アイリッシュウォータースパニエルってどんな犬?基礎知識とおすすめドッグフード3選!

アイリッシュウォータースパニエルってどんな犬?基礎知識とおすすめドッグフード3選!

見た目がスタンダードプードルにも似ているアイリッシュウォータースパニエルはクルクルした巻き毛が特徴の大きなスパニエル種です。 スパニエル種は断尾が基本ですがアイリッシュウォータースパニエルはスパニエル種の中で唯一断尾されない珍しい犬種でもあります。 その残された尻尾にもちょっとした特徴があるんですよ。 今回はアイリッシュウォータースパニエルの特徴や性格などを紹介し、日本ではほとんど見ることのできないこの犬種の魅力をお伝えしますね。 またかかりやすい病気やおすすめのドッグフードも紹介しますので、いつか飼うチャンスが訪れたらぜひ参考にしてくださいね!

アイリッシュウォータースパニエルって?

Typical Irish Water Spaniel in the spring garden

アイリッシュウォータースパニエルは日本で見ることがない犬種ですし、アメリカンケネルクラブ(AKC)のBreed Popularityのランクでは193犬種中150位となっていて希少な犬種であることがわかります。

それでもスポーティングドッグとしてかつてはアイルランドで第3位の人気を誇ったこともある歴史のある犬種なんですよ。

というのもアイリッシュウォータースパニエルは狩猟に関してすばらしい能力を発揮する犬種で、耐水性の高いクルクルした巻き毛は冷たい水の中でも作業をするにに適しているんです。

それゆえに鳥猟犬として主に水鳥漁に用いられてきましたが、深い茂みにも入り込んで獲物を素早く見つけて回収することもできるので狩猟に関してはオールマイティーな能力を発揮することができます。

かつては人気の高かった鳥猟犬、またはスポーティングドッグでしたが残念ながら近年では登録数も少ない稀少犬となってしまったアイリッシュウォータースパニエル、その歴史についてひも解いてみましょう。

アイリッシュウォータースパニエルの歴史

スパニエル種の中では大きなアイリッシュウォータースパニエルですが、その起源については正確なことがわかっていないものの、非常に古い犬種だということはわかっています。

1934年から1936年にかけてハーバードの考古学調査団がアイルランドで行った発掘調査の際に、アイリッシュウォータースパニエルだとされる頭蓋骨が発見されたことによって、この犬種はおそらく7世紀または8世紀ごろには生息していたということがわかりました。

また古代ローマの遺跡にアイリッシュウォータースパニエルに似ている犬の彫像が発見されてもいます。

そして中央ヨーロッパでも古い湖から同じタイプの頭蓋骨が発見されており、水中に落ちた矢を回収する訓練がされていたと考えられています。

スタンダードプードルやカーリーコーテッド・レトリバーにも似ているので何かしらの関係性があるのではないかと考える人もいますが、混血があると断定できる証拠はまだ見つかっておらず、あくまでも推定の範囲内だとされています。

アイリッシュウォータースパニエルの祖先ですが、泳ぎが得意なポルトガルの猟犬がスペインを経由してアイルランドに上陸したとか、ペルシャ原産の犬から進化したものがスペインを経由してアイルランドに上陸したなどと考えられています。

1600年の古い文献に「水鳥を追うウォータードッグ」という記述があり、アイルランドでは鳥を撃つための銃が使われる前から鳥猟犬として活躍していたことがわかっています。

アイルランドにはかつて3種類のウォータースパニエルがいたと考えられていますが、その中で唯一生き残っているのはアイリッシュウォータースパニエルだけです。

アイリッシュウォータースパニエルは1100年代後半に「シャノンスパニエル」、「ラットテイルスパニエル」または「ウィップテイルスパニエル」として知られていたようです。

さて、現在みられるアイリッシュウォータースパニエルの基礎が築かれたのは1800年に入ってからのことで、「サウスカントリーウォータースパニエル」と「ノースカントリーウォータースパニエル」が掛け合わされました。

サウスカントリーウォータースパニエルの特徴は単色のレバー・長い耳・多めの被毛・短い巻き毛などを挙げることができ、ノースカントリーウォータースパニエルの特徴は短い耳・少ない被毛・巻き毛・レバー色に白のマークを挙げることができます。

アイリッシュウォータースパニエルはポインターやセッターとしての仕事はもちろんですが、泳ぐのが得意なので水中での作業に秀でていることからリトリバー(回収犬)としての能力がずば抜けています。

1830年代にアイルランドの首都ダブリン出身のJustin McCarthy(ジャスティン・マッカーシ)がアイリッシュウォータースパニエルの洗練に一役買い、中でも有名な1834年生まれのBoatswain(ボーツワイン)という犬がたくさんの子孫を残しました。

1859年にドッグショーで特設クラスが設けられるとアイリッシュウォータースパニエルは注目を集めるようになり、1875年にはアイルランド国内で3番目に人気のあるスポーティングドッグになるほどの急成長をしました。

1870年代にアメリカに渡ると、1884年にアメリカンケネルクラブ(AKC)に公認され、さらに1890年にはアイリッシュウォータースパニエルクラブが設立され、一般的にも飼われるようになりました。

現在では登録数が非常に少ない稀少犬となっているため、日本でも見かけることがほとんどないといっていいでしょう。

アイリッシュウォータースパニエルの特徴

Typical Irish Water Spaniel in the spring garden

現在では稀少犬とされていますが、かつてはスポーティングドッグとしてアイルランドで第3位の人気を誇っていたアイリッシュウォータースパニエル。

ドッグショーなどでも注目を浴びたこの犬種にはたくさんの魅力的な特徴があるんですよ。

魅力的な外見や平均寿命、性格などについてまとめますね。

ラットテール

アイリッシュウォータースパニエルは「ネズミの尻尾」を意味する「ラットテール」と呼ばれる珍しい形の尻尾を持っています。

尻尾の付け根は直線状で太く、ち密な巻き毛で覆われていますが、先っぽに向かうにつれて細くなっていき、巻き毛もだんだんと無くなって無毛状態になります。

クルクル巻き毛でモコモコした体つきに似合わないまるでネズミのようなユニークな尻尾が非常に特徴的で、このラットテールは他の犬種には見ることができません。

実はこの尻尾、水中では舵のような役目を果たすため、泳ぎ上手なアイリッシュウォータースパニエルにとっては非常に役に立つ体の一部なんですよ。

油脂分に富んでいて耐水性が高い巻き毛とラットテールの尻尾のおかげで冷たい水の中でもすいすいと泳いで獲物を回収することができるわけです。

なるほど、断尾が一般的とされているスパニエル種ですが、アイリッシュウォータースパニエルだけは断尾されないわけですね!

姿勢が良く力強い体格

アイリッシュウォータースパニエルは少し大きめの中型犬、または少し小さめの大型犬といった感じで、スパニエル種の中では大きな犬種になります。

その立ち姿は姿勢がよく、堂々とした雰囲気を漂わせています。

中型犬として登録されているアイリッシュウォータースパニエルは、オスの平均的な体高が55cm~61㎝、体重が25㎏~29㎏、そしてメスの平均的な体高が53㎝~58㎝、体重が20㎏~26㎏くらいだとされています。

高めの体高とやや短めの体長がその姿勢の良さを際立たせていて、大きめの体つきにモコモコとした厚い巻き毛が力強い体格をさらに引き立たせています。

アイリッシュウォータースパニエルの寿命

アイリッシュウォータースパニエルの平均寿命はアメリカンケネルクラブ(AKC)の情報によると12~13歳だとされています。

中型犬の寿命としては平均的だということができるでしょう。

日本で飼育されているという情報は極めて少ないため、モコモコとした巻き毛のアイリッシュウォータースパニエルが日本の気候に適応できるかどうかはよく考える必要があるかもしれませんね。

特に日本の暑い夏の時期には熱中症にかかってしまう可能性もあるので、気候への対応なども含めた飼育環境が寿命に大きな影響を与えるといえるでしょう。

また健康管理、特に与えるドッグフードなど食生活も直接寿命に影響を与えるので気を付けたいところです。

中型犬ですが少し大きめでもあるので、狭い部屋で飼育するとストレスが溜まって健康に悪影響を与える可能性もあるので、飼育スペースをしっかり確保することや散歩などの運動をきちんと行うなどしてできるだけ長生きしてほしいですね。

アイリッシュウォータースパニエルの性格

Water Spaniel in an open field.

鳥猟犬として狩猟の際に能力を発揮する犬種なので、非常に忍耐強く落ち着いている性格をしています。

また用心深さと大胆さを兼ねそろえていて、探求心も旺盛なために猟犬として優れているとともに、飼い主にとってはコントロールしやすい安定した気質も持っているのが特徴です。

堂々として力強い立ち姿からも想像できるように誇り高い性格でもありますが、理解力に優れているので飼い主やその家族にはとても忠実で、遊び好きなユニークな一面も見せることがあります。

愛情深さもありますが、飼い主以外の人たちやほかの犬たちには警戒心を強く持つことがあり、他人に対してはよそよそしい態度を示します。

警戒心が強い犬種ではありますが無駄吠えは少ないとされています。

子供との相性はいいほうなので、よくしつけられたアイリッシュウォータースパニエルは優れた家庭犬になるでしょう。

またスポーティングドッグなのでスタミナが豊富でエネルギッシュでもあるので定期的な運動を必要とする犬種でもあります。

狩猟の現場ではよく働く勇敢な犬種ですが、家庭では遊び好きで愛情深いともされていて、このギャップがたまらないですね。

アイリッシュウォータースパニエルのかかりやすい病気

Little dog with ice pack and blanket lying on the floor

中型犬としては寿命も平均的ですし狩猟を得意とする健康的な犬種ですが、かかりやすい病気もあるので注意することによって健康管理をしっかりとしたいですね。

かかりやすい病気としては「股関節形成不全」、「眼瞼内反症」、「甲状腺機能低下症」を挙げることができます。

遺伝などが関係している場合もありますが、病気によっては予防することや上手に付き合って生活を続けることができるものもあるので、ぜひこれらの病気についての知識を持つようにしましょう。

それでは一つずつ説明しますね。

股関節形成不全

股関節形成不全は太ももの骨と骨盤を結合している股関節の形が異常な状態のことを言います。

先天的な病気とされていて、症状としてはウサギのように両足で飛び跳ねるBunny hop(バニーホップ)やスキップのようなしぐさ、また歩いているときに左右に腰が揺れる、後ろ足が上手にたためない、運動を嫌がる、股関節の脱臼などを挙げることができます。

股関節形成不全の約70%は遺伝に関係していると言われており、血統書の発行の際に股関節形成不全(HD)と肘関節異形成症(ED)を項目として専門機関のチェックなどにより発症確率を下げようとしているようです。

また発育期の育成環境も関係していて、生後60日の骨が急速に成長する時期に股関節に力が加わることが骨盤の形成に影響するということがわかっています。

生後60日は過度の運動や肥満などに気を付けて異形成が起こらないように気を付けましょう。

特に大型・超大型犬に多いとされる股関節形成不全ですが、アイリッシュウォータースパニエルも大きめの中型なので、生後60日の間に股関節に過度のストレスがかからないようにすることが飼い主にできる予防策だといえます。

前述のとおり、遺伝に関係しているとされているのでアイリッシュウォータースパニエルを購入の際は血統書をよく確認するなどして対策をとるようにしましょう。

眼瞼内反症

眼瞼内反症はまぶたが内側に曲がりこんでしまう状態のことを言います。

犬のまぶたは内側と外側の靭帯によって形が保たれていますが、何かしらの原因で靭帯が引っ張られたりゆるんだりすると下のまぶたが内側に反り返ったり外側に反り返ってしまいます。

まぶたが内側に反り返ってしまうと眼球にぶつかってしまうので結膜炎、角膜炎などの症状を起こしたり、涙や目やにが増えるなどの症状が現れます。

前足で目をこすろうとしていたり、まぶたがけいれんしていたりしたら目瞼内反症が疑われるのですぐに動物病院に連れて行ってあげましょう。

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症は、のどにある甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンの機能低下によって起こる病気です。

発症すると被毛の新陳代謝が滞ってしまうので、特に摩擦が生じやすい腹部やわき腹、胸元や首輪の下などの被毛がごそっと抜けてしまうことがあります。

また体内の水分代謝の低下によってムコ多糖類が顔に蓄積するため、顔の皮膚がぶよぶよになってしまい「悲劇的顔貌」と呼ばれる症状が現れたりもします。

甲状腺機能低下症は約95%が後天性とされ、4~10歳くらいにかかりやすいとされています。

治療によって症状を抑えることができますが、放っておくと粘液水腫性昏睡という重症につながり命にかかわるのでできるだけ早く発見したい病状だと言えるでしょう。

アイリッシュウォータースパニエルのおすすめドッグフード3選!

Dogfood, eggs, meat, carrot and courgette on table background to

食生活と健康は密接に関わりますのでできるだけ健康的なドッグフードを与えたいですね。

アイリッシュウォータースパニエルは中型犬ではありますがその中でも大きめなので関節に負担がかかりやすい犬種でもあります。

飼育環境や適度な運動、そして肥満予防などは関節の負担を抑えるのに有効ですが、食事に注意することによっても間接ケアをすることができます。

それで関節ケアもできる成分が含まれていて高品質なものを選んであげるといいでしょう。

それでは犬の健康をよく考えた安心して与えることができるアイリッシュウォータースパニエルにおすすめのドッグフードを3つ紹介しますね。

カナガン

カナガン ドッグフードチキン

ドッグフードの中で、人気と売上の両方がNO.1と言っても良い商品ですね。

容量/価格 2kg/¥4,968(税込)
原産国 イギリス
メイン食材 チキン
対応年齢 全犬種、全年齢対応

「カナガン」はアイルランドの隣にあるイギリス原産で、原材料の50%以上は新鮮なチキンを使用している高タンパクで低糖質・低炭水化物の高品質ドッグフードです。

人間が食べることのできる原材料を使用しているヒューマングレードで、さらにグレインフリーなのでアレルギーの心配もありません。

そして肝心の間接ケアですが、股関節形成不全などの関節にかかわる病気を予防するのに効果があるとされているグルコサミンやコンドロイチンが豊富に含まれています。

また痛みを和らげる効果があるメチルスルフォニルメタン(MSM)やオメガ3脂肪酸も含まれています。

オメガ3脂肪酸は被毛の健康にも効果があるとされていますから、モコモコとした巻き毛のアイリッシュウォータースパニエルにもピッタリですね。

肥満防止をしながら間接ケアもできる高品質なドッグフードとしてカナガンはおすすめです。

ピッコロライト/シニア

ピッコロ

毎日のごはんでカロリーや脂質を気にしないといけなくなった「シニア犬用」に作られたドッグフードです。

容量/価格 1.5kg / ¥3,960(税抜)
原産国 イギリス
メイン食材 チキン
対応年齢 全犬種、7歳~(シニア犬用)

「ピッコロライト/シニア」もヒューマングレードで安心して愛犬に与えることのできる高品質なドッグフードです。

特にシニア犬の健康管理ができるように低脂肪で栄養バランスがよく、さらにおいしさも追求した贅沢なイギリス産のドッグフードです。

原材料の70%が新鮮なチキンとサーモンで、関節ケアに有効なグルコサミン、コンドロイチン、メチルスルフォニルメタン、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。

胃腸に負担がかからない原材料で、栄養満点の動物性たんぱく質が丈夫な足腰を作ります。

シニア用となっていますが、栄養バランスがとてもいいドッグフードなので子犬や成犬に与えても全く問題はありません。

価格が少し高めになりますが、厳選された原材料や間接ケアに有効な成分が豊富に含まれていることを考えるとおすすめのドッグフードになります。

ホリスティックレセピー ヘルシージョイント 緑イ貝入り

ドッグフード『ホリスティックレセピー』

「ホリスティックレセピーヘルシージョイント緑イ貝入り」は原産国はアメリカですが日本だけで発売されている「緑イ貝」配合のドッグフードです。

緑イ貝はニュージーランドに生息するムール貝の一種で、関節の健康補助製品として用いられていることで知られている原材料です。

ニュージーランドのマオリ族はこの緑イ貝を食べる習慣があり、彼らには関節炎やリウマチの人がほとんどいないというデータがあります。

このデータに注目して研究を進めた結果、この緑イ貝が間接ケアに有効だということがわかりました。

低脂肪でオメガ3脂肪酸も配合されているので肥満防止や被毛の健康にも効果を期待することができます。

またチキン以外にもラムベースのドッグフードもあるので愛犬の好みによって選ぶことができます。

犬用フード(ソリューション シリーズ)

株式会社パーパスの犬用フード(ソリューション シリーズ)です

http://hr-purpose.com/publics/index/26/

まとめ

Typical  Irish Water Spaniel  in the spring garden

アイルランド産のアイリッシュウォータースパニエルについてまとめましたがいかがでしたか?

歴史の古い鳥猟犬で、狩猟の能力はピカ一、しかも狩猟犬としてバランスの取れた扱いやすい性格をしているのが非常に魅力的な犬種だということがわかりました。

それにネズミのような「ラットテール」を持つ独特の犬種でもあります。

かつてはドッグショーなどで注目を浴び、狩猟などでも活躍した人気犬種でしたが、残念ながら今では稀少犬の一つに挙げられています。

今後人気回復などで日本でも見る機会が訪れるといいですね。

稀少犬のため日本で飼いたいという場合は輸入という方法になりますが、アイリッシュウォータースパニエルについての知識を取り入れて飼育環境をしっかり整えることができそうであれば、ぜひ検討してみてください。

警戒心がちょっと強いですが家族には愛情深い頼りになる最高のパートナーになるでしょう。

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