ウィペットってどんな犬?基礎知識とおすすめドッグフード2選!

ウィペットってどんな犬?基礎知識とおすすめドッグフード2選!

スレンダーなアスリート体型のウィペットは、細身の体をしならせて疾走する姿が大変力強く美しい犬です。 どこか神秘的なたたずまいを持つウィペットですが、活動的な面と物静かな面の両方を持ち合わせ、家庭でも飼育しやすい犬なんだそうです。 ウィペットの特徴や飼い方のコツ、気を付けてあげたい病気やおすすめのドッグフードもご紹介します。

ウィペットって?

Whippet in the background of a park and trees

イギリス出身の中型犬ウィペットは、作出当初からドッグレースの犬として人気を集めた犬種で、現在でもイタリアングレーハウンドと並んでドッグレースで優秀な成績を残しています。

ウィペットが鞭がしなるかのようにしなやかに疾走する姿は、「Whipped up」という馬が鞭で打たれて速く走る様子が連想され、「ウィペット」という名前の由来にもなったそうです。

モデルのような小さな顔とスラリとした手足を持つウィペットは、上品な雰囲気のショードッグとしても人気が高い犬種です。

ドッグレースで疾走する姿を見ると活発そうに見えますが、普段は静かに過ごすことを好む大人しい犬です。

しかし大人しいだけではなく、ひとたび仕事モードになれば猟犬としての高い素質を持つウィペットは、持ち前の高い集中力や良い視力を生かして「サイトハウンド」タイプの狩りをおこなう猟犬としての姿を見せてくれます。

自分の目で獲物を見つけ出し、ウィペット特有の走り方を最大限に生かして獲物を追い詰め、捕獲するという、スタミナと精神力の両方を持ち合わせる腕の良い猟犬です。

活発な面もありますが、ウィペットは室内では大人しく過ごすことができるお利口な犬種なので、健康管理などを考えると室内で飼ってあげることをオススメします。

なんでもこなせる多才なウィペットなのですが、無駄なお肉が一切付いていないので気温変化にとても弱い傾向があるからです。

ウィペットは短毛種で抜け毛も気になりませんし、時々硬く絞ったタオルで体を拭いてあげれば体臭もほとんど感じないですし、室内で飼いやすい犬種ですよ。

細身のウィペットは特に寒さには弱く、自力での体温調整が追い付かないので、室内でもペット用の湯たんぽやホットカーペットを用意してあげたり、散歩に行く時は暖かい服を着せてあげるなど、体が冷え切らないように防寒対策をしてあげてください。

犬に服を着せることに抵抗感のある方もいらっしゃいますが、ウィペットの場合は健康管理のために必要なことので体温が下がらないように温かい服を着せてあげましょう。

ウィペットの歴史

ウィペットは17世紀ごろにイギリスで誕生したといわれており、ルーツとなったのは中型のグレイハウンドだとされています。

農場では作物を荒らすウサギやネズミなどを駆除する犬が必要だったため、大きな獲物を追う猟犬だったグレイハウンドの中でも小型な犬同士を交配させ、農家の人たちの良いパートナーとして働きました。

19世紀にはほかのサイトハウンドの猟犬とも交配され、現在のような足の速さに特化したウィペットとなりました。

当時労働階級の人でも楽しめる娯楽として、ウサギに見立てたボロ布を追いかけさせるドッグレースが炭鉱労働者の間で大変人気で、そのレースに出場し圧倒的な走りを見せたウィペットは「庶民の競走馬」とも呼ばれ、人々から親しまれていたそうです。

その後の2度の世界大戦の時もウィペットはサイトハウンドとしての優秀さから、食料調達をする犬として重宝され戦時中も無事に生き残ることができました。

ウィペットは1888年には犬種として認定されていましたが、戦後には猟犬やレース犬以外の分野でも注目を集めるようになり、ウィペットのスレンダーで上品な姿はドッグショーで評判を呼びました。

ウィペットは「庶民の競走馬」から「華麗なショードッグ」へと大出世した犬種だといえるかもしれませんね。

ウィペットの特徴

Sad Portrait of Whippet Dog Looks Guilty on Isolated Black Background

ウィペットは中型犬サイズの犬種ですが、とてもスレンダーなのでそれほど大きさを感じないでしょう。

スレンダーでも筋肉質なので決してガリガリな印象はなく、陸上競技のトップアスリートのような引き締まった体型をしています。

ウィペットというと美しい流線型のボディラインが注目されますが、とってもかわいらしい顔つきをした犬なんですよ。

クリクリとした大きな目が印象的で、人懐っこく愛らしい印象を受けるでしょう。

ウィペットの被毛も短毛でツヤツヤとしていて、つるりとした手触りはずっと撫でまわしたくなるほどです。

無駄吠えも体臭も少なく、室内では静かに過ごすタイプなのでマンションでも飼育しやすい犬種です。

きちんとしつけができるなら、ウィペットは初心者にも飼いやすい犬種なんだそうですよ。

ただ運動量は豊富に必要な犬種です。

散歩は毎日2回、30分~1時間は連れていってあげましょう。

ただ歩く散歩だけではウィペットの体力を十分発散できないので、途中で走ったりボール遊びを取り入れるといいですよ。

またウィペットの「思いっきり走りたい!」という欲求を満たしてあげるために、定期的にドッグランや広い公園などに行き、走ることが大好きなウィペットが存分に走れるようにしてあげましょう。

気を付けたいのはウィペットの猟犬としての本能から、小さな子供や動物が動くと反射的に捕まえようとします。

ウィペットは噛みつく力が強いので、じゃれついたつもりでも思わぬトラブルや事故に繋がることがありますので、ウィペット特有の本能をしっかりコントロールすることは大切です。

飼い始めたらすぐにしつけを始め、どんな時でも飼い主さんの指示に従う服従訓練を徹底しておこなってくださいね。

ウィペットの身体的特徴

ウィペットのスタイリッシュでオシャレな印象は、筋肉質でしなやかな体型やスラっと長い手足から受けるのでしょう。

上品さを感じるウィペットの特徴的な流線型のボディラインは、腰のあたりからカーブがかっていて、鞭のようにしなる走りを可能にしています。

ウィペットの体高は50センチ前後、体重は12キロ前後が一般的な大きさです。

頭部は小さめでほっそりとしており、平らな額にマズルが細い、すっきりとした顔型です。

ローズ耳と呼ばれる、先のほうがちょっと折れている大きめな立ち耳で、緊張するとピンと立つこともあります。 キラキラした大きな目はダークカラーで、ウィペットの人懐っこさや賢さが表れています。

意外と筋肉質なウィペットは、上品なカーブを描いたネックラインも細いながら筋肉質で、どんなに速く疾走しても獲物から目を離さないで追い続けることができます。

つるりと長いしっぽは先にいくほど細くなり、体に沿って自然に垂れています。

走るときのバランサーになっているそうで、ウィペットの走りを安定させてくれます。

ほっそりとしたまっすぐな長い足で歩く姿はモデルのようで、この細さからは想像できないほどの速さで走ることに驚かれるでしょう。

ウィペットは繁殖された国によって体型に多少の差があり、出身国のイギリスタイプと輸出されたアメリカで繁殖されたアメリカタイプの2種類あるそうです。

イギリスタイプはがっちりとした体格をしていて、丸い目をした可愛らしい印象です。

対してアメリカタイプは、イギリスタイプよりほっそりとしているもののやや大きめの体格で、首も長めですっきりとしていて、カッコ良さが際立つ印象です。

飼う時にどちらのタイプのウィペットなのか、ブリーダーさんに聞いてみてもいいですね。

ウィペットの被毛は、スムースコートと呼ばれるツヤのある短毛で、すべすべした感触です。

抜け毛も少なく、普段のお手入れも時々蒸しタオルで拭いて簡単にケアできます。

ウィペットにはいろんなカラーがあり、ブラック、ブルー、フォーン、レッド、ブリンドル、2色以上入ったブラック&フォーン、ホワイト&フォーン、ホワイト&ブリンドル、3色以上のブルーブリンドル&ホワイト などなど…。

本当に多種多様なカラーのウィペットがいるので、マイベストなカラーを見つけてみてくださいね!

ウィペットは生粋のスプリンター

The greyhound is running, the whippet is jumping

走るために様々な犬種と交配してきたウィペットは、まさに生粋のスプリンターといえるでしょう。

無駄のないバネのようにしなやかな筋肉と長い手足を十分に生かして走るウィペットの疾走シーンは、本当に見惚れるほどカッコ良いですよ!

もっと足の速い大型犬もいますが、中型犬のウィペットも引けを取らないスピードを出すことができます。

短距離が得意なウィペットの最高時速は56キロを超えるとも言われていて、車と同じほどのスピードをその小柄な体から出すことができます。

ウィペットの速さの秘密は、最速動物のチーターと同じ走り方をすることにあるのかもしれません。

背中の筋肉を使いながら、前足と後ろ足を揃えて走る「ダブル・サスペクション・ギャロップ」という走り方をするので、走り出しから一気に最高速度まで加速できるそうです。

またウィペットの俊敏さはトップクラスで、トップスピードのまま素早く方向転換をすることができます。

この時にウィペットの細長いしっぽがバランサーになり、安定して走り続けられるそうです。

走り出したらあっという間に遠くまで走り去ってしまうので、ウィペットには「呼び戻し」という訓練が欠かせません。

飼い主のコマンドに従って側に戻る練習を短距離から始め、徐々に距離を伸ばしていき、興奮状態でも従えるよう繰り返し教えていきましょう。

ウィペットの寿命

ウィペットの寿命は、12~15歳くらいだそうです。

中型犬としてはやや長めの寿命ですね。

健康的な食事や運動量を意識して、愛犬が健康で長生きできるようサポートしてあげましょう。

ウィペットの性格

ウィペットは飼い主に忠実で、サイトハウンド系の犬種の中で最も従順だといわれるほど良く指示に従います。

快活さと物静かさを持ち合わせ、人懐っこく愛情深い性格だともいわれます。

また飼い主さんの感情を敏感に察する繊細さもあり、何か伝えたいときも飼い主さんのことをジッと見つめ、気が付いてくれるのを待つ奥ゆかしさを持っています。

なんとも控えめで健気なタイプですね。

飼い主さんからの指示を待つ時もジッと見つめて、細かな指示を見逃さないウィペットはしつける時も強く叱りつけると落ち込みすぎてしまいます。

賢いウィペットが理解できるように、してはいけないことを言い聞かせるように教え込むほうが、繊細なウィペットにとって向いているしつけ方法といえるでしょう。

警戒心を持っているものの、基本的には社交的なタイプなので飼い主さん以外の人や犬とも仲良くすることが出来ます。

無駄吠えしないで静かに警戒するウィペットは、攻撃性も低いのでお子さんのいる家庭でも安心して飼うことができるでしょう。

穏やかで繊細なウィペットと上手に信頼関係を築いたなら、気が付いたらそっと寄り添っていてくれるような思いやり深いパートナーになってくれるでしょう。

ウィペットのかかりやすい病気

Cute whippet dog laid on a sofa with a blue blanket

ウィペットはグレイハウンドの近親交配で作られた犬種なので、先天的な疾患がやや多い傾向があります。

血統の中に遺伝病を持つ犬がいないか確かめておくと、いくらか発症リスクを下げられるでしょう。

しかし成長して初めて発症することも多いので、この犬種がかかりやすい病気を知っておくともしもの時も早めに気が付き、早期治療を始められるでしょう。

普段から愛犬の体調チェックをおこない、定期的に動物病院の健康診断を受けておくといいですね。

口蓋裂(こうがいれつ)

生まれた時に自然にふさがるはずの上あごが裂けたままになっている病気で、生まれてすぐの子犬がミルクを上手に飲めなかったり、うまく飲めずミルクが肺に入ってしまう恐れがあります。

子犬の鼻からミルクが出てきていたり、上手にミルクが飲めていないなどの症状を起こしていないか、子犬の様子を観察しましょう。

この病気自体に大きな危険があるわけではないのですが、自然にくっつくかとしばらく様子を見るなどしているうちに、子犬が栄養失調になったり、誤飲性肺炎を起こすなど、二次的な病気に繋がって命に関わることがあります。

子犬が手術や麻酔薬に耐えられる体力がついてから手術することが多いので、それまでの間はスポイトなどを使ってミルクを飲ませてあげるなど、子犬の安全に配慮しつつ経過観察することになるでしょう。

症状に気が付いたらすぐ獣医さんに診てもらい、世話の仕方などを教えてもらいましょう。

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症とは、全身の代謝をつかさどる甲状腺ホルモンが少なくなってしまう病気です。

基礎代謝が落ちて皮膚トラブルを起こしやすくなったり、体温調節がうまくできなくなって寒さに弱くなったり、元気もなくなってしまいます。

年齢のせいかと思われがちですが、普段より寝る時間が増えたり、動くのを億劫がったり、寒さに弱いウィペットが一層寒がるようになったら、もしかしたら甲状腺機能低下症を起こしているかもしれません。

血液検査などで診断してもらいますが、もし甲状腺機能低下症だった場合でも投薬でコントロールすれば、以前のように元気に動き回れるようになります。

この投薬量の見極めは難しく、多すぎる「甲状腺機能亢進症」という代謝が良くなりすぎてしまう病気になってしまい、少なすぎると症状が改善されません。

甲状腺ホルモンの薬はほぼ一生飲み続けることになりますが、愛犬の体調や数値によって薬の量を調整する必要があるので、定期的な通院が必要になるでしょう。

気長に付き合う必要がある病気ですが、上手にコントロールすれば長生きできる病気なので、愛犬と二人三脚で対処していきましょう!

耳介脱毛症

「パターン脱毛症」とも呼ばれる原因不明のこの病気は、ウィペットのオスが発症しやすいといわれる遺伝性の疾患です。

おそらくホルモンバランスが乱れて発症を誘発するのだろうと言われており、1歳前後に発病し、徐々に脱毛範囲が広がっていきます。

耳や顔周り、胸周辺やお腹、しっぽなどの被毛が左右対称に脱毛してしまい、その部分の皮膚が黒ずむこともあります。

この病気の特定自体が難しく、発症しやすい犬種であることや脱毛範囲で判断するしかない状況ですが、命に関わる病気ではないので経過観察となることもあります。

かゆみもないので犬自身はあまり影響を感じないかもしれませんが、皮膚の変色などのを治していきたい場合はホルモン剤やサプリメントでの治療を行うこともできるそうなので、一度獣医さんに相談してみるといいでしょう。

ウィペットのおすすめドッグフード2選!

Funny Portrait of Whippet Dog on Isolated Black Background

ウィペットは運動が大好きな活動的な犬なので、必要なカロリーや栄養を摂取できるドッグフードを選んであげたいですね。

また遺伝的な病気のリスクが高い犬種でもあるので、毎日の食事から免疫力を高められたらウィペットの健康作りをサポートできるでしょう。

そんなウィペットにピッタリな栄養バランスで、しかも安全な食材で作られているおすすめしたいドッグフードをご紹介していきます。

カナガンドッグフード

カナガン ドッグフードチキン

ドッグフードの中で、人気と売上の両方がNO.1と言っても良い商品ですね。

容量/価格 2kg/¥4,968(税込)
原産国 イギリス
メイン食材 チキン
対応年齢 全犬種、全年齢対応

カナガンは人間も食べられる鮮度の鶏肉をメインに新鮮な材料をふんだんに使い、さらに犬がアレルギーや消化不良を起こしやすい穀類を排除して作られた、犬の健康を考えた優しいドッグフードです。

また犬に有害な合成添加物が一切含まれていないので、健康的な食事を安心して与えることができます。

新鮮な鶏肉が材料のうち50%以上も使用されているので、ウィペットが良質な筋肉を作り、また維持できるように動物性たんぱく質を十分摂ることができるのも嬉しいですね。

この鶏肉にはビタミンやミネラルのほかに免疫力を高める働きをするセレンが豊富に含まれており、免疫力を高めるマリーゴールドやオリゴ糖も配合されているので、あらゆる食材からウィペットの健康維持に役立つ栄養素をしっかり吸収できるでしょう。

ウィペットのつややかな被毛のための適度な脂質として、質の良いサーモンオイルとオメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸が配合され、ウィペットの美しい被毛と健康な皮膚を守ってくれるでしょう。

グルコサミンやコンドロイチンも入っているので、走り回るウィペットの関節ケアとしても万全です。

ウィペットに必要な栄養が毎日の食事からバランスよく摂れるのは助かりますね!

モグワンドッグフード

モグワン

モグワンと言えば、人気のあるドッグフードとして必ず名前が挙がってくる商品ですね。

容量/価格 1.8kg / ¥3,960(税抜)
原産国 イギリス
メイン食材 チキン、サーモン
対応年齢 全犬種、全年齢対応

新鮮な鶏肉とサーモンをメインに使用し、脂肪分を摂り過ぎずに動物性たんぱく質が摂取できるように作られたモグワンドッグフードは、「無添加の手作りごはんのような安全性の高い食事を与えたい!」という飼い主さんからの高い評価を得ています。

特に最近活動量が減ってきていたり、肥満が気になってきたウィペットにピッタリなドッグフードですよ。

もの凄いスピードで駆け抜けることのできるウィペットの関節は酷使されがちなので、コンドロイチンやグルコサミンなどから関節ケアができるのは助かりますね。

老化防止や免疫力アップが期待できると最近話題のココナッツオイルが使用され、無理なくウィペットの健康状態を上向きにすることができます。

皮膚や被毛の健康を守るオメガ3脂肪酸も配合され、まさに「美味しく食べるだけで健康になれる」ドッグフードです。

愛犬がいつも健康でいられるようためには食事バランスは大切なので、栄養豊富なドッグフードをぜひ食べさせてあげましょう。

まとめ

Whippets group lying on the sofa

ウィペットの豊富な運動量を満たしてあげられるなら、無駄吠えも抜け毛もなく、室内でも飼育しやすいウィペットはだれにとっても飼いやすい犬種でしょう。

疾走する姿は迫力と躍動感を感じさせ、普段は静かに飼い主に寄り添うことを好む多種多様な魅力を持つウィペット。

人の気持ちを察するこの控えめで奥ゆかしいウィペットとは、しっとりと落ち着いた大人同士のようなパートナーシップを築けることでしょう。

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