秀な性質と、専門家の意見による評価で使用そのものは認められています。

しかし人の食品添加物としては認可されてないので、当然同じ哺乳類である犬や猫にも似たような影響があると考えるべきです。不思議なことに、家畜やサケ、ウナギなどの飼料には使用が認められていますが、その飼料を食べた家畜などの体内に残るエトキシキンの残有量は規制されています。

例えば、養殖されたサケやウナギのエトキシキンの残留量は1ppmまでで、それ以上だとそのサケやウナギは販売禁止になります。

しかし、前述のようにドッグフードへの添加量は75ppmです。しかも、サケやウナギを毎日食べることはなくても、ワンちゃんたちはドッグフードを主食として毎日食べます。

これは、エトキシキンの利用について、「人間に害があるかどうか」「ドッグフードが腐らないかどうか」を基準として設定されているからだと考えられます。

残念ながら、危険性のわりに厳密には安全ではない基準が作られているエトキシキンですので、もし今後ドッグフードを選ぶ際にはこれを使用していない製品を選ぶのが賢明でしょう。

BHA(ブチルヒドロキシアニソール)

BHAは、現在バターや食用油など、一部の食品にも使用されている、酸化防止剤です。元々はガソリンの酸化防止のために開発されたという経緯があります。

BHTと呼ばれる、それまで使われてきた酸化防止剤よりも安全であることが知られ、BHAが使用されるようになりました。

BHAは、1982年に名古屋大学での研究によって、発がん性が認められると報告されたことがあります。その後は使用を禁止する方向で調整が進みましたが、すでに安全性を報告していた欧米の研究者らが再度検証し幾多の研究結果をもって、BHAは基準値内の使用であれば健康被害はないという結論が出されています。

世論の信頼を得るには幾分説得力に欠ける結論のように思えますが、日本での研究において使用されたBHAの量は、現実的に摂取できない程の量(人の一日の許容摂取量の2,600倍)であったことが確認されています。

ですので、少しでも摂取すると発がんの可能性があるというのも間違った理解であり、太陽光やレントゲンなどように、生活の中で対処できる程度の基準値が定められています。

しかし、この「ある程度の安全性が確保されている」という考え方が、人によっては不安を生む理由になるのも事実です。合成の添加物であるからには、健康被害が長い時間を経て発生するという可能性もあります。天然由来の安全性の高い酸化防止剤を使用しているフードがあれば、そちらを選ぶ方がワンちゃんにとって安全なのは明白です。

BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)

1940年頃から石油用の抗酸化剤として使用されるようになり、BHA同様1954年に日本でも食品添加物として使用が認められた、主に接着剤やゴムなどの品質変化をおさえるために使われる化合物です。

BHTは発がん性は認められていませんが、遺伝子を変異させる「変異原性」が危険とされています。工業用品の酸化防止剤としても使われてきた経緯がありますが、アレルギー体質の方への影響などが発見され、現在では使用しない企業が増えています。

BHTは化粧品などにも使用されており、非常にポピュラーな酸化防止剤の一つでしたが、アレルギー体質の方には反応を引き起こしやすようです。

加えて、人間用の医薬品やサプリメントを製造している製薬会社などでも、2000年以降はBHTなどの危険性が疑われる酸化防止剤の使用を控えている傾向が見られ、全般的にその使用は減りつつあります。

しかしBHTの場合も、一定の基準値内であれば健康被害はないとされているため、完全な不使用には至っていないのも事実です。

もしワンちゃんがアレルギーを抱えていたり、胃腸などの消化器官が弱い体質であれば、摂取から急激に病変を起こすことはなくとも、長期的な使用は控えるべきでしょう。

まとめ

ドッグフードの期限に関して、私たちに出来ることはとても単純です。フードを適切な方法で保存し、一か月以上開封したものは処分し、それ以外にも異臭や異変が見られるフードも廃棄します。

添加物についての基本的な知識も学んでおいて損はありません。要は、新鮮で、出来るだけ自然の成分で構成されたフードを与えるということです。

ただし、これに関して注意すべき点が一つだけあります。「無添加」と書いてある商品はすべて、私たちがイメージする「人工的な化合物の一切入っていない、完全に健康的な製品」ではないということです。

まずこの「無添加」という表示について、原則的にペットフードの添加物の表示基準に従っており、すべての原材料を添加物にいたるまで記載すること、となっています。そして、その際に使用した、表示しなければならないとされている添加物は、その固有名詞も記載する義務があります。

さらに、添加物は甘味料、着色料、保存料、増粘安定剤、酸化防止剤などの目的で使用する場合、何の目的で使用したのかまで記載することになっています。

しかし製造過程で加えさえしなければ、原材料そのものに含まれている場合でも、表示する必要はない、というのがこの表示基準になります。ですので無添加の商品を選んだとしても、完全に排除できているわけではないのです。

もちろん、すべての添加物をいたずらに怖がる必要はありません。酸化防止剤は、ドッグフードを保存するうえでやはり重要な役割があり、完全な不使用も現実的ではありません。

腐ったドッグフードの方がよほど危険ですし、発がん性がある物質でも、発がん性が強いということとは別です。

私たち飼い主の責任として、選び方も重要ですがそもそもの管理の仕方にも気を付けて、愛犬の末長い健康を守っていくことが大切です。

あなたにオススメ

モグワンドッグフードってどうなの?実際のところ評判やら口コミを見てみよう!
1 Comments

うちのワンコはモグワンで少し太りました。ちょっと食わせすぎたかもしれませんww

オリジンアダルトってどうなの?ドッグフードの評判と口コミを斬る!
1 Comments

オリジン以外に色々試していました。みる限り原材料はプレミアムドッグフードに値する内容です。健康なうんちも出ています。 小型犬はすこし粒が大きいので、食べさせ方に工夫が必要ですよ。

犬に与えていいもの・食べさせていいもの大辞典!
2 Comments

気にしないでワンコに色々食べさせている飼い主はよくないと思います。