【犬の尿路結石】pHコントロールでおすすめのドッグフードを選ぼう!

尿路結石が人間にとって痛いのと同じように、ワンちゃんにも激痛と苦痛をもたらします。今回はわんちゃんが尿路結石になってしまった場合、もしくは予防したい場合に食事面で気をつけるべき点をまとめました!

ワンちゃんに尿路結石!?

pHコントロールする食事って?

愛するワンちゃんの病変は辛いものです。犬も人間と同じように、生活環境や食習慣、ストレスなどが原因で、病気になることがあるものです。

尿路結石が人間にとって痛いのと同じように、ワンちゃんにも激痛と苦痛をもたらします。もし愛犬が尿路結石を抱えた場合、どうすればいいのでしょうか?

実はいくつか対処法があり、治療も可能です。尿路結石の治療に役立つフードもあります。正しい知識を学んで、もしもの時の愛犬の異変に対応できるようにしておきましょう。

まずは、尿路結石の症状について例を見てみましょう。

以下にあげる尿路結石に関する情報はあくまで目安となりますので、おかしいなと思った時の判断基準にしてください。わんちゃんに異変を感じたら出来る限り早く獣医師の診断を受けましょう!

犬の尿石症の症状とは?

当然、痛みがあります。排尿時の違和感によりいつもと違う行動を取ったり、泣いたりします。以下のような異変が見られたら、動物病院で診察を受けることが必要です。

・頻尿になる

結石により排尿がスムーズにいかず、残尿感を感じるようです。普段はマーキングしないのに何度もおしっこをする、明らかに回数が多い様子が見られると、異常があるかもしれません。

・血尿になる

尿路結石の特徴の一つです。尿路が傷ついているので、初めは少し濁っている程度の血尿で、そのうち黒に近いようなおしっこが出ます。

・おしっこの際に痛がる

痛みに比較的強いワンちゃんが痛がる訳ですから、排尿の際の痛みは相当なものでしょう。人でも結石の痛みは3大激痛と言われるほどです。排尿の度に泣いたりうめき声をあげているようならすぐに病院に行きましょう。

・おしっこの際に背中を丸めたり、うずくまったり動けなくなったりする

痛みのせいです。相当我慢しておしっこをしているはずです。

・食欲がなくなる

普通の食欲も減退してしまうケースもよく見られます。違和感や痛みで疲れてしまうワンちゃんもいます。

血液検査を受けても、異常が見られないことがあります。直近に検査して問題ない場合でも、普段の行動に異変が見られるようならただちに病院に行きましょう。多少の痛みならワンちゃんが我慢してしまい、重大な症状になるまで悪化を招く可能性があります。

尿石症の種類とは

犬の尿石症の種類犬の尿石症も人と同じで、尿路(腎臓、尿管、膀胱、尿道)のどこかに結石ができることによって発生します。尿石症には幾つか種類があり、それぞれ原因や治療法が異なるのが特徴です。

・ストラバイト結石

若いワンちゃんによく見られます。尿がアルカリ性になっている環境で形成されやすい、または尿道から大腸菌が漏れて感染すると言われており、犬の尿路結石のほとんどはこのタイプです。

・シュウ酸カルシウム結石

最近増えてきたタイプの尿石症です。比較的高齢のワンちゃんに見られる症状で、酸性尿になっている場合に形成されやすいと言われています。高齢化による肝機能の低下が原因で、シュウ酸やカルシウムが処理しきれず、蓄積されることによります。

上記のストラバイト結石の場合、尿がアルカリの状態で発生するため、尿を酸性に傾けると結石が溶けていきます。しかし、検査をせず治療食などを長期間食べていると、尿が酸性に傾きすぎてシュウ酸カルシウム結石が発生してしまう場合があります。再発率が高い症状の一つです。

・尿酸結石

尿酸の増加で発症します。分尿器の尿酸処理機能や肝機能に問題が見られます。

その他、シスチン結石やケイ酸塩尿石などがありますが、残念ながら原因が解明しきれていないものもあります。

膀胱結石が主な発生場所です。オスは尿道にもできるケースも多く見られます。前述のストラバイト結石とシュウ酸カルシウム結石で、全体の9割を占めます。

悲しいことに、初期症状が小さいので異変が見落とされたり、夏バテやその他の症状と勘違いされることが多いようです。しかし、悪化するまで放置すると、尿の排泄ができなくなることや、尿毒症、膀胱破裂などの重大な症状にまで発展し得る病気です。

結石ができる原因は

結石は、食事中から摂取したマグネシウム等のミネラルが結晶化することで発生します。ミネラルバランスの悪い食事や不足、タンパク質ばかり摂るような食事をしていることが原因となります。

水分量の不足も、結石を引き起こします。飲水量が少ないと、尿中のミネラル等の濃度が上がってしまい、結石の発生が促されます。

加えて、尿道から大腸菌などの原因菌が、膀胱炎や大腸炎などで菌が漏れてくることでも発症します。感染症で死滅した組織が滞留して結石の核となり、そこに食事から摂取された過剰なミネラルがくっついて、結晶化が始まります。

犬の尿石症の場合、人間と同じで尿道の長いオスに発症率が高くなり、また、飲水量が減ることに起因して、冬場にも発症率が高くなることがあります。また、夏であれば暑さから汗をかくことで体内の水分不足が起こり、結石につながりやすくなります。

飼い主さんの生活スタイルによっては、長時間家に閉じ込めっぱなしでおしっこを我慢し、膀胱炎が原因で、合併症として発生することもあります。

治療するには

治療にはいくつか方法があります。悪化していなければ比較的簡単な方法が取れますが、結石の種類や程度によっては手術以外の方法が取れない場合もあります。

・食事療法

結石になる前の結晶の状態であれば、基本的に食事療法や薬の服用で対処できます。体内のミネラルバランスを改善し、石ができにくい体内環境を作り、結石を溶かすことを目指します。

食事療法の場合、タンパク質、リン、マグネシウムの摂取を制限する方向で、食事の内容を変えていきます。

シュウ酸カルシウム結石の場合、食事療法で石を溶解することはできず、手術で摘出します。

結石が小さい場合、点滴などで水分を摂り、排尿を増やすことで洗い流す、カテーテルで直接尿道を洗うなどの方法も取れます。普段の飲水量をよく観察する必要もあるでしょう。療治フードの中には、あえて塩分を多めに配合することで、喉が渇くように設計されているものもあります。

・感染治療

膀胱炎等の感染症が原因になっているのであれば、感染症自体の治療が必要です。結石がなくなっても、感染症自体が感知するまで投薬などの治療は続くでしょう。

・手術

小さい結石や結石の種類によっては、食事療法や感染治療で溶かして排出できます。しかし、大きな結石の場合、手術がどうしても必要になります。シュウ酸カルシウム結石の場合も手術が必要です。

結石を予防するには

治療に食事療法が適しているように、普段の食事が尿石症の発症を防ぎます。ミネラルバランスが優れた食事内容が最適です。様々な原因があるとはいえ、食事を偏らせず水分をしっかり取ることで防げる場合が少なくありません。

そこで、尿石症対策におすすめのフードをご紹介します。

ロイヤルカナン pHコントロール

ロイヤルカナンの動物病院専用の療法食「pHコントロール」は、尿石症を治療する目的の療治用ドッグフードです。

pHコントロールシリーズはいくつかのラインナップがあり、標準の「pHコントロール」、より嗜好性を高めた「pHコントロールスペシャル」、体重が気になる場合のフード「pHコントロールライト」、アレルギー性皮膚炎の場合でも使用できる「低分子プロテイン+pHコントロール」などが揃えられています。

pHコントロールシリーズは、ワンちゃんの体内のミネラル成分のバランスを調整することで、結石の治療や予防効果を発揮します。

ミネラルバランスをこれ一つで調整する機能がありますので、原則的にはpHコントロールを用いている間は、pHコントロールと水以外の食べ物は与えません。おやつもバランスを崩してしまいますので厳禁で、その分の栄養素はすべてphコントロールが補給します。

ミネラルバランスを調整するというその性質上、定期的な尿検査が必要です。必ず動物病院で専門医の診察を受けながら使用するようになさってください。

水分も、尿石症の治療において非常に重要です。体内の水分量が少ないと、原因となる結石の結晶が作られるリスクが高まるので、いつでも十分に与えることも必要です。

また、結石を防ぐために、pHコントロールは水分摂取を促すように作られています。今までの習慣よりも水を飲む量が増えます。十分な飲み水と、我慢せず定期的におしっこできる環境も必要です。

pHコントロールシリーズは特別に調整されたドッグフードです。基本的には長期的に使用しても栄養学的には問題にならないのですが、妊娠中や授乳中のワンちゃんにはタンパクやリンが少ないため、使用しないのが賢明です。

また消化器系に負担をかける可能性があるため、心臓病や腎臓病を患っているワンちゃんも使用できません。

さらには膵炎や高脂血症(コレステロールや中性脂肪の数値が高い病気)を患う場合も使用を控えた方が良いため、pHコントロールの使用にあたっては、医師に十分に相談の上、使用を決めるようになさってください。

療治食として非常に優れたフードで、1キロ当たり1,500円ほどです。その効果から、医師などの専門家の指示に従う必要がありますが、体内環境を整える素晴らしい内容です。

メディコート pHサポート

尿のPH値をコントロールする事で、将来発症する可能性のある病気を予防しようというコンセプトがメディコートの特徴です。予防に効果的で、愛犬の苦痛と将来のリスクを回避させます。

原材料は、ベースにはトウモロコシや米といった穀類を使用し、肉の使用はありません。しかし、魚介の粉末を使用することで、タンパク質を補給します。

メディコートに使用される魚介の粉末は、加工する際に生じる破片や頭部などの廃棄処分をなる部分、人間の食用として使用できない部位を粉末加工した物で、品質自体は同じと言えます。

動物性油脂の配合や肉類としてチキンレバーパウダーを配合しています。肉の風味づけ、食欲増進の目的があります。配合しているマグネシウムやミネラルの数値を調整し、尿路結石のケアをしています。

製造段階の加熱処理で消滅してしまうビタミン類は別途添加し、フードに含まれる栄養バランスを整えています。しかし、合成保存料や合成着色料は使用しておらず、安心して与えることができます。

メディコートは、AFFCO(Association of American Feed Control Official、米国飼料検査官協会)の定める栄養基準を満たしており「総合栄養食」です。ですので、この製品と水を摂取するだけで、犬が生命機能と健康を維持するために必要な栄養分が摂取できます。

むやみに何か別の食材を追加するとミネラルコントロールの効果がなくなるため、これも動物医の定期的な診察を前提として使用しましょう。1キロ当たり870円程です。

ナチュラルハーベスト フラックス

ナチュラルハーベスト フラックスは、結石のリスクに配慮し、尿のpHやミネラルのバランス、尿量を最適なバランスになるように調整することを目的としたドッグフードです。

冒頭で考えたように、予防にはまず尿を排出させることが、どの種類の尿石においても抑制の観点から必要となります。また、尿石の原因となるミネラルの摂取を抑えることが重要です。

フラックスは、尿量の維持やミネラルを必要最低限に抑えることにより、健康を守りつつ結石を予防します。

フレックスはタンパク質もしっかり含んでおり、主原料には低ミネラルの植物性炭水化物源である精製白米やα化米、動物性蛋白質の中ではリンの含有量が少ないターキーを主原料に使用しています。

過剰なミネラルを抑え、結石に配慮したものを主原料として使用しています。その他、低アレルゲン食材でオメガ3系脂肪酸が豊富なサーモンミールなどが、タンパク質として加えられています。

成分としては、粗タンパク質22.5%以上、粗脂肪9.5%以上、粗繊維2%以下、粗灰分5.5%以下、水分10%以下カロリーとなっています。成犬の健康を維持できるタンパク質、脂肪が十分含まれています。

フラックスも同様、総合栄養食としてAAFCOの基準を満たしており、しかし塩分を濃くして尿を出させるフードではありません。そのため、普段の食事として使用することもできます。

また、100gあたり336Kcalと、カロリーも平均的なドッグフードと比較して抑えめに作られているので、体重管理を厳しくしなければならないワンちゃんでも使用しやすくなっています。

フラックスも、他のナチュラルハーベスト製品の例に倣い、エトキシキン、BHA、BHTなどの酸化防止剤、着色料、人工香料などを一切使用していません。

天然の保存料として、ローズマリー抽出物やビタミンEを使用しており、健康やアレルギーにも配慮しています。

原材料から尿石症に配慮したフードで、カロリー控えめがうれしい総合健康食です。1キロ当たり1,900円近い価格がネックです。

Forza10 リナールアクティブ

FORZA10は、獣医学と動物栄養学、さらには漢方原料にも注目してつくられた万能な食事療法食です。

イタリアで40名以上の獣医研究チームがさまざまな観点から開発しています。こちらは欧州ペットフード工業会(FEDIAF)の定める栄養ガイドライン満たします。

2種類の粒が特徴的で、そのうちのひとつはハート形をしており、この「AFS(アクティブフレッシュシステム)タブレット」が、それぞれハーブや栄養素などの成分を凝縮し、閉じ込めています。

シリーズの中で、このリナールアクティブの場合、腎機能の健康に配慮し、AFSタブレットにフィトケミカル(マウス耳ヤナギタンポポ、ハギ、アメリカンクランベリー、セイヨウタンポポ、ベアベリー)を配合しています。

成分としては、慢性腎臓病に配慮して、タンパク質(14%)とリン(0.28%)の含有量を減らしています。しかしタンパク質は必要な分をしっかり配合し、吸収に優れ、加水分解された魚蛋白を使用しています。

心臓病の場合はタンパク質を補うため、本品に肉や魚をトッピングすることが推奨されています。

また、慢性腎臓病に伴う高血圧に配慮して、ナトリウム量を抑え(0.09%)、カリウム/ナトリウム比を7.7に調整しています。

この値は心臓病のワンちゃんに推奨されており、高塩分で排尿を促すフードより心臓にかかる負担を減らし、健康的です。

しかも原材料は全て無農薬です。1キロ1,800円ほどで、高価格帯に属するphコントロールフードです。

アニモンダ ニーレン

ドイツのアニモンダは、食肉加工製品を製造・販売する食品メーカーの子会社で、加工処理などのノウハウを生かしてペットフードを製造しています。

ニーレンはリンやタンパク質が少なめで、ビタミンD3が多く含まれています。慢性腎不全に対処するための目的があります。

タンパク質とリンの含有量を減らすことにより、腎機能を保護します。しかもグレインフリーです。さらに、高品質のタンパク質を適量で供給することにより、尿毒症物質の減少に効果的です。

非常に優れた健康食で、食材や製造環境の品質も抜群ですが、1キロ当たり2,000円を超える価格です。

まとめ

尿結石の予防、あるいは発症してしまったとしても、治療法は存在します。尿検査などで健康状態を見つつ、これらのフードを活用して愛犬の健康管理を行いましょう。

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気にしないでワンコに色々食べさせている飼い主はよくないと思います。