イングリッシュコッカースパニエルってどんな犬?基礎知識とおすすめドッグフード3選!

イングリッシュコッカースパニエルってどんな犬?基礎知識とおすすめドッグフード3選!

長くてフサフサとした毛、そして垂れた耳がかわいらしいイングリッシュコッカースパニエル。 かつてはスプリングのようにしなやかに走る優秀な鳥猟犬として活躍していたイングリッシュスプリンガースパニエルと同じ犬種だとされていました。 今では別犬種として認められ、イングリッシュスプリンガースパニエルよりも一回り小さいですが、同じ鳥猟犬としてハンターたちから評価の高い犬種です。 今回はそんなイングリッシュコッカースパニエルについてまとめますね。

イングリッシュコッカースパニエルって?

Sitting English cocker spaniel. Autumn background.

イングリッシュコッカースパニエルはその名の通りイギリス原産のコッカースパニエルです。

「コッカー」はイギリスで「コック」と呼ばれているヤマシギという鳥の名前からとられていて、スパニエルは鳥猟犬という意味なのでどんな犬種であるかは想像できるのではないでしょうか?

そう、17世紀頃にイギリスのウェールズ地方でヤマシギ猟に使われていたのがこのイングリッシュコッカースパニエルなんです。

もともとは同じ鳥猟犬のイングリッシュスプリンガースパニエルと同じ犬種とされていた歴史もあります。

またディズニー映画の「わんわん物語」に出てくるヒロインの「レディー」に似てるなと思った方もいるのではないでしょうか?

レディーのモデルになったのはアメリカンコッカースパニエルで、イングリッシュコッカースパニエルはその祖先ということになります。

ではイングリッシュコッカースパニエルの歴史を紐解くことにしましょう。

イングリッシュコッカースパニエルの歴史

狩猟が盛んにおこなわれていたイギリスでは陸地での狩猟に使われていた犬種を「ランドスパニエル」と呼んでいましたが、それらの犬たちがイングリッシュコッカースパニエルの祖先だと考えられています。

スペイン系の狩猟犬がイギリスに上陸したのは14世紀頃だとされていて、ランドスパニエルのほかにも水辺を狩猟場として活躍したウォータースパニエルや、サイズの小さいトイスパニエルなどが優秀な狩猟犬として人気を集めていました

イングリッシュコッカースパニエルが主に担当していたのは、草むらに潜んでいる山鳥をフラッシング(飛び立たせること)したり、撃ち落された鳥を回収するというものでした。

当時は同じランドスパニエルの代表として知られているイングリッシュスプリンガースパニエルと同じ犬種として扱われていて、違いといえば体高だけで後はほとんど同一のものでした。

しかしサイズが違うと狩猟における役割や獲物の種類が異なるということで、両犬種を区別することにしました。

そして1882年にイングリッシュコッカースパニエルとイングリッシュスプリンガースパニエルは違う犬種としてイギリスケネルクラブに登録されるようになりました。

その後イングリッシュコッカースパニエルはアメリカに渡り、そのクルクルとウェーブした長毛と小型でかわいらしい外見が好まれるようになり、鳥猟犬というよりは愛玩犬として改良されるようになりました。

獲物の回収に役立っていた口先は小さくなるように改良され、サイズもやや小さくなり被毛の色もバラエティに富むようになりました。

狩猟犬としての魅力がそぎ落とされる形となり、イギリスの愛好家たちにとっては受け入れがたい改良となりました。

それでアメリカに渡ったイングリッシュコッカースパニエルはアメリカンコッカースパニエルとして別犬種として認められるようになりました。

イギリスにおいてはイングリッシュコッカースパニエルこそが本筋であるということで、「ザ・コッカースパニエル」と呼ばれています。

つまりコッカースパニエルといえばイングリッシュコッカースパニエルのことを指すというわけです。

その逆にアメリカではアメリカンコッカースパニエルが本筋だということでイングリッシュコッカースパニエルの登録はなかなかされませんでした。

イングリッシュコッカースパニエルはあくまでアメリカンコッカースパニエルの原種であるという扱いで、アメリカ国内での普及は遅れてしまいましたが、そのせいで両犬種の交配が頻繁に行われるようになり両犬種にとってよくない状況が続いていました。

そしてついに両犬種を区別する必要があるという訴えかけがなされ、1946年にアメリカンケネルクラブ(AKC)はイングリッシュコッカースパニエルを独立種として認めることにしました。

イギリスでは狩猟犬として人気のあるイングリッシュコッカースパニエルですが、小型で手ごろなサイズであることや温厚な性格をしていることから家庭犬としても人気があります。

日本では2018年の時点で400頭~450頭ほどのイングリッシュコッカースパニエルが飼育されていて、飼育頭数ランキングでも30位くらいの犬種になっています。

イングリッシュコッカースパニエルの特徴

Portrait of English Cocker spaniel dog in outdoors.

ディズニー映画に出てきたヒロイン「レディー」の祖先ということでかわいらしいルックスが特徴的ですが、アメリカンコッカースパニエルとはどこがどう違うのでしょうか?

イングリッシュコッカースパニエルの外見の特徴やアメリカンコッカースパニエルとの違い、そして寿命や性格などについてまとめますね。

長毛で垂れ耳の中型犬

イングリッシュコッカースパニエルの最大の魅力はそのかわいらしいルックスだといえるでしょう。

程よいカールが施されている長毛は見た目が美しいだけでなく、1本1本が細くてしなやかで触り心地も抜群です。

耳は垂れ耳で長く、美しい飾り毛をしているのでとても優雅な見た目ですが、そんな見た目からは想像できないほどがっしりとした骨格をしているのも特徴です。

アメリカンコッカースパニエルとの違いは?

White and red American Cocker Spaniel dog staying on a green grass with yellow dandelions

口先が丸くて小さい同士のイングリッシュコッカースパニエルを交配させて誕生したのがアメリカンコッカースパニエルです。

それで、簡単な見分け方としては口先が長いのがイングリッシュコッカースパニエルで、口先が丸いのがアメリカンコッカースパニエルということができます。

サイズもアメリカンコッカースパニエルのほうが若干小さくなっていてい、平均的なイングリッシュコッカースパニエルの体高が40㎝なのに対してアメリカンコッカースパニエルの体高は38㎝程とされています。

そして平均的な体重もイングリッシュコッカースパニエルが12.5㎏~14.5㎏なのに対してアメリカンコッカースパニエルのほうは11㎏~13㎏程だとされています。

イギリスでは鳥猟犬としての伝統的な姿が保たれるようにしてきましたが、アメリカでは愛玩犬としての外見の魅力が引き立つように改良されてきたためこのような違いが生まれました。

しかしもともとは同じ犬種だったこともあり、体型や性格は非常に似ています。

イングリッシュコッカースパニエルの寿命

アメリカンケネルクラブ(AKC)の情報によるとイングリッシュコッカースパニエルの平均寿命は12~14歳となっています。

このタイプの犬種では平均的な寿命だといえますが、日本では19歳まで生きたイングリッシュコッカースパニエルがいるといわれています。

飼育環境などによって長生きできる犬もいるわけですから、愛犬が少しでも長生きできるように飼い主としては大切に育ててあげたいですね。

最近では医療の発達などによって難しい病気の治療ができるようにもなっているので、かかりやすい病気の対策や対処などを的確にしてあげることが寿命を延ばすことの秘訣となってくるでしょう。

また普段から与えているドッグフードの質なども寿命に大きく影響してきます。

かかりやすい病気やドッグフードについては後程さらに説明しますので、ぜひ参考にしながら愛犬との生活を充実したものにしてくださいね。

イングリッシュコッカースパニエルの性格

Spaniel playing with a ball

イングリッシュコッカースパニエルは好奇心旺盛で活発な性格をしています。

狩猟犬としてピッタリの正確ですが、遊び好きで体力があるので散歩や運動をたくさんさせてあげる必要があるでしょう。

またやや繊細なところがありますが、飼い主や家族には忠実で献身的なところがあります。

家族と一緒に過ごすことを好むので、屋外飼育や長い時間の留守番などはあまり得意としていません。

柔軟性があるので子供たちとも仲良くできますし、ほかのペットとも問題なく生活することができます。

愛想がよくて友好的な性格は、「メリー(陽気な)コッカー」と呼ばれているアメリカンコッカースパニエルの祖先らしいともいうことができるでしょう。

基本的に温厚で必要な時以外は吠えないので、家庭犬としても人気のある犬種です。

イングリッシュコッカースパニエルのかかりやすい病気

Cocker Spaniel puppy wearing hat doctor with stethoscope on his neck. isolated on white background

イングリッシュコッカースパニエルは長い垂れ耳が特徴になっていますが、耳の中の汚れが溜まりやすくて通気性があまりよくないため、外耳炎にかかってしまわないように注意する必要があります。

定期的に耳の掃除をしてあげること、特に子犬の時から耳を触られることに慣れさせておくことが大切だといえるでしょう。

またダブルコートでフサフサとした被毛が特徴で寒さには強いですが、暑さにはそれほど強くないので熱中症や皮膚病などにも気を付けてあげる必要があります。

外見を見ればこれらの病気にかかりやすい恐れがあるなということくらいはわかるかもしれませんが、イングリッシュコッカースパニエルがかかりやすいとされる病気がほかにもあるので簡単にですが説明しますね。

突発性激怒症候群

突発性激怒症候群はレイジシンドロームとも呼ばれていて、正式名は「スプリンガー・レイジ・シンドローム」といいます。

イングリッシュスプリンガースパニエルが発病したことから知られるようになったためにつけられた病名ですが、もともとは同じ犬種として扱われていたイングリッシュコッカースパニエルも発病しやすい犬種だとされています。

これは突然激怒してほかの犬や人間に激しく攻撃的になったり噛みついたりするようになる病気です。

どんな犬でも状況によっては攻撃的なそぶりを見せたり噛みついたりすることはありますが、この疾患の場合は何の前触れもなく攻撃的になったり噛みついたりする厄介なものです。

急に攻撃的になったり、周りのものを壊したりほかの動物や人に危害を加えるようなことがあったらすぐに動物病院に連れて行くようにしましょう。

この疾患による問題行動はしつけで治るものではなく、先天性つまり生まれながらに持っている疾患なので動物病院での治療を必要としています。

てんかん

てんかんも比較的起こりやすいイングリッシュコッカースパニエルの病気で、痙攣などの発作が繰り返し起こることをいいます。

激怒や興奮といった症状も関係していることから、上に挙げた突発性激怒症候群との関係も疑われているようです。

てんかんは脳の一部、または全体が一斉に興奮状態になることで、体の一部または全体に発作が見られるようになります。

顔面の痙攣やよだれを垂らしたり、瞳孔が開いたり、突然両足が激しく揺れたり、足や手を震わせるなどの症状が突然現れます。

犬には意識がなく、失禁や脱糞、そして泡を吹くといった様子が見られたりしてこれらの症状が3分位続いてから元の状態に戻ります。

突然起こるのでびっくりしてしまいますが、大切なのは飼い主が慌ててパニックにならないことです。

てんかんが起こったからすぐに死んでしまうということはほとんどなく、通常は発作が収まると元に戻ります。

てんかんが起こるきっかけがあるとされているので、できるだけどんな状況で発作が起こったのかなどをメモしておくことがいいでしょう。

そして動物病院に行ってそれらの情報をできるだけ詳しく説明できるようにしておくと治療の役に立つ可能性があります。

通常の発作の場合は3分ほどで収まるので、落ち着いてから動物病院に連れて行くようにしましょう。

しかし発作の時間が長かったり発作の間隔が短い場合は緊急に動物病院に連れていく必要があるでしょう。

眼疾患

イングリッシュコッカースパニエルは白内障、緑内障、チェリーアイなどの眼疾患にもかかりやすいとされています。

白内障はシニア犬にかかりやすい眼疾患として知られていますが、5歳くらいから発病する若年性白内障もあるので注意が必要です。

やがて失明してしまう可能性がありますが、点眼薬で進行を遅らせたり、人口レンズを入れるなどの手術をするなど対処法があるので早めに動物病院に連れて行くようにしましょう。

チェリーアイは「第三眼瞼腺突出」が正式病名ですが、目頭の部分の白い膜にある第三眼瞼腺が飛び出てしまい、米粒または豆粒ほどの大きさになる病気のことです。

突然発症するので予防ができない厄介な病気ですが、手術で飛び出てしまった第三眼瞼腺を元に戻すことができるので、チェリーアイに詳しい動物病院を探しておくといいでしょう。

イングリッシュコッカースパニエルのおすすめドッグフード3選!

Brown spaniel dog.

日頃の食事は愛犬の健康に影響してきますし、美しい被毛を保つためにの栄養たっぷりのドッグフードを与えたいですよね。

イングリッシュコッカースパニエルにおすすめのドッグフードを3つ厳選して紹介しますので、ドッグフード選びの参考にしてくださいね。

カナガンドッグフード

カナガン ドッグフードチキン

ドッグフードの中で、人気と売上の両方がNO.1と言っても良い商品ですね。

容量/価格 2kg/¥4,968(税込)
原産国 イギリス
メイン食材 チキン
対応年齢 全犬種、全年齢対応

カナガンは動物愛護に関しては先進国のイギリスで作られたヒューマングレードのプレミアムドッグフードです。

エリザベス女王からも表彰されたとして日本でも注目されている良質のドッグフードで、アレルギーの原因となる穀類を一切使用していないグレインフリー、そして人口添加物も一切使用していない愛犬の健康を第一に考えたドッグフードです。

新鮮なチキンを主原料に使っていて、さらに肉の配分率が高いので、鳥猟犬として活躍しているイングリッシュコッカースパニエルの食いつきもいいと考えることができるでしょう。

他にも消化が良くて腹持ちもいいサツマイモを使用しているので、活発で運動が大好きなイングリッシュコッカースパニエルにとってはありがたいですね。

グルコサミンやコンドロイチンも配合されているので活発に動く愛犬の足腰をしっかりとケアすることもできますよ。

口コミでは「腹持ちがよくておやつ要らず」だとか、「毛並みがよくなった」などという感想もありました。

モグワンドッグフード

モグワン

モグワンと言えば、人気のあるドッグフードとして必ず名前が挙がってくる商品ですね。

容量/価格 1.8kg / ¥3,960(税抜)
原産国 イギリス
メイン食材 チキン、サーモン
対応年齢 全犬種、全年齢対応

モグワンはカナガンと同じイギリスの工場で作られているプレミアムドッグフードです。

素材を徹底的に厳選して、無添加でありながら愛犬がおいしく食べれるドッグフードを目指して作られました。

食いつきがいいだけでなく、人間も口にできるヒューマングレードの素材だけを使用しているので安心して毎日与えることができるドッグフードです。

原材料には鳥猟犬であるイングリッシュコッカースパニエルが大好きなチキンと、オメガ3脂肪酸が含まれているサーモン、サーモンオイルが使用されています。

オメガ3脂肪酸で被毛ケア、目のケアなどもすることができ、イングリッシュコッカースパニエルにとっては理想的な栄養配分だということができます。

関節ケアにいいとされているグルコサミンとコンドロイチンも配合されているので、よく動き回る愛犬の関節のトラブルを予防することもできます。

オリジンドッグフード

オリジンドッグフード

自然な形でのタンパク質と脂質を摂取でき、ワンちゃんの健康を促進するのに非常に効果的です。

オリジンドッグフードは新鮮なチキンや魚をベースにした良質なプレミアムドッグフードです。

アメリカ産のドッグフードですが、地元の新鮮な素材にこだわって、入荷した素材をその日のうちに調理して作っているのが特徴です。

肉や魚の含有量は85%、そしてそのうちの2/3が新鮮または生のもの、そして1/3は乾燥肉を使用しています。

原材料となっているのは新鮮な鶏肉、七面鳥、巣に産み落とされた卵、そして天然魚です。

サーモンオイルが配合されているのでオメガ3脂肪酸もしっかりと吸収することができ、イングリッシュコッカースパニエルの美しい被毛をケアし、かかりやすい眼疾患の予防にも効果を期待することができます。

食の安全にこだわっているドッグフードですが、愛犬が必要としているタンパク質も38%と十分な量が入っているのでおすすめですよ。

またもともとはハンターとして自然界の中でいろいろな獲物を食することによって健康を維持してきたわけですから、新鮮で種類の多い肉を贅沢に使ったオリジンドッグフードは自然の食事を再現したようなものだといえるでしょう。

まとめ

Silhouette of black english cocker spaniel dog. Dog sits and looks at golden sunset (sunrise) near the ocean. Dog sits on the beach near the sea. Backlight. Side face pose.

イングリッシュコッカースパニエルの基礎知識、そしておすすめドッグフードを3つ紹介することができましたがいかがでしたか?

日本では「インギー」という愛称でも親しまれていて、国内でも十分手に入れることのできる犬種です。

活発で運動量の多い犬種ではありますが、穏やかで愛情深いところもあるので家庭犬としても人気のある犬種ですよ。

特徴的な被毛のお手入れに少し手間がかかるかもしれませんが、きれいに保たれた長毛のカールした被毛は自慢の愛犬をいっそう引き立てるものとなるでしょう。

この記事をきっかけにイングリッシュコッカースパニエルに興味を持っていただけたら嬉しいです。

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