オーストラリアンケルピーってどんな犬?基礎知識とおすすめドッグフード2選!

オーストラリアンケルピーってどんな犬?基礎知識とおすすめドッグフード2選!

数あるオーストラリア出身の犬種の中でも、ワイルドさと賢さで秀でているオーストラリアンケルピー。 スコットランドの伝説上の生き物が名前の由来にされるなど、オーストラリアンケルピーの美しくも気高い姿は多くの人を魅了してきました。 今でも原産国オーストラリアでは人気が高く愛され続けている犬種です。 まだ日本では見かけることが少ないオーストラリアンケルピーですが、その特徴や歴史、気を付けたい病気やおすすめのドッグフードなどをこの記事からご紹介していきます。

オーストラリアンケルピーって?

Australian kelpie puppy

オーストラリアンケルピーは出身国オーストラリアでは10万頭以上飼育されているほど人気が高く、オーストラリア国内ではメジャーな中型犬です。

犬種に付けられた「ケルピー」とは、スコットランドの伝承に出てくる美しい馬の幻獣なんだそうです。

オーストラリアンケルピーのツヤツヤと輝く外見や疾走する時の野性的な美しさから、この幻の生き物が連想されたのかもしれませんね。

しかし日本ではそれほど知名度が高く犬種なので、目にする機会はなかなかないかもしれませんね。

2017年度のジャパンケネルクラブ調べの犬種別登録数によると、日本では現在11頭のオーストラリアンケルピーが暮らしているそうです。

運よく会えたら嬉しいですね!

オーストラリアンケルピーは家庭犬としての人気も高いですが、牧羊犬としての能力の高さでも知られています。

オーストラリアで多く牧羊犬が作出されてきた中でオーストラリアンケルピーが安定した人気を誇るのは、羊飼いの信頼できるパートナーであること、また仕事へのモチベーションの高さなども理由になっているのかもしれません。

またオーストラリアンケルピーは、ドッグスポーツやショードッグなどの分野でも活躍しています。

特にドッグスポーツでは持ち前の優れた身体能力と頭脳を生かして、上位入賞の常連犬種なんだとか。

「愛犬と一緒にドッグスポーツに挑戦してみたい!」という方にピッタリな犬種ですよ。

オーストラリアンケルピーの歴史

オーストラリアンケルピーの誕生には、19世紀頃にスコットランドからの移民が連れてきたスムースコリーと、オーストラリアに生息する野生のディンゴが関わっていると言われています。

オスのディンゴとメスのスムースコリーとの間に生まれた「ケルピー1世」は、牧羊犬として非常に優れた素質を見せたため、その後ケルピー1世はオスのスムース・コリーと交配し「ケルピー2世」が誕生しました。

ケルピー2世も母犬のように牧羊犬向きの優秀な能力発揮したので、ケルピー2世から丈夫で体力のある賢い子犬が産まれるよう計画され、誕生した犬たちが「オーストラリアンケルピー」となりました。

丈夫さと優秀な知能で有名になっていったオーストラリアンケルピーは、1872年のオーストラリアで開催された牧羊犬競技会で優勝したことがキッカケとなって知名度が一気に上がり、オーストラリア国内での飼育数も増えていきました。

オーストラリアで大変人気のあるオーストラリアンケルピーは、イギリスやカナダや日本では犬種として認定され輸入されていますが、実はまだアメリカンケネルクラブからの正式な認可が受けていない状態です。

それはオーストラリアンケルピーが同犬種内で、特徴が異なる2種類に分かれるように繁殖されていることから、「両者を同じ犬種として認めていいのか?」という議論が60年以上も決着がついていないことも影響しているようです。

オーストラリアを代表するこの優秀な犬種がアメリカでも認可されれば、今よりも知名度が上がって日本でもよく目にする犬種になるかもしれませんね。

オーストラリアンケルピーの特徴

Australian kelpie

スムースコリーとディンゴから誕生したオーストラリアンケルピーは、中型犬の中では小柄な犬種です。

牧羊犬として不利にも思える体格ですが、小柄な体型を生かした俊敏さと豊富なスタミナで優秀な牧羊犬として認められてきました。

スムースコリーよりは野生のディンゴに似ているオーストラリアンケルピーは、筋肉質でワイルドな外見をしています。

牧羊犬として働く時は集中してよく働き、仕事後の飼い主との時間では遊び好きな活発さを見せる、オン・オフの切り替え上手な犬ともいえるでしょう。

活動的でエネルギッシュな犬種なので、飼育する場合は1日2回1~2時間ほどの散歩は必須となります。

オーストラリアンケルピーにとって運動不足は大きなストレスになり、時にはノイローゼになることもあるそうなので、オーストラリアンケルピーの有り余る体力を発散できるような運動量の確保を意識してあげましょう。

散歩の時も歩くだけでは物足りないことは多いので、途中でボール遊びやフリスビーをおこなったり、思いっ切り走る時間を入れたりと変化を付けてあげるといいですよ。

また牧羊犬時代は飼い主と共に多くの羊を率いて働いてきた犬種なので、何かを成し遂げることに満足感を持つ知能の高い犬種です。

家庭犬として飼育している場合でも障害物をよけるトレーニングなど、オーストラリアンケルピーの知能を十分発揮できるような運動させると、運動したことからの満足度が高く、フラストレーションも溜めないで生活できるそうです。

そのためオーストラリアンケルピーを飼う方には、愛犬と一緒に運動を行う体力と時間がある方が向いているでしょう。

しつけ自体の物覚えは良く、トレーニングにもよく付いてくる犬種なので、服従訓練が初めにきちんとできれば初心者にも飼いやすい犬種ですよ。

オーストラリアンケルピーの身体的特徴

小柄な中型犬のオーストラリアンケルピーは、引き締まった筋肉質な体格で精悍な印象をしています。

オーストラリアンケルピーのシルエットだけ見るなら、スムースコリーよりもディンゴによく似た、すっきりとした体格をしています。

無駄な脂肪を感じさせないしなやかなボディラインと、長めの垂れしっぽと長い手足を持つスタイルの良い犬種です。

キリっとした印象の顔つきのオーストラリアンケルピーは、小粒な瞳とすっきりと伸びたマズル、大きめの三角耳が特徴的なイケメン犬です。

体高は43~51センチ、体重は11~20キロがスタンダードなサイズです。

オーストラリアンケルピーのツヤツヤの被毛には、「スムース」「ショート」「ラフ」の3タイプに分かれています。

どのタイプも短毛ですが、どんな天候でも屋外でも作業できるダブルコートの被毛をしています。

毛色にはさまざまな種類があり、ドッグショーに出るタイプのオーストラリアンケルピー(ショーケルピー)はすぺて短毛で、カラーはブラック、ブラック&タン、レッド、レッド&タン、フォーン、チョコ、ブルーと定められています。

牧羊犬などのお仕事犬のオーストラリアンケルピー(ワーキングケルピー)は、被毛タイプもカラーも自由度が高く、上記の色以外やホワイトの模様が入ってもよいそうです。

被毛タイプやカラーに差があるものの、オーストラリアンケルピー特有のツヤツヤとした美しい被毛を持っていることはどちらのタイプにも共通しています。

手入れの行き届いた毛艶の良い美しい馬のように、ツヤツヤのオーストラリアンケルピーの被毛は見ていて飽きないほど本当に美しい魅力にあふれています。

ショーケルピー・ワーキングケルピー

先ほど少し出てきた「ショーケルピー」と「ワーキングケルピー」ですが、この2タイプははっきり分けられて繁殖されてきたことで、被毛やカラーや体格、さらに性格にまで違いが生まれました。

美しい見た目の維持にこだわった「ショーケルピー」と、犬種誕生のきっかけとなったワーキングドッグとしての高い作業能力を落とさないことのこだわった「ワーキングケルピー」、それぞれを特徴別に呼び分けるためにこの名称が使用されています。

しかし同じ犬種としての共通点も残っており、大きな三角耳と短くツヤツヤの被毛はオーストラリアンケルピーらしいといえる大きな特徴となっています。

作出当初はワーキングドッグとして繁殖されていたオーストラリアンケルピーですが、ショードッグとして有名になるにつれ外見にこだわった交配がされていったそうです。

オーストラリアンケルピー愛好家の中でも、ワーキングドッグとしての能力が下がることを心配した人々によって、ショータイプとワーキングタイプを分けて交配することが提案されました。

それは1965年ごろから始まったそうですが、この取り組みのおかげで両者の違いは残しつつも、それぞれの分野でトップを目指せる特徴や能力が保たれてきました。

現在ショーケルピーとワーキングケルピーは、一つの犬種の中で2つの登録団体に分かれて管理されるという特殊な犬種となっています。

オーストラリアンケルピーの寿命

オーストラリアンケルピーの平均寿命は12年くらいです。

一般的な中型犬の平均寿命と同じくらいですが、健康的な食生活や適度な運動、持病の有無などによって、もう少し長生きしてくれるかもしれませんね。

オーストラリアンケルピーの性格

Australian Kelpie dog

ショーケルピーもワーキングケルピーも非常に賢く、バイタリティー溢れる活発な性格をしています。

飼い主への愛情深さと服従心の強さでも知られ、牧羊犬らしい集中と状況判断力を生かして働くことが大好きで、仕事熱心で責任感の強い性格でもあります。

一度飼い主と主従関係を築けば忠実に従い続ける実直な性格なので、飼い始めたら早い段階で信頼関係を築いてください。

ひとたび仕事から離れれば、好奇心旺盛にいろんなことを行いたがり、遊びまわるのが好きな天真爛漫なタイプでもあります。

仲間意識も強く面倒見もいい性格なので、子供からいたずらされてもおおらかに受け流したり、子供の遊び相手も上手におこなってくれるので、お子さんのいる家庭でも飼いやすい犬種でしょう。

真剣に仕事の取り組む姿や犬らしい人懐っこさなど、オーストラリアンケルピーはいろんな魅力を持つ犬ですね。

牧羊犬としての警戒心も持ち合わせるものの、相手が危害を加えないか遠巻きに観察するタイプなので、牧羊犬の中でも攻撃力の低い平和主義な性格をしています。

ショーケルピーの方が穏やかで落ち着いているタイプが多いそうなので、飼い方に合わせてどちらのタイプのケルピーを飼うか決めてみてもいいかもしれませんね。

オーストラリアンケルピーのかかりやすい病気

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活力溢れる丈夫なオーストラリアンケルピーですが、実は遺伝的にかかりやすい病気がいくつかあるので、気を付けてあげましょう。

もしも血統の中にその病気にかかったことのある犬がいると、同じ病気を発症する可能性が高まるともいわれています。

飼う時に血統の中に疾患を持った犬がいなかったか、またブリーダーさんによっては子犬の頃に遺伝子検査をしてくれることもありますので、検査を受けたことがあるかどうか尋ねてみるといいでしょう。

進行性網膜萎縮(PRA)

進行性網膜萎縮症とは、網膜に異常が生じて徐々に光を感知できなくなり、最終的には失明に至る進行性の遺伝性疾患です。

現在有効な治療法がないものの、数年単位のゆっくりとしたペースで視力が落ちていくことが多いので、犬自身も見えない状況に適応していきやすいといわれています。

そのため犬自身が見えにくいことに適応していて、初期に気が付くのが難しい病気でもあります。

暗いところを怖がるようになったり、慣れた場所なのにぶつかりやすくなったり、階段を嫌がるなどの行動をしたら、一度動物病院で検査してもらうといいでしょう。

この病気で犬自身が痛みを感じたり、命の危険に至る病気ではないものの、白内障を併発することがありますので、目が白っぽくなっていないかなど愛犬の目の状態に注意しましょう。

進行性網膜委縮と診断されたら、愛犬が慣れた環境で安全に暮らせるよう犬の生活エリアから危険なものを取り除いてあげてください。

また家具の配置を大きく変えると、普段と同じ動きをしてぶつかってケガをしたり、不安になってしまうかもしれません。

また散歩もなるべく明るい時間や人や犬が少ないコースを選ぶなど、ストレスにならないように配慮してあげてくださいね。

拡張型心筋症

拡張型心筋症は、気が付かないうちに血液の循環不全が進行し、急に倒れて命の危険に至ることのある緊急性の高いものです。

また血液の循環不全によって肺水腫や呼吸困難が起こることもあり、犬の突然死の上位に入る病気です。

しかし初期症状がほとんどないことから、なかなか早期発見が難しい病気でもあります。

愛犬が最近元気がないように感じたり、息切れしやすい、乾いた咳をするなどの症状をみせたら、もしかしたら心臓に問題があるのかもしれません。

掛かりつけの動物病院で定期的に心臓の検査してもらっておくと、早期発見し治療ができるかもしれません。

予防としては、肥満によって心臓への負担が大きくならないようによく体重コントロールすることができます。

また過度の運動も心臓へ負担をかけるので、休憩を入れたり心臓を休ませながら動くように管理してあげてください。

ほかには心機能を助けるといわれる「L-カルニチン」や「タウリン」を摂取させることで、発症リスクが下がったり、症状を抑えられることがあります。

愛犬に与えても良いか、愛犬の健康状態をよく知る掛かりつけの獣医さんに相談してみてくださいね。

股関節形成不全

股関節形成不全とは、発育段階で筋肉と骨の発育バランスが乱れ、股関節が異常な形に形成されてしまう遺伝性の疾患です。

成長期に運動させすぎることや肥満による関節への負担過多によっても発症しやすくなるので、成長期の生後4か月頃から1歳頃までは特に注意が必要です。

軽度の場合は安静や運動制限、体重コントロールで改善できることが多いので、なるべく初期に発見し治療してあげたいですね。

歩き方がおかしかったり、立ち上がるのがスムーズでなかったり、階段を避けたがったりするなら、軽度の股関節形成不全を起こしているかもしれません。

動物病院で股関節が異常を起こしていないか診てもらいましょう。

重度になると痛みから自力で立ち上がれなかったり、歩行できなくなることがあります。

その段階だと手術が必要になることもあるので、入院手術とその後のリハビリなど、治療のためとはいえ愛犬にとってストレスが大きくかかってしまうでしょう。

愛犬の様子に違和感を覚えたら、すぐに獣医さんにチェックしてもらってくださいね!

オーストラリアンケルピーのおすすめドッグフード2選!

healthy dogfood set with vegetables on white table top view mock

活動的で遊び好きなオーストラリアンケルピーが思いっ切り動けるよう、底なしのスタミナを支えるためには毎日の食事バランスがカギとなります。

愛犬が元気で長生きしてくれるよう、「ドッグフード選びにこだわりたい!」という飼い主さんはきっと多いと思います。

数あるドッグフードから、オーストラリアンケルピーにとって本当に必要な栄養を集めたドッグフードを探すのだけでも大変です。

ここでオーストラリアンケルピーの健康維持に役立ち、さらに安心安全なドッグフードを2つご紹介しますね!

アランズナチュラルドッグフード

アランズナチュラルドッグフード(ラム)

肉類に低カロリーな「生ラム肉」を使用している肥満解消に役立つドッグフード!

容量/価格 2kg / ¥3,960(税抜)
原産国 イギリス
メイン食材 生ラム肉
対応年齢 全犬種、7ヶ月~

野生のディンゴの血が入っているオーストラリアンケルピーにとって、肉をしっかり食べることは筋肉質な体を作るために欠かせないポイントです。

人間も食べられる品質の生後一か月以内のラム肉だけをたっぷり使った肉メインのドッグフードで、ダイエットにも使用される低カロリー食材なので、肥満に気を付けたいオーストラリアンケルピーに嬉しい食材ですね。

ラム肉にはビタミンやミネラル、動物性たんぱく質以外にも、丈夫な血管と健康的な血液を作るための豊富な鉄分、さらに心機能サポートをしてくれる「L‐カルニチン」も含まれたオーストラリアンケルピーにとってのスーパーフードともいえるでしょう。

アランズはアレルギーを起こしにくいシンプルな材料で作られたドッグフードで、グレインにアレルギーを持っている犬も安全に食べられることが多いそうですよ。

ラム肉から肥満防止や心機能サポート、また関節ケアができるグルコサミンやコンドロイチンまで配合され、オーストラリアンケルピーの健康を多方面からサポートしてくれる、無添加の安全なドッグフードです。

KiaOra(キアオラ)ラム

kiaora

オーストラリアのお隣ニュージーランドで作られているKiaOraドッグフードでは、ニュージーランド産の自然放牧にこだわって育てられたラム肉のみを使用しています。

あまり日本では口にすることがないラム肉ですが、良質の高たんぱくなのに低脂肪という究極のヘルシーフードなので、肥満を避けたいオーストラリアンケルピーにとって相性の良い食材ですね。

健康な筋肉を作る動物性のたんぱく質に加えて、内臓や血液の健康作りに貢献する鉄分の含有量の多さ、心臓疾患に気を付けたいオーストラリアンケルピーに助かる「L‐カルニチン」「タウリン」、ビタミン・ミネラルまでしっかり補給することができます。

関節に良いグルコサミン・コンドロイチンもしっかり摂取できるので、オーストラリアンケルピーの関節の健康まで守ってくれますよ。

犬がアレルギーや消化不良を起こす原因になりやすいグレインが一切不使用で、人間が食べても安全な食材のみで作られたヒューマングレードの良質なKiaOraは、犬の健康をしっかり考えて作られています。

まとめ

Summer portrait of smart chocolate brown and tan working Australian kelpie dog. Attractive Australian sheep dog lies on a wooden pier outside with green background

馬の幻獣に例えられるほど美しく力強いオーストラリアンケルピーは、知性と高い身体能力を兼ね備えた犬でした。

オーストラリアで愛され続けるオーストラリアンケルピーの魅力は、飼い主への忠実さや家族への愛情深さ、仕事とプライベートをきっちり分ける人間臭いところも影響しているのかもしれませんね。

ツヤツヤとした輝く被毛を持つオーストラリアの人気者のチャーミングな性格が広まれば、きっと日本でも人気が出るかもしれませんね!

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