
ドッグフードのペディグリーってどう?原材料やみんな評判を調査しました!
ドッグフードといえばペディグリーといってもいいほど有名な知名度の高いドッグフードです。ドッグフードから犬用のおやつまで幅広いラインナップを取り揃えていますし、スーパーやホームセンター、ドラッグストアでも手軽に入手することができるおなじみのドッグフードですね。実際のところはどうなのでしょうか?今回はその特徴や評判をまとめました!

ドッグフードといえば「ペディグリー」

ドッグフードといえばペディグリーといってもいいほど有名な知名度の高いドッグフードです。
ドッグフードから犬用のおやつまで幅広いラインナップを取り揃えていますし、スーパーやホームセンター、ドラッグストアでも手軽に入手することができるおなじみのドッグフードですね。
とにかく値段が安く、特売品で売られることもあるので、一度は手にしたことがある方も少なくはないでしょう。
そんなペディグリーはどんなドッグフードなのでしょうか?
原材料や成分を徹底分析し、安全性について見てみましょう。
実際ペディグリーのドッグフードを購入したことがある飼い主さんの声からも、どんなドッグフードか分析してみたいと思います。
ペディグリーとはどんなドッグフード?
ペディグリーの公式ホームページを見てみると、ペディグリーのドッグフードはおいしくて厳選した素材のみを使用したシンプルなドッグフードになっています。 愛犬が本当に喜び、必要としているものを考えて作られました。

ペディグリーを作っているのは、あらゆる角度からアニマルの栄養や行動に関する研究を行っている世界的権威の研究機関であるウォルサム研究所です。
ペディグリーの代表的なフードには、小型犬のために作った「それいけ!小型犬」、成犬用の「ペディグリードライ」があります。
これらの特徴は消化吸収のよい原料を使っていることや、リノール酸、ベジタブルオイルを使用しているので毛艶を良くし、健康な皮膚作りをサポートします。
また健康を保ち免疫力を維持する栄養素を取り入れています。
こうして見てみると、ペディグリーは優れたドッグフードのような気がしますね。
ペディグリーの原材料、成分
では実際にペディグリーはどんな商品なのか、原材料を徹底分析して見ていきましょう。今回はペディグリー成犬用のドライフード「ビーフ&緑黄色野菜」を見てみたいと思います。
穀類、肉類(チキン加水分解物、チキン、ビーフ等)、大豆、油脂類(パーム油等)、タンパク加水分解物、植物性タンパク、ビートパルプ、キシロース、魚介類、野菜類(トマト、ほうれん草、にんじん)、ビタミン類(A, B1, B2, B6, B12, D3, E, コリン、 ナイアシン, パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、マンガン、ヨウ素、リン)、アミノ酸(グリシン、システイン、メチオニン)、着色料(青2、赤102、黄4、黄5、二酸化チタン)、保存料(ソルビン酸K)、酸化防止剤(BHA,BHT,クエン酸)、pH調整剤出典:https://www.amazon.co.jp/ペディグリー-成犬用-旨みビーフ-緑黄色野菜-10kg/dp/B06XBWFS89/
特に気になるものを詳しく見ていきましょう。
穀物

原材料欄に記載されている原材料は多いものから順番に記載されています。
ペディグリーの場合、一番最初に「穀物」があげられているので、メイン原材料は穀物ということになります。具体的にどんな穀物が使用されているかは記載されていません。他のドッグフードはどんなに安いものでもどんな穀物を使用しているか記載していますから、記載がないというのは大変不思議な話です。何を使用しているのかかけない事情があるとも考えられますね。
・安価な理由としてメインが穀類
いずれにせよ、穀物がメインの原材料となっていることは、犬にとってあまり好ましくはありません。
本来肉食動物である犬は穀物の消化吸収を大変苦手としています。消化吸収ができないので消化器官に負担をかけてしまいます。またトウモロコシや小麦といった穀物は犬にとってアレルギーとなりやすい原料なのです。そんなアレルギーになりやすい食べ物を愛犬に積極的に与えたいと思いますか?
特に穀物アレルギーがある愛犬には与えたくないですね。皮膚疾患や下痢やおう吐といった症状が見られることがあります。
肉類

次に記載されているのが「肉類」です。こちらは具体的にどのような肉が使用されているのか書かれています。
「チキン加水分解物、チキン、ビーフ等」です。
ここでもやはり気になる表現があります。「等」です。こういった曖昧な表現は、実際に何の肉を使っているのか全く不明で、はっきり何の肉を使っているのか明かすことができない場合、たいていは粗悪な原料を使っていることが予想されます。
粗悪な原料というのは、人間が食べないような原料です。
例えば食用として取り除いた部分、つまり鶏の頭、骨、内臓、血液、羽根、糞尿、ひづめなどの使用です。さらに病気で死にかけの家畜や事故死した家畜の肉が使われていることがあります。このように本来なら廃棄にされる肉や部位を溶かしたり粉砕して利用するのです。
こういった粗悪な肉から犬が必要とする栄養素が取れるでしょうか?取れるわけがありませんね。
またこういった粗悪な原材料はすでに腐りかかっている肉が使用されていたりするので傷むのも早いため、腐らないように大量の保存料が使用されます。
油脂類
肉類と同様、油脂類も要注意です。
ここでも「パーム油等」という曖昧な表現が使用されています。いったい何の脂が使われているのか謎ですね。
こういったあいまいな表現をした脂の場合、粗悪な肉類を溶かしたり粉砕するときに抽出される脂が使用されていることがあります。つまりなんの肉かわからない肉からとられた脂なのです。当然腐りかけの肉からとった脂ですので、脂も腐りやすいため、腐らないように大量の保存剤、酸化防止剤が使用されます。
こういった添加物がたっぷり入った、低品質の脂が体にいいと思いますか?
いいえ。消化器官に負担をかけて消化不良を起こしやすいといえます。
大豆
私たち人間にとって大豆は栄養価が高く、積極的にとりたい食材の一つですね。
しかしドッグフードで使用される大豆の多くは大豆の搾りかすともいえるものが使用されています。これらはタダ同然で手に入るため、よくドッグフードのかさ増しに使用されます。
中にはたんぱく質の数値を上げる目的で使用しているものもありますが、犬にとって大豆のカスは消化吸収がしにくいので、栄養を取ることはできません。
ビートパルプ
ビートパルプとはサトウダイコンから砂糖を搾り取ったカスのことですが、目的は大豆同様タダ同然で手に入れたビートパルプをかさ増しに使用します。
さらに食物繊維としてウンチを固くするために、使用していることもありますが、ビートパルプは犬にとってあまり好ましい原材料ではありません。
ではビートパルプの何がいけないのでしょうか?
まずはビートパルプの製造方法です。大抵のビートパルプは薬剤処理をして砂糖を搾り取っています。ですから残りかすであるビートパルプに薬品が残っている可能性が高いのです。愛犬が薬剤が残留したビートパルプを毎日摂取していたら、何らかの健康被害が出ることは容易に想像できますね。
もう一つの理由は、ビートパルプによってうんちが固くなるということは、健康状態がわかりにくくなってしまうといえます。
犬はうんちの状態によって健康状態を知ることができますが、ビートパルプを取ることで、消化不良を起こしていてもうんちが固いので、異変に気付くのが遅くなってしまいます。またたくさん摂取することで、便秘になってしまう可能性もあります。
着色料
ここからは本当に心配な原材料です。その一つがこの「着色料」です。
「青2、赤102、黄4、黄5、二酸化チタン」と表示されています。これらは合成の着色料、つまり石油タール系の着色料なのです。
これらは発がん性、痙攣、じんましん、内臓疾患、アレルギーといった疾患が現れることがあります。特に赤色102号はカナダやベルギーアメリカでは食品への使用が禁止されています。
犬は色を識別することができませんから、本当は着色料など不要なはずです。
ではなぜこのような危険な着色料を使用するのでしょうか?
カラフルにすることによって、飼い主の購買意欲をかきたてるだけなのです。まさに犬にとっては百害あって一利なしといえるでしょう。
保存料
保存料として「ソルビン酸カリウム」が配合されています。
安いドッグフードには必ずといってよいほど使われる保存料で、カビや細菌の繁殖を防ぐ防腐剤として使用されているのですが、動物実験の結果遺伝子を傷つけたり、発がん性があることがわかっている大変危険な添加物です。
酸化防止剤

ペディグリーの酸化防止剤には「BHA、BHT、クエン酸」が使用されています。
このBHT、BHAは大変危険な合成酸化防止剤で、多くのペットフードメーカーの自主規制している酸化防止剤です。
BHA(ブチルヒドロキシアニソール)はもともとガソリンの酸化防止剤として使用されてきました。
強力な抗酸化作用があるため、その後マーガリンやバター、冷凍食品など一部の食品限定で使用が認められたものの、動物実験の結果、ガンを引き起こしたり歩行困難や死亡が見られるといった報告がされています。
BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)ももともと石油系の酸化防止剤として使用されていました。
その後BHA同様冷凍食品やガムなど一部の食品への使用が認められたものの、発がん性があるということで危険な添加物に挙げられています。
これらの添加物は人間の食品への使用も規制がある酸化防止剤です。もちろんペディグリーのドッグフードも健康に被害のないレベルでの配合だとは思いますが、少しづつでも毎日摂取していたら何らかの健康被害が出ることは想像できるのではないでしょうか?
このようにペディグリーのドッグフードには添加物がたくさん含まれています。
特に合成着色料やBHT、BHAは避けたい添加物です。
成分
ではこのような原材料を使ったペディグリーのドッグフードの成分はどうなっているでしょうか?
タンパク質18.0%以上、脂質10.0%以上、粗繊維40.%以下、灰分8.0%以下、水分10.5%以下となっています。
このたんぱく質の量はかなり低い方といえます。AAFCOが定めるドッグフードのタンパク質最低ラインぎりぎりです。
それもそのはず。犬に必要な動物性タンパク質である肉や魚がほとんど使用されておらず、穀物がメインになっているドッグフードからどのように栄養価を取ることができるでしょうか?しかもこのたんぱく質は犬が必要な動物性タンパク質ではなく穀物からの植物性タンパク質がメインとなっているため、タンパク質の質も良くないといえます。
ペディグリーのホームページを見ると「良質な素材を厳選して使用」とありますが、実際に使われているのは、何の穀物かもよくわからない穀物がメインで、肉類も何の肉を使っているのかわからないものです。
さらに危険な着色料や酸化防止剤といった添加物が多く含まれており、不安要素だらけのドッグフードといえるのではないでしょうか?
ペディグリーのメリットとデメリット

こんなペディグリーのドッグフードの口コミや評価から、メリットとデメリットを見ていきたいと思います。
ペディグリーの良い口コミ、メリット
ペディグリーのドッグフードの良い点は何でしょうか?
一番多い口コミは「値段の安さ」です。
なんといっても値段が安いので、大型犬を飼っている方や多動飼いしている方、財布に優しいものを探している方には高評価です。なんと1キロ300円程度と国内で販売されているドッグフードの中でも、かなりの安差で提供されています。
さらに値段の安さ同様、どこでも買うことができる手軽さも魅力の一つのようです。
ホームセンター、スーパーなどどこでも売っているので、フードを切らしてしまってもすぐに購入することができます。
もう一つの良い口コミは「食いつきがよい」といったものです。
愛犬がなかなかフードを食べてくれないことは飼い主にとって大きな悩みの種ですが、ペディグリーのドッグフードは普通に食べてくれるようですので、飼い主としては安心できるようです。
しかし粗悪な原材料を使っているのに普通に食べてくれるということは、犬が好むような味付けや香りを人工的につけているということになります。つまり添加物ですね。
こういった添加物はけして体によいものではないので、次第に消化器官を疲れさせてしまい、体調を悪くさせかねません。
ペディグリーの悪い口コミ、デメリット
ではペディグリーのドッグフードの悪い口コミにはどんなものがあるでしょうか?
まずは見た目です。「色が毒々しい」という声が多く聞かれます。
着色料たっぷりのカラフルなドッグフードで、ビックリする方が多いようです。着色料によっておしっこの色も濃くなったという声も聞かれます。
そして「うんちの状態がよくない」という声も聞かれます。
柔らかい便をするようになったりウンチの量が増えたといった声です。原因として考えられるのは、穀物がメインとなっているペディグリーのドッグフードでアレルギーを起こしうんちの状態が悪くなるのかもしれません。
またきちんと消化吸収できないので、そのまま排出されてうんちの量が多くなったということもあるでしょう。
中には便の状態がよくなったという飼い主の声もあるので、一概にペディグリーのドッグフードがよくないとは言えませんが、穀物中心でビートパルプも含むドッグフードですので、うんちの状態は正常ではないことは想像できますね。
また「毛並みが悪くなった、筋肉が低下した」といった声もあります。
犬は筋肉など体を作るためにたんぱく質を必要としますが、ペディグリーのたんぱく質は低めとなっているので、たんぱく質の不足で筋肉の低下がするのかもしれません。しかも穀物がメインとなっているためたんぱく質の質も、犬が本来必要としている動物性たんぱく質ではありません。
また毛並みの良さや皮膚の状態は犬の健康のバロメーターですので、毛並みが悪くなるということは栄養不足になっているといえるかもしれません。
しかし何といっても一番多い口コミは「原材料に対する不安」です。
どんな原材料を使っているのかわからないあいまいな表現や大量の添加物に対する不安を持っている声が多く聞かれます。
まとめ
ペディグリーのドッグフードは知名度も高く、多くの人が気になっているドッグフードの一つでしょう。
しかし、今回ペディグリーの原材料や成分を分析し、口コミ評価を分析しても、あまりおすすめできるドッグフードとは言えなそうです。
その一番の理由は、どんな原材料を使っているか不明なものが多すぎるということと、着色料や酸化防止剤といった添加物が多いことです。
ペディグリーに満足している方のほとんども「満足のポイントは値段の安さだけ」という方がほとんどです。
しかしいくら値段が安くても、愛犬に不安が残るフードを毎日与えたいと思いますか?なにが入っているかわからない、添加物たっぷりのフードを毎日与えるのは怖いですよね。
犬は自分で食べるものを選ぶことができません。ですから飼い主が愛犬の健康を考えて、安心して与えることができるフードを選んであげなければなりません。
ぜひドッグフード選びの際は原材料がはっきりわかるもの、肉や魚といった動物性たんぱく質がメインになっていること、不必要な添加物が入っているものは避けて選んでくださいね。
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